[TOPIC] 本データ集について,日本化学会第85春季年会(2005/03/26-29,神奈川大学横浜キャンパス)で発表 → 03/26・10:00〜11:30 P会場〔化学教育・化学史〕
本データ集は,県立新潟女子短期大学生活科学科生活科学専攻・生活環境化学研究室2003年度ゼミ生の金子祐子さんが,以下の書籍およびその原著に出てくる抗生物質について調べてまとめたものを中心にしています。
- マイケル・シュナイアソン,マーク・プロトキン 著,栗木さつき 訳,「もう抗生物質では治らない 猛威をふるう薬剤耐性菌」,NHK出版(2003)
同書初版第1刷をもとにしているので,抗生物質その他の認可状況や研究動向が現在では異なっている可能性があることはご了解下さい。また,薬剤名・商品名・系統分類方法などは,文献やWeb情報によって異なっている場合がありますので,データを利用する場合は十分ご注意下さい(以下に設置したFDA,厚生労働省サイト指定の検索窓などを利用して確認)。
3次元構造は,複数の資料に当たって正確を期したつもりですが,間違いがありましたら本間までご連絡いただければ幸いです。
分子表示ソフトウェアのChime(ダウンロード方法)で3次元モデルを参照できるようにしてありますが,文献やWeb情報を検索して得られた構造をもとに組み立てて,分子計算ソフトウェアのChem3D(ver.4.0)のPM3法またはMM2法で計算したものです。なお,数分子の構造が見つからなかったため,下記データベースに収録の構造を讓っていただいて計算したものもあります。データの利用をお認め下さった東京薬科大学薬学部・土橋 朗先生に深く感謝いたします。
抗生物質リスト(文献「もう抗生物質では治らない」より) | PDF版 (最新版:2004/02/06)
抗生物質・抗菌剤/耐性菌/院内感染 …旧・Chime版は分子モデルのみ
《分子表示ソフトChime利用》 抗生物質分子データ集 | 抗生物質を含むPDBデータ
《Javaによる分子表示Jmol利用》 抗生物質分子データ集(Jmol版) | 抗生物質を含むPDBデータ
抗生物質の構造式(PDF版) (ChemFinderで参照できるものを除く)
《参考》マクロライド系抗生物質エリスロマイシンの前駆体である6-デオキシエリスロノリド Bを含むP450の1oxa(P450分子データ集参照).
6-デオキシエリスロノリド Bが球棒,ヘムが空間充填,タンパク質は針金モデルでシステインのS原子(計6個)のみ空間充填.
《参考》南アフリカの土壌から得られた放線菌Streptomyces platensisがつくる強力な新規抗生物質プラテンシマイシン(platensimycin)〔左〕と同分子を含むPDBデータ2gfx〔右〕
※Nature記事1・2,有機化学美術館・分館 記事