■桜新町振組
カード初年度発行額は2264万円、消費者も概ね好意的
今年の2月にカード化1年で、消費者アンケートを実施した。
全体としては好意的な回答だったが、「カードをお持ちですか、の一言がほしい」という意見が多かった。
旧スタンプはカードにしてから900万円分回収。旧スタンプ会の引き当て全は800万円で、差額100万円は振組で負担した。最近の回収は殆どなくなり、7月末で打ち切った。
カード化1年の発行額は加盟店67店で2264万円(前年は20数店で約800万円)[谷氏報告]
■千歳船橋振組
加盟店、消費者への更なるPRが課題
昨年11月16日からカードにした。加盟店は40数店で毎月の発行額は100万円程度。スタンプでは20店で年間400万円程度だった。
カードは若い人には好評。ただ、言わないと出さないお客も少なくない。
お客さんがカードを出したのに、ポイントをつけない店があり、お客さんをがっかりさせたのは残念。よく理解してもらわなかった。
また、ためたカードをどう使えばいいかわからないお客も最初は多かった。今年3月から毎月3回2倍セールをやることにした。[石田氏報告]
■尾山台商栄会振組
旧台紙の回収は予想以上、新規加盟したが出さない店も
今年4月からスタンプの発行をやめ印宇式・使い切りのカードにした。消費者の手持ちのスタンプ回収は今年の9月末までとした。「加盟店で使ってもらえば、売り上げ増進になる」と台紙の利用をどんどんPRしたが、予想以上に回収が多く、わずかだが資金ショートの恐れも出て、ポイントとの交換を促す方針に切り換えた。
新たに飲食店や理容店などが加盟し、若い人でも集める人が増えた。
ただ、新規加盟店の中にはきちんとポイントをつけない店も多く、時々お客さんから苦情がある。[安藤氏報告]
■烏山駅前通り振組
9月から新ICカード、電子マネーに近づく
新ICカードシステムにする理由は、旧カードシステムが約10年たち、カードRWなどが老朽化してきたことと、旧ICカードが旧式になり、しかも1枚5000円とコストが高い、など。
新システムの特徴は、
(1)従来、事務局でしか入金できなかったプリペイド入金が加盟店でも可能
(2)プリペイド入金は、提携クレジットカードや地元の全融機関のキャッシュカードからでも可能
(3)カードは、振組発行のえるも〜るICカードのほか、提携クレジットのニコスえるも〜るカードとJCBえるも〜るカードの3種類
(4)従来は、スタンプ満貼りが350枚で500円で、ICカードは300ポイント500円だったのをスタンプと同じく350ポイント500円に
(5)従来は加盟店は事前にポイントを購入していたが、毎月消費者に進呈した分だけを翌月払いに
(6)加盟店の負担は、毎月3000円
など。
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