スタ研では、11月16日に区商連青年部と合同で京都市の西新道錦会商店街振興組合と長浜市の中心商店街を視察します。東京駅朝8時出発、夜
時東京駅着という強行軍ですが、それだけの価値はある視察。参加をお勧めします。
k椏s市 西新道振組
年間3億売るプリペイド、FAX宅配など活発な地域密着型事業
京都市の西新道錦会商店街振興組合は、京都駅から車で10分ほどの下町。
商店街自体は、小規模の最寄り品店が多く、街並みもきれいとはいえないが共同事業は全国でも有数。個々の店も頑張っている店が多い。町内会や病院など地域の団体との関係も深い。
また、4%のプレミアムをつけ、年間3億円以上を売るプリペイドカード(ポイントや家計簿サービス機能も)と買い物券、FAXを安く高齢者などに提供、毎週のように商品や地域の催しなどの情報を流し配達もするサービス、ダンスパーティーや海外旅行会など消費者が参加したくなり、組合として利益をあげ、しかも意欲のある加盟店の販促支援にもなるイベントの企画などで頑張っている商店会だ。
rキ浜市中心街
月4000人の来街者が、9年後に年間150万人に 民間主導の第三セクターが地元財産を活用
長浜市中心街は、『M黒壁』と『プラチナプラザ』で知られている。
(株)黒壁は、地元の中堅企業経営者有志が中心となった第三セクターで、ガラスの製造・展示・販売をする施設を軸に、レストラン、工芸品店など年々グループ店を増やし、10年前は1カ月4000人と衰退していた中心街の来街者を年間150万人以上にまで飛躍させた。
その秘密は、既存の商店街活動とは一線を画し、1口1000万円ずつ出資した少数のグループが責任を持って
進めた街づくりにある。歴史的な建物や街並みを生かし、本物指向の店づくり、回遊する楽しさを実現したこと、若い女性を中心的戦力に育て上げたことなどが特徴だ。
プラチナプラザは、『まちづくり役場』という民間組織(黒壁や中心商店街のメンバーが97年に設立)が、支援
する元気な高齢者が運営する店舗。空き店舗4店をリニューアルして、衣料品や家具などのリサイクル、近郊農家
の野菜販売、惣菜の製造販売、喫茶店などを運営している。
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