『せたがやスタ研ニュース』21号【視察】
視察 報告 |
御殿場市・協組森の腰商栄会視察報告 参加者少なかったが全員が刺激 |
スタ研では、区商連青年部と共催で、11月12日に、御殿場市の協組森の腰商栄会を視察した。参加者は9名。 ■渉外、ソフト、ハードの3組織 同商店街の主な特徴は、協組森の腰商栄会、(株)アクティブモコ、御殿場まちづくり株式会社という3つの組織があり、それぞれの役員の多くが重なっていること。 ■年間6000万円以上のスタンプ 初年度から加盟店約80店で年間6000万円以上を発行したスタンプ事業に象徴される、行動力、企画力、団結力のある組織だ。 ■充実した青年部組織と運営 メンバーが自由に出入りし、憩えるたまり場((株)アクティブモコと協組森の腰商栄会の事務所を兼ねた)をつくり、青年部の定例会では、午後10時過ぎると飲み放題で自由に発言する慣例をつくるといった組織運営は参考になる。また、会合や視察など商店街事業に参加した時は時給500円が支払われるというのも面白い。 ■着実に成果上げる[エピ] ショッピングセンター、エピの初年度年商は採算点ギリギリの7億円、2年目は11月までで前年比40%増のペースで推移。7店中ファンシーショップは、客層とのミスマッチなどで10月末で撤退したが、全体としては順調。問題は次々に出てきているが、それを早く発見し、軌道修正の手を着実に打っていることが順調の理由。 ■商業集積強化など課題 商店街内の集積強化、飲食店街の設置、スタンプ加盟店の意識改革と増強、カード化、そして共同店舗と商店街の有機的関係づくり、住宅誘致などを今後の課題としている。 |