『せたがやスタ研ニュース』26号
消費者からグループインタビュー 尾山台商栄会振組 |
尾山台商栄会商店街振興組合では、昨年、都や国の支援を得て、グループインタビューによる消費者意識調査を実施した。その結果、「消費者の意識と商店の意識は大きくかけ離れている。特に、接客や品揃え、店への入りやすさなどで課題のある店が多い」ことなどがわかり、同振組では、今年の1月から組合員に呼びかけ、勉強会をシリーズで開催している。 ■6グループからヒアリング ■お客との意識のギャップに驚く ■全店の評価を店名入りで公表 |
報告書の要旨
[肯定面] ■ポイントカードサービス ・当商店街の利用促進に効果をあげている ■歩道工事と改修 ・街路がきれい、おしゃれという印象 ■駐車場設置 ・車で来街できるようになった ■ショッピングマップ ・知らない店や入ったことのない店に興味がわく ■その他 ・街路樹、ライトアップ、街路の清掃等の環境整備により、「おしゃれで清潔なまち」として親しまれている ・尾山台フェスティバルも好評で楽しみにされている [不満] ■路上駐車 ・大きな問題で事故やけんかの要因になっている ・車にも歩行者にも危険 ■歩道 ・歩道までのはみだし陳列で歩きにくい ・歩道に駐輪している自転車のため歩きにくい ・駐輪場がないので不便 ■駐車場 ・大型店等に比べ駐車料金が高い
■他地域商店街との比較 ・近くて便利だが、日常生活に必要な業種が全部は揃っていない ・店内を自由に見られる雰囲気がない ・地元意識が強く閉鎖的な店が多い。店の人と顔見知りになると良好な関係になるが、たまにしか行かないお客だと常連客と差別される感じを受ける ・買い回り関係の店は「購入しないかもしれないが、商品を見たい」という場合に非常に入りづらい。店にほかのお客がいない場合、すぐに販売員に勧められるのではという懸念がある ・入口に開放感がない。間口が狭い店が多いことと、ドアが閉まっている店が多いため ・店頭に気を引くようなディスプレイが少ない。外から見ただけでは、店内の魅力がわからない。店内の変化を感じにくい cnッピーロード尾山台商店街と大型店の比較
cnッピーロード尾山台商店街と他地域商店街の比較
■親しみやすいまちづくり ・気軽に入りたくなるような店 入りづらさの改善 ・印象のよい接客 接客態度の改善 ■あたたかいまちづくり 中心的理念 ・常連客のふれあいの場 ・地域の子供を見守る ■ちょっとお洒落、ちょっと素敵なまちづくり ・石畳・街路樹・ライトアップなど 改善事業の成果あり ・日常生活に必要な商品が揃う 業種構成の見直し ・日常生活に潤いを与えるような商品 業種構成、商品構成の見直し ■販売促進 ・お祭り気分をつくりお客様を呼び込む努力が必要。 ・ポイントカードも、より浸透の努力が必要 ■環境整備 はみだし販売の自粛 ・路上駐車・駐輪の整理 ・駐車料金の見直し |
◆マップも制作 ◆1月から勉強会を開始 |