『せたがやスタ研ニュース』33号【02年度のテーマ等】

 02年度のテーマ等を運営委員会で審議

 個店の活用促進や消費者の収集意欲向上
 マニュアル作成等に挑戦


 スタ研では4月9日に運営委員会を開催。2002年度は、集中セミナーを2回行うほか、(1)全体会の回数を 年度より若干増やし、情報交換の機会を増やす(2)各会で大きな問題となっている、スタンプやポイント(以下、スタンプと略)を進呈することに消極的な参加店や、参加しない店への説得マニュアルを作成(3)個店がスタンプの活用法・魅力を消費者にアピールするためのマニュアルを作成(4)この2年間実施しなかった視察を実施する、などの事業計画案をまとめた。
 (2)と(3)は全国のスタンプ実施団体が、苦労している「永遠の課題」ともいえるもので、簡単にできる問題ではないが、「集中セミナーなどで挑戦してみる」ことになった。
 田中省一氏(烏山駅前通り振組)を代表とする運営体制は従来通り。また、区商業課や区商連、そして区商連青年部が側面から支援してくれることも従来通り。
 区内商業は、先行き不安による消費低迷、廃業、空き店舗の増加とスーパーやドラッグストア、コンビニなどチェーン店の出店・販促攻勢、製造業や農家などの直販の動きなど、大きな変化に見舞われている。
 特に多くのチェーン店がポイントカードに力を入れるようになった最近では、スタンプ事業で大型店と差別化できるともいえなくなった。消費者の立場になる品揃えや接客など個店の基本がますます必要とされ、便利で安全、楽しい商業環境など地域としての総合力が問われる時代である。
 だが、スタンプはその総合力を高めるきっかけとなりうる事業であることも間違いない。オオゼキなど強力な商品力、宣伝力と合わせたポイントカードに、商店街はどう対処できるのか。そのためにスタンプ事業では何ができるのか?
 8年目を迎えたスタ研のテーマといえるだろう。

■2001年度

事業報告
 2001年度は従来の月例全体方式を改め、6月と11月に各3回の集中セミナーを実施したことが大きな特徴だった。6月は中里通り振組のスタンプ事業を中心としたケーススタディー、11月はイベントを集中的に勉強した。
 その他の事業としては、(1)全体会5回(うち懇親会と講演会各2回)(2)運営委員会5回(3)スタ研ニュースの発行(5号)(4)メーリングリストの運営(5)共同事業(ホテル飲食店・映画券・ボウリング券・ホテル宿泊券等の紹介・斡旋)を実施した。

(1)全体会 
 
4月23日、8月28日、10月23日、2月21日、3月11日。毎回20人前後が出席。
 うち、10月23日、2月21日は講演会、8月28日、3月11日は懇親会を実施。
 10月23日の講師は、相模原市大野台商店会・前商店会長の福田浩氏(参加55名)。
 2月21日の講師は、立川市羽衣振組・狭山園の池谷健治・和子ご夫妻(参加29名)。
 oW中セミナー
 2回実施、ともに3日間。6月7・11・14日、11月8・12・16日。
 6月は、スタンプ事業のケーススタディ(3日間で延べ67名参加)。中里通り振組のスタンプ事業の現状と 課題、解決策を探る。
 11月は、イベント(3日間で延べ44名参加)。三軒茶屋銀座振組、祖師谷振組、きぬた本村振組の報告、 川崎市登戸東通り商店街役員3氏の講演。 
(2)運営委員会
 
4月13日、5月11日、7月12日、10月2日、12月19日に開催。毎回10人前後が出席。 
(3)『せたがやスタ研ニュース』の発行
 
28号から32号まで5号分発行。
(4)『スタ研メーリングリスト』の運営
(5)共同事業の運営

 
通年。ホテル飲食店・映画券・ホテル宿泊券等の斡旋

決算報告
 01年度は、視察や調査事業を実施しなかったことなどで、38 万円余りの繰越金が出た。

収入   支出  
区補助金

500,000円

*スタ研ニュース編集費

840,000円

会費

250,000円

*事務局経費

300,000円

区商連助成金

300,000円

講師謝金

60,000円

青年部助成金

200,000円

雑費

44,444円

利息

151円

   
前年度繰越金

377,571円

次期繰越金

383,278円

合計

1,627,722円

合計

1,627,722円


                      
*は委託

■2002年度

事業計画〔案)
 
2002年度は、集中セミナー、全体会(視察、講演会を含む)、共同事業(各種チケット紹介・斡旋)、スタ研ニュースの発行、スタ研メーリングリストの運営など、基本的には 年度を踏襲する。多少違うのは、(1)情報交換の機会(全体会)を増やす(2)集中セミナーを1回につき2日ずつ( 年度は3日)にする(3)ここ2年計画倒れになっていた視察を実施する、など。

5月 全体会 
6月 集中セミナー(17日、21日)
7月 全体会〔29日 情報好感・懇親会
9月 全体会
10月 全体会
*9月or10月のいずれかの全体会は日帰り視察
11月 集中セミナー(2回)
1月 全体会(決算期を前にスタンプ会計について)
3月 全体会(講演会)

 また、スタンプやポイントを進呈することに消極的な参加店や、参加しない店への説得及び個店のスタンプ活用法・魅力を消費者にアピールするためのマニュアル作成に挑戦する。

pV年度のスタ研運営体制
 運営委員 田中省一(代表・烏山駅前通り振組)、徳世勇次郎(中里通り振組)、岡村忠義(松蔭神社通り松栄会振組)、宍戸教男(下高井戸振組)、小山哲司(下北沢一番街振組)、下島張次(東松原振組)、谷 清(桜新町振組)、中村利博(東深沢振組)、山田好宏(烏山駅前通り振組)、上田雅典(祖師谷振組)
 事務局 岩切淳子(Pパルフレックス)
 アドバイザー・広報 樋口泰雄(P商店街情報センター)
*4月から区商業課のスタ研担当は角田房子さんから小杉雅之さんに変わりました。
 基本的には 年度を踏襲する(詳細は下表を参照)。

予算(案)
 基本的には01年度を踏襲する。

収入   支出  
区補助金

500,000円

*スタ研ニュース編集費

660,000円

会費

250,000円

*同印刷費

180,000円

区商連助成金

300,000円

*事務局経費

300,000円

青年部助成金

100,000円

セミナー・視察費

200,000円

    調査費

100,000円

前年度繰越金

383,278円

予備費

93,278円

合計

1,533,278円

合計

1,533,278円


                      
*は委託

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