『せたがやスタ研ニュース』37号【NEWS & REPORT】

■尾山台商栄会振組
尾山台ミニコンサート
 尾山台商栄会商店街振興組合女性部が3月1日に、尾山台地区会館ふれあい広場で開催した。
 太鼓の演奏やよさこいそーらんロックなど多彩なプログラムで、雨天にもかかわらず200人が聴きに来た。

■下高井戸振組
しもたか大さくらまつり
 下高井戸商店街振興組合恒例のイベントで、今年は3月29〜30日に開催。ビンゴ大会、ミニSL、サッカーゲーム、エコ抽選会などを実施。
 また、模擬店などで使えるお楽しみ券1000円分とスタンプ台紙1冊の交換会も例年通り実施。今回は614冊(昨年は約400冊)。
 また、今回は初の企画として、
 (1)スタンプ相談コーナーの設置
 (2)「初めて始めてパスポート」
 を用意した。
 (1)については、多くの人がいろいろなイベントに気を奪われ、スタンプについてじっくり相談するという状態ではなかったという。
 また(2)は、買い物をして5店舗のハンコを集めて、チケット交換協力店といわれる4店舗にもって行けば1000枚のスタンプをもらえるもので、台紙を初めて貯める人へのプレゼント。
 お楽しみ券との交換に立ち寄る人が多かったため、新規のお客さまは少なく、今回は11名の方への発行にとどまった。  【荻野氏】
■烏山駅前地区4商店会
台紙1000円セール
 烏山駅前通り振組など烏山地区4商店会のダイヤスタンプ加盟店約130店が、3月23日から30日までの8日間実施した。
 回収は台紙7308冊、ICカード1112枚。


■祖師谷振組
スタンプ納税96万円
 祖師谷商店街振興組合が、02年度決算を終え、払った税金の額。
 しかも、緊急納税対策として決算前の2月に抽選会など約400万円もの大盤振る舞いのイベントを実施した上でだ。
 税務署に話を聞いた税理士さんの指導の結果で、この税理士さんからは、「このままですと、あと4年したら運営的にかなりまずいですよ」という忠告があったという。
 96万円も税金を払うということはかなりの利益があるはずだが、「それがわからないんですよ。引当金を除く残金はごくわずか」とは、同振組の上田雅典理事。
 引当金・回収率予測等々、スタンプ会計は多くの会に共通する問題。スタ研の新年度のテーマの一つになりそうだ。

■等々力振組
ポイントカード開始
 等々力商店街振興組合は、昨年12月1日からポイントカード事業を開始した。愛称は「とどろきカード」。参加店は約40店。
 これは、土曜会という有志の「30円金券事業」を発展させたもの。
 カードは印字式使い捨てタイプで、100円買い上げごとに1ポイントを進呈。350ポイントで満点となり、カード加盟店で500円の金券として利用できるほか、各種イベントでも利用できる。
 東京都の活力ある商店街育成事業の指定を受けて、都と区から3分の1ずつの導入経費助成を受けた。
 約4カ月が経過したが、担当の豊田理事は、「立ち上げという第1段階をクリアーし、従来のお客さんには喜ばれるが多くの商店は負担が増えるだけという第2段階にある。問題は各店の売り上げが上がるという第3段階への移行。販促などいろいろ試行錯誤していくしかない」という。
■きぬた本村振組
スタンプ事業を中止
 きぬた本村商店街振興組合は、4月末でスタンプ発行を停止する。回収受付は2カ月間。ただし、引当金に達成した段階でうち切ることにしている。
 中止の理由は、加盟店が10店強、発行額も年100万円台と停滞し、今後の見通しも厳しいこと、企画運営する役員が少なくなったこと、など。

この人は誰?

 皮ジャンパーに「スタンプ貼ります」「スタンプ2倍」という手作りステッカーを貼っているこの人は?
 本紙を毎号チェックしている人ならおわかりいただけるはずだ。
 「こんなことをするのは彼しかいない」と。
 そう、下高井戸商店街振興組合・赤松屋米店の上保文人さんである。以前にも「人間広告塔」としてご登場いただいた。
 今回は3月いっぱい、このステッカーを貼り、「スタンプ余っていたら私が貼ります」とスタンプ台紙と糊を携帯してまちをまわった。
 手持ちのスタンプを有効に使ってもらい、かつ自店での買い上げに使ってもらおうという狙いだ。
 成果はどうだったか?
 「3月の台紙回収は40冊程度。さくらまつりなどで店での回収が少なくなる時期としてはまずまず」というのが上保さんの自己評価。
 こんな人が何人も出てくるとスタンプ事業は安泰?!

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