『せたがやスタ研ニュース』38号【NEWS & REPORT】
*[ ]内報告者 ■下高井戸振組
■明大前振組 明大前駅前広場にピースメーカーズボックス 長引く景気低迷のせいか、多くの商店街で空き巣やひったくりなどの犯罪が増えている。 明大前地区でも小学生へのいたずらやピッキングなどが増えたことから、交番の設置を要望したが、近くに北沢警察署などがあるため、認められなかった。 そこで、明大前振組では01年10月から地元住民も交え、自警会(愛称、ピースメーカーズ)を結成、毎日のように地域を巡回したところ、行政やマスコミの支援体制ができ、それがさらに協力者を増やすという好循環を生み、子供への性犯罪やひったくりなどが激減、警視庁から表彰されるまでになった。最近では、中小企業庁からも視察に来るなど、関係各方面から注目を集めている。 自警団は30人で、うち振組組合員が20名、残りは地域住民や大学生など。2〜3人の班に分かれ、月曜から土曜まで毎日2〜3回巡回している。 最初は詰め所も何もなかったが、昨年4月からは「道路計画が完成するまで」という条件ながら、区などが無償で土地を提供。プレハブ15平米ほどの建物も区が全額負担で設置してくれ、「ピースメーカーズボックス」と名付けた。 ここには振組役員が常駐、道案内などもしている。 活動は始まって1年半以上になるが、マスコミ報道が相次いでいることもあって、最近も新たな協力申し出者が出るなど盛り上がりは続いている。 役員らは「この盛り上がりをいかに商店街活性化につなげていくかが課題」(希代正幸事業部長)と、今後を見据えている。
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景況◆4月の売上 5月下旬、東京都の商業統計担当者から、アンケート対象店でもある烏山駅前通り振組の田中省一さん(タナカシューズ。スタ研代表)に、「5月になって極端に売り上げが落ちている専門店が多いが、そちらでは?」という電話があった。 百貨店・スーパー売上伸び率・構成比(03年4月)
(店舗数の増減は調整済み) *参考 |