予想の倍以上、120人が参加した 「烏山クリーン・クリーン大作戦」 |
「烏山クリーン・クリーン大作戦」は、烏山地区4商店会共通のダイヤスタンプの地域通貨実験版ともいうべき「いいポン」(いい・こみゅにてぃポイントの略)500円分を、この作戦に参加した人に進呈して、それをお互いの助け合い活動(草むしりや家事の代行、パソコンの指導など何でも)に利用してもらい、最後にはダイヤスタンプ加盟店や、世田谷区の施設(今回は世田谷区文学館、社会福祉協議会運営の同施設内喫茶店)でも使ってもらおうという、市民と事業者と行政が参加する商店会主導の実験。 スタンプから始まった地域通貨は全国でも初とのこと! 今回は、烏山駅前通り商店街振興組合が、地域活動をした人へのお礼用に作っていたエコダイヤ(1枚で通常のダイヤスタンプ25枚分の大きさ。台紙に貼って使うことも、加盟店で50円分の買い物などにも利用できる)を2月の1カ月間のみ有効として「いいポン」と名前を変えて印刷、実験的に活用して、まちづくりと商店街振興に使おうというもの。 主 催:東京商工会議所世田谷支部 |
2月1日(土曜日)、東京都世田谷区の千歳烏山駅前で「烏山クリーン・クリーン大作戦」が実施されるというので、行って来ました。 大急ぎで駅の階段を上がって通りに出ると、ピンクとグリーンの細いリボンを腕に巻いて、自転車を並べ直している3〜5人ほどの一団を見つけました。自転車を歩道に止めようとしている若い女性に「そこには止めないで、駐輪場に入れてね」と注意している人もいます。 中学生か高校生くらいの女の子たちの姿がけっこう多いのが印象的でした。(あとで地元の佼成学園女子校の生徒と判明)。烏山駅前通り振組のサポーター(消費者モニターで約10人)から校長先生に伝わり、そして生徒有志が参加したとのこと。付き添っていた先生は、「参加は23人、いつも地元の商店街にはお世話になっているので、お礼の意味もあって」。 10時頃になると、広場では、「もうきれいになったので集まってください」と声をかけはじめました。三々五々リボンを巻いた人たちが集まってきました。10時10分頃には、散らばって作業していたほとんどの人が集合。 11時頃までという予定でしたが、ダラダラ時間を伸ばすのではなく、きれいになったらテキパキ進行して終了というのは、すごくいいな、と思いました。 「大作戦」でせっせと自転車を並べ直し、通りを清掃し、かなりきれいになったようには思われますが、駅前の歩道という歩道にすき間なくびっしり並べられた自転車の列は、外部から行った者の目には異常に映りました。それにこの日は土曜日なので、いつもよりは少ないはず。いつもはどんな光景なのかとゾッとしました。
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・・・・ちょっとひと回り せっかく烏山に来たので、昨年12月に駅前に出店した地域食品スーパー「オオゼキ」と、周辺の3つの食品スーパー(西友、シミズヤ、ライフ。うちライフは商店街の範囲外にある)をのぞいてきました。 「オオゼキ」は「よしかわ水産」(スーパー)跡に出店。日経新聞社の2001年度食品スーパー調査1000平米未満のランキングで売り上げ上位4店を独占する強力チェーンです。独自のポイントカードを発行しており、烏山駅前通り振組のスタンプ事業にも影響をもたらすのではないかと予想されています。地下という悪条件にもかかわらず、中年の主婦がかなり多いように思われました(10時30分頃)。表には、ポイント5倍の張り紙がありました(写真左下)。 続いて、西友(10時40分頃)、シミズヤ(10時50分頃)、そしてライフ(11時10分頃)と回りました。 自分の家の近くにあったら嬉しいと思ったのは「シミズヤ」。紅茶、ジャム、スパイス、お酒等など、何種類も並べられていて、一般のスーパーでは置いていないような品物も多く、迷うほど選べるのが良かったです。「シミズヤ特選」というPOPのついた商品は特においしそうに感じられて、思わず、無農薬のアッサムティとレモンジャムを買ってしまいました。 [商店街情報センター・K] |
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