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 抽選会用にダーツを手作り!
  
埼玉県の飯能銀座商店街

 先週の水曜日(05/10/26)、埼玉県所沢市のリハビリ病院へ知人のお見舞いに行った後、電車で30分ほど先の飯能まで足を延ばした。知人とは、世田谷区商連スタンプ研究会(スタ研)という会の熱心なメンバー。スタ研代表で、烏山駅前通り振組副理事長でもある田中省一と一緒に来たのもこのため。
 飯能まで足を延ばした目的は、飯能スタンプ会への取材と挨拶。田中さんも、「時間もあるし」ということで、一緒に向かった。

 所沢駅から西武池袋線で秩父方面に9駅、30分弱ほどで飯能駅に着く。飯能駅に来たのは、初めてだった。
 駅は西武鉄道グループのショッピングセンター、ぺペが核テナントのSCになっている。駅前は中低層ビルがずらっと並び、なかなかにぎやか。降りたのは午後4時半頃だったが、駅前通りの歩行者は結構多い。
 
 目指す飯能スタンプ会の事務局は、駅を出て正面の大通りを100メートルほど直進、最初の交差点を左折した銀座通りの奥の方、飯能銀座商店街協同組合の事務所にある(以前は同協組がスタンプを単独で実施していたが数年前から中心部全体のスタンプ会に拡大)。

 事務所に入ってすぐ目についたのが、直径1メートルほどの大きなダーツの円盤。同協組の売り出し「めっけもん横町」の抽選会に使うものだ。
 売り出しは10/28〜30の3日間。この間にチラシに広告を出した30店で買い物などすると店印を押してもらえる。この印の数により、1〜15回(1店なら1回、3店なら4回、10店なら15回)ダーツができる。
 抽選会本番は売り出しの最終日、30日。
 景品は「高級上州和牛ステーキ2枚」5本、商品券2000円分10本、玉子6個入り100本、ボックスティッシュ150本など7種類、375本。「なくなり次第終了」だ。

 同行した田中さんから、「これおもしろい。写真撮ったら」という要望もあり、役員さんの了承を得て、撮らせていただいた。

青年部員ら手作りのダーツ装置。円盤部分の素材は段ボール。表面に景品により色を変えた模造紙が貼ってある。等分ではなく、当選数の少ない上位景品ほど面積は狭い。

*ダーツの右側に並んでいるのは生ごみ処理機など。飯能銀座は環境問題にも力を入れている。

基本構造をつくったのは協組役員の自転車屋さん。裏を見て納得した。自転車の車輪がつけてあり、それで円盤を回す仕組みになっている。
 このダーツを使うのは4回目とか。

 景品名などを表の模造紙に書き、仕上げるのは青年部員ら若手の仕事という。結構楽しそうにやっているようだ。
 事務所に入った時も、青年部員らしい若手3人ぐらいがパソコンをいじりながらあれこれ話し合っていた。まとまりと行動力が感じられた。

 取材に応じていただいたのは、飯能スタンプ会の会長、大久保光一さん(飯能銀座協組の元理事長)と財務担当役員の木下孝之さん。
 スタンプ事業の最大の課題は、ここでも加盟店の意識改革。「自店の販促のためにお客さんにどんどんもらっていただく」という意識が弱く、おつきあいで参加している店がまだまだ少なくないということだった。

 「買い物してダーツを」と呼びかける新聞紙大のチラシ。裏に参加店30店の広告が。

 お話を伺った後、銀座通りを駅に向かう途中でこんな横長の照明入り看板が目についた。墓石などを扱う石屋さんで、積極的にスタンプを活用していることはすぐにわかる。

<追伸>
 本日(10/31)、抽選会の結果を聞くため、飯能銀座に電話したら、いつも(といっても電話したのは3、4回だが)親切に教えてくれる事務員さんは不在で、「ただいま、留守にしております」のメッセージが流れてきたので切ろうとしたら、青年部員らしき男性が「もしもし」と出てきた。
 それで、「昨日の抽選会どうでしたか」と聞いてみると、これまた親切に教えてくれた。
 抽選会は10〜3時だが、1時半頃には景品がなくなって打ち切り。
 「主催者としてはもっともっと盛り上がってほしいが、景品が余った前回と比べるとよかった。今回は、多く店をまわるほど抽選も多くできるようにしたこともよかった」とのこと

[商店街情報センター・樋口]

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