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・96年度全体の数字やイベントなどの詳細は『商店街通信』35号に掲載
・96年4月～6月は32号
・96年7月～9月は33号
・96年10月～12月は34号
・97年1月～3月は35号
■発行回収状況
【発行】
発行額前年同期比４％以上増加は６団体21％、４％以上減少は14団体50％。発行額全体では100％。
発行額伸び率１位は協組サロベツドリームスタンプ会の398 ％増。96年４月からスタンプの仕組みをリニューアル。若手を中心にイベントなどを活発にしたことなどにより、町民の支持を高めたことが大きい。神辺わかば会もリニューアルで97％増。
こほくん商業協組の発行額29％増は、有力加盟店が他町に出店、その店でもこほくんのポイントを出したことなどによる。同様の理由で回収額も52％増。
このほか発行額が順調に伸びたのは、津幡町販売事業協組の17％増、直方スタンプ事業協組の16％増、三ケ日町えびすカード店会の15％増など。
【回収】
回収額前年同期比４％以上増加は10団体36％、４％以上減少は13団体46％。回収額全体では99％。
■主な動き
発行条件変更
・直方スタンプ協組は、消費税５％対策として、現在300枚（ポイント）の満貼り台紙を350枚にするべく検討中。また、加盟店にも消費税を負担してもらうかどうかについても検討中。
・丸亀中央振連は、４月から満貼りスタンプ枚数を336 枚に。
・斜里ポテト協組は12月から、スタンプ台紙の満貼りスタンプ枚数を200枚とし、消費者は通常200 円で使えることとしたが、10～12月の回収実績では、大半が従来の330
枚貼り500 円の台紙のため、『スタンプ枚数』は330 枚とした。
広域多機能ＩＣカードの実験開始
斜里ポテト協組では、周辺３町（佐呂間町、訓音府町、生田原町。100ｷﾛ前後離れている）のスタンプ会と合同で、オホーツクカード協同組合を結成し、多機能ＩＣカードの実験運用を12月11日から開始する。当面は、スタンプと釣銭積立サービス。次いで、クレジット、プリペイドなどのサービ スも加える。加盟店は１ポイント１．８～２円で負担し、消費者は１ポイント１円で使える。
カードは４町共通だが、従来のスタンプは、それぞれの会で続ける。斜里ポテトの場合は、330 枚500 円だったのを200
枚200 円とする。
カード化
塙サービス会では、96年９月からスタンプ発行を停止し、ポイントカードに切り換えた。同時に、従来300 枚で満貼り500 円を350
ポイント500 円とした。
・協組さくらシール会では、ポイントカードの導入を決め、来年早々に臨時総会を開き、４月から開始する予定。
チラシ、DM、会報についてのアンケート結果
１）チラシ
・回答27団依中大半が折り込みチラシを実施。18団体が年６回以上実施。
・春日部協組は、手渡しチラシを出している。この秋は２年ぶりに折り込みを出す。
・秋田市協組は、５月からポイントカードを開始。最初は、全世帯に投げ込みチラシと点数入りのカードを配った。チラシ計画は未定だが、９月から地元紙に毎月２回程度、２段ないし３段の半分のスペースを買い取って記事広告を掲載、その中で個店の広告も随時出していく方針。
・チラシは出していない団体でも、年２～３回店頭ポスターを配付している団体は多い。
２）DM
・実施は、直方スタンプ協組、土手町振連、佐世保協組、協組あたみ、（株）モコの５団体。（株）モコ以外はポイントカードを実施。（株）モコは台紙の顧客情報を蓄積している。
３）会報
■イベント
協力店制度
丸亀中央振連では、回収だけ受け付ける協力店制度を４月から導入し、新たに52店が協力店に。
田辺市振連が５月から毎月第２土曜に実施しているナイトバザールで、昼間はスタンプ２倍、バザール時間中は５倍など、スタンプを活用する店の健闘が目立つという。
買い物に使われた台紙で抽選
直方スタンプ協組が昨年11月から始めている加盟店での買い物に使った満貼り台紙（カード）から毎月抽選で買い物券5000円分を30人に進呈する企画が好評。もっと当選を多くという要望で、４月から3000円分50人とした。
根強い人気の旅行招待
・加賀屋市場商店街では、「しばしの旅を忘れて旅の三昧」をキャッチフレーズに９つの旅館・ホテルから、好きな宿泊先を好きな時に行ける宿泊券を台紙で交換できるようにして、好評だった。いずれも、ペアで２～５組と招待数は少ないが人気を集めたという。
・このほか墨田区商連の日帰り・谷川岳ロープウエイ、紅葉の宝川温泉、協組さくらシール会の山形花笠踊り、仙台─松島なども好評だった。
東京Ｄランドは相変わらずの人気
協組下館専門店会では、２、３カ月に１回、パスポート交換を実施。その都度、すぐに定員に達する人気。（株）アクティブモコでも、毎年１回はバスでの招待を実施。
招待旅行の多くを市販のパッケージツアーに切り換え
山中スタンプ会では、経費節約と若い消費者の希望に応えるという２つの理由から、温泉や上高地など招待旅行の多くを市販のパッケージツアーlに切り換えることにした。
・協組下館専門店会では、夏まつりに神輿の写真入りうちわを制作し、好評を博した。同協のスタンプ愛称は、『わっしょいスタンプ』。
・直方スタンプ協組は、福岡市の『キャナルシティ博多』での劇団四季・オペラ座の怪人のチケット交換を実施したが、早くから行列ができ、キャナルと怪人の人気をみせつけられたという。
スタンプラリー 人吉、秋田、松葉町が初めて実施
・協組人吉商連は初めて実施し、お客さんには大好評。ところが、組合は30万円の予算が134 万円の決算に。期間が40日と長すぎたこと、15店以上でスタンプ3000枚、75店で１万枚としたところ、15店コースに何度も挑戦する消費者が多かったことなどによる。
・秋田市協組でも初めてラリーを実施。５店以上でそれぞれ1000円以上買うと200 ポイント進呈としたが、1000円以上いくら買っても１印としたのに、5000円で５つの印を押した加盟店があったり、ラリー台紙には同じ店の印が２つ以上あるのは認めないということだったが、２回目に来店したお客に２度目の印を押す店が出るなど、手違いがいくつかあったという。
スキーリフト共通券は好評
烏山駅前通り振組が台紙３冊で4500円券先着50名、４冊で5000円券先着50名と交換する企画を２月６日から実施。ともにすぐに定員に達した。初の企画だったが、好評につき、今後も実施することに。首都圏を中心に各地のスキー場で使えるリフト券を３分の１程のスタンプで交換できるためか。
人気イベントは先着がいいか抽選がいいか？
直方スタンプ事業協組が実施した相撲九州場所や札幌雪まつり招待は非常に好評。雪まつりは前日に定員の25名に達し、全員が徹夜（大相撲も定員40名の大半が徹夜）で組合員がストーブを用意した。寒い時期なので交換方法の再検討が必要。
＊ただ、同じ九州で大相撲招待をした佐世保福栄会協組では、12名の定員に参加は10名だった。交換枚数を減らした代わりに添乗員なしとしたせいらしい。直方は会場に近いが佐世保からは若干遠い、ということもあるのか。
若者に音楽ギフトカードプレゼントは人気
・直方スタンプ事業協組が500 円のギフト６枚セットを台紙（カード）３冊1500円相当と交換する企画で10月に実施。定員は10名と少ないが、若い世代にアピール、非常に好評だった。
・土手町振連でも、人気ＣＤ交換券プレゼント（台紙１冊または300 ポイントでシング ル、３冊分でアルバムを30名）を11月にはがき応募方式で行ったが、やはり若者に好評だったという。
お年玉付き年賀はがき交換 タイミングもポイントに
東大阪市の小阪スタンプ会は、11月９日に実施（台紙２冊1000円相当で50枚）して 好評。毎年の定番イベントになっている。
一方、人吉商連でも、年賀はがき交換（台紙３冊1500円分で50枚）をしたが、こちらは初の企画で好評だったが、交換日が11月20日から25日と少し遅かったため、「もう買った後だった」という声も多かったとのこと。
800 円セール実施月は預金回収が増加
三ケ日町えびすカード店会が１月に４日間実施したが、回を重ねるごとに回収が増えており、このセールを実施した月は預金回収が増えていることがわかったという。これは、シール交換できるのは２冊（チラシにシール２枚印刷）なので、手元に残った満点カードを預金する消費者が多いためでは（同会の夏目専務理事）。ちなみに、同会の回収の70％強は加盟店利用、20％強がイベント。預金は３～４％で、絶対額は少ないが、伸び率は高い。
通常500 円の満点カードを1000円の金券と交換
塙サービス会が12月15日から３日間実施、500 人が2308枚交換した（１人20枚迄）。
宝くじには根強い人気
こほくん商業協組が11月にカード化３周年記念セールとして、ポイント３倍セールと年末ジャンボ宝くじ10枚プレゼント（満点カード４枚。定員100
名）を実施したが、前年も実施した宝くじは前年以上の人気。当たりもたくさん出て、今年も期待できそうという。
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