スタンプ&ポイントカード徹底活用研究

「肉のわかば」の記事は『商店街通信』34号(97年5月発行)で詳しくご紹介しています。

 「肉のわかば」(株)笹川商店 秋田市・秋田市共通商品券協同組合・ほっぺちゃカード

 ポイント負担はキツイが、
 喜ぶお客がいる限り出し続ける

 もともと品質と値段には自信があり、かなりの固定客をつかんでいる店で、負担増となるスタンプやポイントカードサービスを導入することは効果があるのだろうか。従来通りのやり方で売り上げが維持できる場合に、スタンプやポイントサービスを導入して、しかも利益率を同じかそれ以上にしようとするなら、売り上げを伸ばすか、他の経費を減らすことが絶対条件になる。
 秋田市の『肉のわかば』は、夕方の繁忙時間帯には戦争状態になるほど忙しい店だが、秋田市共通商品券協組がポイントカード(ほっぺちゃん)を開始するにあたり、悩んだ末、加盟。ポイントを徹底して出すことで、組合で実施する10倍セールでは、今まで最高の来店客数を記録した。新規客が増えたという感じはないというが、来店客数の割に売り上げが多いという実感はあるという。
 売り出し時などにはポイント入力操作をしている時間もないほど忙しいため、色を変えたレシートを発行して、お客さんには後日持ってきてもらって入力するなどして対応している。ポイント負担は約1.2%。


肉のわかば
店頭にはほっぺちゃんカードの目印ののぼりを掲示

経営者の笹川友介・仙子さんご夫妻
夕方などはポイント入力操作をする
ひまもないほど忙しい店内

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