商品券・プリペイドカード実績調査結果要旨
 2004年度の動き
 
*決算月は会により異なりますが本調査では、2004年4月から2004年3月までの1年間としました

・2004年度全体の数字やイベントなどの詳細は、『商店街通信』54号に掲載
・2004年4月〜6月は52号
・2004年7月〜9月は53号
・2004年10〜12月&2005年1月〜3月は54号

1・発行回収状況 
 発行額増は6団体23%、減少は15団体58%
 回収額増は8団体30%、減少は14団体54%

【発行】
 前年同期比4%以上増加は6団体23%(03年度19%)、4%以上減少は15団体58%(03年度は59%)。
 発行額全体では前年同期比8%減(03年度は1%減)。

 春日部市商業協組の73%増は、04年度から市が同協組の共通商品券を買い上げることにしたことが主因・
 斜里ポテト協組の24%増は、「便利さが浸透、香典返しの増加や従来利用のなかった団体が記念品代わりに購入するようになったためでは」(棚山事務局員)。
 世田谷区振連の18%増は、03年度は発行しなかったプレミアム商品券の発行(1億1000万円分)が主因。
 協組高岡市商店街連盟の18%増は、03年12月から04年11月まで退職金やボーナスから共通商品券を購入する場合に5%のプレミアムをつけるキャンペーンを実施、2000万円の売り上げがあったことが主因。
 板橋区振連の84%増は、03年度に実施したプレミアム商品券を発行しなかったこと、区の買い上げが減少したことなどのため。
 水沢商店協組の32%減は、ジャスコを核とした商業ビルが昨年4月から扱いを停止したことが主因。
 
【回収】

 前年同期比4%以上増加は8団体30%(03年度は26%)、4%以上減少は14団体54%(03年度は59%減)。
 回収額全体では前年同期比5%減(03年度は1%減)。
 春日部市商業協組の69%増、世田谷区振連と斜里ポテト協組の各18%増は、いずれも発行増に伴うもの。
 秋田市共通商品券協組の19%増は、3月で有効期限切れとなった未回収商品券を回収に繰り入れたことが主因(事務局)。
 板橋区振連の60%減と、水沢商業協組の28%減は、いずれも発行減に伴うもの。
 
■プリペイドカード
 オホーツクカード事業協組の発行額17%増は、2月11〜28日にプレミアム5%アップセールを行ったことが主因。

2.その他
●5年前発行分の累計回収率は98%
 秋田市共通商品券協組では、00年度の発行分から有効期間を5年としている。その最初の年度、00年度発行の共通商品券の有効期間が今年3月で切れたが、累計回収率は98%、未回収率は2%だった。

●商店街のイベント等でスタンプと連動販売
 協組神辺わかば会は04年8月に地元商店街の夜店、同10月にまちの「ウッドフェスティバル」で共通商品券買い上げ客に2〜10倍分のスタンプが当たるダーツで抽選会を実施、合わせて1000万円分を販売した。

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