Las Chicas del Can


   
JUANA LA CUBANA
(1990 BOMBA RECORDS BOM2008)

恐怖のメレンゲ・イケイケ・全部ネーチャン・バンド、ラス・チカス・デル・カンであります。
ドミニカの怪人ウィルフルド・バルガスによってプロデュースされた女ばっかりのバンドで、エッチで健康的なお色気にあふれております。このアルバムは86年から89年までのベストを編集しておりまして「パピ・トゥ」「ランバダ」そしてオリビア・ニュートンジョンのヒット曲「ジョリーン」など幅広く収録されています。もちろんメレンゲね。とにかく濃い。

このアルバムの腰振り度は



   
CULECA
(1992 BOMBA RECORDS BOM2050)
相変わらず絢爛豪華なジャケットであります。1曲目のミリアンちゃんがかわいい声です。こういうかわいい声で甘えられたらたまりませんなあ(笑)。相変わらず全曲にわたって「ラス・チカス、デル・カンッ!!」と叫んでおります。これだけ自分らの名前をアピールする歌手はいないのではないでしょうか。しかし収録曲の約半分がミリアンちゃんのヴォーカルでないのが残念。

このアルバムの腰振り度は



   
SUMBAREO
(1991 BOMBA RECORDS BOM2023)
紹介する順番がむちゃくちゃだが、気にしない(笑)。実はこのアルバムがワタシとデル・カンの出会いなのですね。それだけにこのアルバムは印象が強いです。いきなりサンプリングを使った「え・え・え・え・え・え・くえるぽー」のミリアンちゃんの声がはじけてします。曲の日本語タイトルが「からだが痛ーい!(ちっちゃなカラダ)」というこの曲はあなたが好きでカラダが痛む、この痛みを直してくれるのはアナタだけ、というワケのわからない内容でありますが、ノリは抜群です。最後の「アーっ」という声も色っぽいし4曲目の「えへーん」もいい。このアルバムでは9曲目の「DERRAMANDO SUENOS(夢見てばっかり)」というのが特にいいですな。コロの入りがよくできている。思わず一緒にハミングしてしまいますな。歌詞も「夢を見たいから服を脱ぐの」ということでたまりまへん。

このアルバムの腰振り度は



   
EXPLOSIVO
(1993 BOMBA RECORDS BOM2052)
メレンゲ界のスーパーバンド、ラス・チカス・デル・カンでありますが、ここにきて何を思ったのか、プロデューサーのバルガスはなんと、メンバーを全員入れ替えてしましました。これを暴挙と言わずして何としよう。メンバーが全員違ってしまえば、全然違うバンドじゃないの。でも「ラス・チカス・デル・カン」だもんなあ、プロデューサーの理想を追う姿勢が旧メンバー全員解雇という形になったのでしょう。それにしても・・・
でも、ますますパワーアップされているので特に許そう。声もミリアンちゃんに似ているんですよねえー。バックも力が入ってまして6曲目「TIBURON」ではメタルギロがこれ以上ないというくらいに曲を盛り上げています。意味は「鮫」。「鮫がきたー、逃げてー、きゃーっ」てな内容ですが甲高い声でキャーキャー叫んでおり異常な盛り上がりとなっています。この他、「私があなたにマッサージをしてあげる、どう?いい?その代わり私にもマッサージをしてね。もっともっと・・・あなたのマッサージは大好きよ」とか「私の彼氏はぶさいくさだけどお金があるから好き」「私の体にはダイナマイトがある、あなたが抱きしめたのでもう爆発するしかない」などキワドイ内容が多く、そのメレンゲの激しいリズムとともに歌の内容も楽しめます。(歌詞カード付き)ジツは私、このメンバーでライブを見ているのですな。いやー、色っぽかったです。歌の内容より、ちょっと大人びていましたが退屈しませんでした。

このアルバムの腰振り度は



注:画像はそれぞれのCDジャケットから引用しました。


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Masanao "Maa" Shimizu (C) 1997