Dancin' In The Light

ジャケット

[ALBUM] 河合その子
(1989.3.21) CBS・ソニー

何億光年の旅をしてきた・・・あなたもようこそ。
【海外レコーディング第2弾】

『生まれたままの風』が最高......MORE

レビュー

 

現時点で、ラスト前2作めであり、その子さんがはじめて、シンガーソングライターとしてのアイデンテイテイを確立した、記念碑的作品だと思っています。

 8曲め「海の足跡」では作詞・作曲・編曲すべてをてがけており、音楽に対する強い意欲が感じられます。次作「Replica」ではその意欲がさらに増したように感じられ(ジャケットはこちらの方が好きです)、さらなる作品が楽しみでありました。

 ・・・が、あとは周知のとおりですね。先日発売されたベストを聴いて、「ううむ、この人は世間において正当な評価を得られなかった、不遇の人だ」と思いました。「午後のパドドウ」に見られる少女性(処女性?)。「JESSY」で発現するエロース。両者のインターバルがたったの1年半とは、まったく驚嘆に値します。売り方次第では、工藤静香を超える(セールス面だけでなく)存在になっていたかもしれません。

 86年中期〜87年中期において完成を見たヨーロッピアン・スタイルは、大貫妙子さん以来ともいうべき、オリジナリテイあふるるものでした。ああ、実に惜しいです。かつて、とある雑誌で「竹内まりやさんのようになりたい」と話していた彼女。今からでも、決して遅くはないでしょう。30代を迎えた彼女の心証世界をうかがってみたいものです。今回リコメンドしたこのアルバムの1曲めのメロデイは、その子さんへのレクイエムにきこえてなりません・・・・・・。【恋のチャプターAtoZ】

レビュー

Hillsideの星空

メロディ、アレンジが秀逸ですねえ。これ外人さんがアレンジやっているのですか。とても洗練されている印象です。ミドルテンポでビートをたんたんと刻むリズム隊と印象的なフレーズを奏でるシンセサイザーが80sのいい所をしっかりと引き出しています。「洋楽しか聴かない!80sが一番!」と言う人にもぜひとも聴いてもらいたい曲です。曲としての完成度が相当高いと思います。アイドル然としたとこはどこにもありません。その子さんのVo.もとてもリラックスしてゆったりとした雰囲気ですね。これはもしかしてものすごい名曲なのでは…。

色々な歌い方ができる河合その子さん、悪く言うと「これ」というものがないとも取れない事がないかもしれません。でも私はこの曲のように力を抜いた素に近いと思われる歌い方をしている時の彼女の歌はとても魅力的だと思います。 (投稿より)

収録曲:

  1. Libra
  2. 生まれたままの風
  3. Contrastのすきまで
  4. Hillsideの星空
  5. Marvy Lady
  6. Crazy Thing
  7. ふたりぶんの背景画
  8. 海の足跡
  9. 淡い紫のブライトライツ
  10. Dancin' In The Light

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いさのしん

最近テレビで見かけなくなったなーっと思っていたころに届いたこの名盤。おニャン子時代に比べたら格段に歌もうまくなり、何度も何度も聞き返した覚えがあります。当時まだ高校生で父親に誕生日プレゼントで買ってもらったなー。2002年のこの時代でも十分通用する名盤です。受験で苦しかったとき、支えてくれた一枚ですね。

ジェミニの涙

このアルバム制作の前にライヴで試作曲を披露してくれたんだけれど、その子さんが作曲した曲が4曲が収録された訳だけれど、ライヴで披露してくれた歌詞やアレンジの方が好きだっただけに、発売されたときはショックだった。お蔵入りした外国人が作曲した3曲も好きなのに。だから、「Dancin'In The Light」の続編として発売して欲しい。

KAIE

その子ちゃんの透き通った声が大好き。自分で作曲している『生まれたままの風』が最高です。とにかく、全部のアルバムが名作です。