なんとなく、高井には秋のイメージが似合うような気がする。もっとも、この曲は9月に発売された事もあって「秋の別れ」的な情景が思い浮かばれるが、高井"演じる"この一途な想いには、せつなさの中にもドラマティックな別れの瞬間が伝わってくる。 前作、「情熱れいんぼぅ」では、明るくポップな"元気な女の子"、「うそつき」ではまた違った高井の一面が見受けられるが、3rdシングル「約束」にどことなく通じる物が感じられる。
しかしこの2面性がまったく別物かというと、そうではなく、高井が歌う曲において共通するのは「あなたを想う、ひたむきで一途な想い」ではないだろうか。高井の曲を愛する方は、たぶんこの辺りに共感を覚えるのではないだろうか、、、。
アレンジャーには高井サウンドでは既にお馴染みとなった清水信之氏を起用しているが、こちらも、迫る夕暮れにせつなさのスピードを促すかのようなアレンジが歌詞とピッタリとマッチしている。「あなたの他には愛せないのに、、、」純粋な気持ちは本物だったと信じたい、、、。【Yuusuke】