ホワイトラビットからのメッセージ/ジェリービーンズのロマンス

(1987.1.1)EPIC・ソニー

オリコン最高1位
売り上げ17.4万枚

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 レビュー (「特選 今月の一枚」 99年1月 ピックアップ)
 満里奈のシングル第二弾であるが、デビュー作「深呼吸して」ではwithおニャン子であったが今回より全くの単独となり、シングル・アルバム共にジャケット写真に「MARINA」のロゴを入れるようになったのもこの曲からである。

 高音のトランペットから始まって最初から最後まで明るい曲調で仕上がっており、思わず口ずさんだり体がノッてしまうほどノリが良い。この曲に限らずおニャン子の歌は、CDで聞くのも良いがテレビ(ビデオ)で見るのが一層良い! 例えばこれを夕ニャンで歌う時の衣装がまたかわいい(^^)。白地のミニのワンピでまさにホワイトラビットといった感じである。更に前作よりもダンサブルな振り付けで、この曲でマリナワールドがすでに完成されているといっても過言ではない。

 詩の方はというと、手紙とも年賀状とも思える昔の友人からのメッセージが新たな恋の芽生えを暗示してあり、期待に胸を膨らませている状態を歌っている。そーゆー状況って確かに胸がドキドキするぅ!と思わず叫びたくなってしまい、ましてそれが新年となると今年は良い年になりそう…と思ってしまう(筆者の場合は勝手な勘違いで終わることがほとんどだが)。

 ホワイトラビットというのはちょうどこの曲の発売日が87年1月1日という縁起の良い日で兎年にちなんだもの。そしてふと気がつけば99年は兎年。あれから12年も経つのだなぁ…と、ふと感慨深くなってしまう(ちなみに筆者の干支も兎である)。新しい年、満里奈とおニャン子とこれを読んでいる皆様に、いい事ありますように…【TAKUYA】