Money Monsoon

Reinhold Wittig作
４人〜６人用


内容物：
8面サイコロ、プレイヤー駒６色各２個　ゲームボード
得点コイン：
赤（1ポイント）白（10ポイント）緑（50ポイント）ピンク（100ポイント）
※この色のコインが必ずしも入っているとは限りません。なお、オリジナルルールなどでは色とポイントの関連性がこれとは若干違っていますが、これは私自身の主観で変えています。各自分かり易いようにコインにポイントを関連付けてください。

準備：
各プレーヤーは同じ色の2つの駒をとって、スタートポイント（矢印の描かれた部分）に置きます。
各プレーヤーはおのおの400ポイントを得ます。残りのコインは銀行として一ヶ所に固めておきます。
全プレーヤーに紙と鉛筆を与えてください。
スタート・プレーヤーを選んでください、それから、時計回りに遊んでください。


目的：
ゲーム終了時、最も多くの点を持っているプレイヤーが勝利します。

ゲームプレイ：
手番プレーヤーはサイコロを転がして、その出た目を競売にかけます。
各プレーヤーは、ひそかに紙に自分の入札額を書きます。
競売人は、参加しても構いません。

一斉に紙を公開し、もっとも高い値をつけたプレイヤーがサイコロの出目を競り落とします。　落札者は競売人にコインを支払いますが、もし競売人が落札した場合は銀行に支払います。
落札者は、入札時に２番目に高い数値の額を払います。
例：　プレイヤーAが競売人です。プレイヤーABCDが一斉に紙を出します。　A:5、B:14、 C:7、 D:10、となりました。14と書いたBが落札しました。しかし実際に払う額は２番目に高い数字を書いたDの10が適用されるので、Bは競売人Aに対して10ポイントをコインで支払います。

※もし最高値を付けたプレイヤーが同数で２人以上いた場合の処理が書かれていません。この場合、次に高い値をつけたプレイヤーに権利が移るというのが一番適しているかもしれません。つまり数値がバッティングした場合は無効となるのです。万が一全員が同じ数値を書いた場合は、競売をお流れとして手番を終了させるか、あるいはしきり直すかは各自決めてください。


サイコロの出目を獲得した落札者は２つある自分の駒のうち、どちらかをサイコロ出目の数だけ進めます。進む方向は前後どちらでも構いません。ただし行って戻るというような進み方は出来ません。
このとき、駒が1つあるいは複数の他の駒がいるマスで止まったなら、そこのマス内にいるプレイヤー全員が入って来たプレイヤーに対して各自50ポイントを支払わなければなりません。
駒が前にも後ろにも進めるのは、他プレイヤーがいるマスで止まるために、わざと後退するという戦略が成り立つからです。

例：赤い駒2つと緑の駒1つが存在するマスに青い駒が止まりました。青のプレーヤーは150ポイントを得ます：
赤いプレーヤーが50x2で100と、緑のプレーヤーから50。

こうして駒を動かしてポイントの処理を行ったのち、次のプレイヤーに手番が移ります。


特殊な出目８：
サイコロをふって「8」が出た場合、ちょっと特殊な処理が発生します。基本ルールは通常と変りませんが、数字の８を２つに分ける事になります。
「8」の出目を競り落としたプレイヤーは、その数字のうち４までしか獲得出来ません。つまり４しか進めないのです。
残りの４は入札時に、最も低い値をつけたプレイヤーが獲得します。
この低い値で落札したプレイヤーには、コインを支払う義務は発生せず、無料で手に入れる事が出来ます。

もし最も低い値が同数で２人以上いた場合、権利は次に低い値をつけていたプレイヤーに移ります。
このため、最高額で落札したプレイヤーが結局どちらの４も獲得する場合もあり得ます。
駒は、まず最高額で落札したプレイヤーが動かし、のちに最少額で落札したプレイヤーが駒を動かします。


便利な出目７：
7を落札したプレイヤーは、この数値を自由に2つに分けて、各駒に割り当てる事が出来ます。
分けずに１つの駒を７つ進めても構いません。

ゲーム終了：
1つの駒がトラックの端（ゴール）に達するとすぐに、暖かい雨が降ってゲーム終了となります。
このプレーヤーは、500ポイントのボーナスを受け取ります。
この時点で、ゴールに一番近い２番手プレイヤーは300のボーナスを受け取り、そして、3番手は150を受け取ります。
複数の駒が同じマス内にいる場合は各自均一にボーナスを割ってください。
（もし８の出目で２人のプレイヤーが進み、どちらもゴールに達した場合、最初にゴールした者のみ500ポイントを得るか、あるいはポイントを２つに分けて与えるかは各自前もって決めておいてください）

ボーナスが払われたあと、最も多くの点をもつプレーヤーが勝者です。

破産：
プレーヤーがゲームの途中で全てのポイントを失った場合、見返りに10%の利子で銀行から借りることができます。（終了時に利子を払います）