Wind City
Reinhold Wittig作
2人〜5人用
内容物:
ボード、ルール、ハリケーン駒、25枚のカード。 家の駒12個各6色、 コイン約90枚:黄色は1ポント、緑は3、そして青は5。(青は観測所マーカーと兼用)
※コインは必ずしもここに記載された色とは限りません。その場合は適当に割り当ててください。
他、用意する物:紙とペン。
ゲームの目的:
この海沿いの都市には始終竜巻が発生し、家を破壊して行きます。プレイヤーは竜巻が去るまでの間に出来る限り家を守らねばなりません。そして終了時に生残った家のポイントを換算し、最も高いポイントを得た者が勝者となります。
準備:
それぞれのプレーヤーがコイン(黄色5枚、緑5枚と青4枚。)と12個の家を手に入れます。
カードをシャッフルして、そしてボードの近くでそれを置いてください。
ボードは海のセクション(Meer)と、4つの陸地のセクション(Land)があります。(セクションは太線で区切られています。)これらの各セクションに、2つの青のコインを置いてください。これが測候所マーカーとなります。
(ドイツ語ルールの図を参照、×印が観測所)
最初のプレーヤーを決めます。 順番は時計回りに行います。
なお、ゲームでの方位は左図のようになっています。
最初の手順:
最初のプレーヤーは、海のセクションの最も南の列(要するに一番端)のどこかにハリケーン駒を置きます。第2のプレーヤーは、自分の最初の家を陸地セクション(Land)のどこかに自由に配置します。これは順番に各プレイヤーが1個づつ配置していきます。こうして12個全ての家を配置します。
この時、各スペースには1つの家しか置けません。ただしゲーム中盤以降、1つのスペースに2個の家を建てるプレイヤーが出て来るでしょう。(二世帯用住宅。これについては後述)
なお、プレーヤー人数が5人の場合は陸地セクション全てを使用します(4つのセクション)。それぞれのセクションにつき各プレーヤーは3つずつ家を建てなくてはなりません。
プレーヤー人数が4人の場合は、最後のセクションが使われません(一番北側のセクション)。この場合、プレーヤーは各セクションに4つずつ家を建てます。
プレーヤー人数が2、3人の場合は使用する陸地セクションは2つだけです(北側の2つのセクションは使用しない)。この場合は6つずつ家を建てます。
この初期配置の際にコストはかかりません。
各プレーヤーは、海セクション(Meer)の隣の陸地に少なくとも家を建てなければなりません(Landと書かれた陸地の列)。この列は海岸沿いであり、ここに建てられた家はビーチハウスとなります。この家はゲーム終了時に得点が高いため、貴重な建物です。ただし、各プレイヤーが建てられるビーチハウスは最大で3件までです。(プレーヤー人数が5人の場合は、最大2件までです。)
ゲームプレイ:
手番プレイヤーはカードの山から1枚取ります。 彼は密かにそれを見て、書かれている項目の中から1〜3個のアクションを選択します。 最低でも何かひとつは選択しなければなりません。そして選択したアクションの番号をメモに記入し、伏せて隠しておきます。
保険:
次に手番プレイヤーは、他のプレーヤーに保険を売る事が出来ます。 保険とは、ハリケーンから家を守るために必用な設備投資です。もし家に保険をかけたいプレイヤーがいれば、彼は家1件につき3ポイントを手番プレイヤーに支払います。
ビーチハウスと二世帯住宅(後述)は1件につき6ポイントの費用がかかります。
保険をかけた家はそれを表わすために、回して斜めに置いてください。
保険は、手番プレイヤーは購入出来ません。
この保険は、自分の手番が来るまで有効です。手番が来ると、自分の所有している全ての家の保険が切れます。そのため、自分の手前のプレイヤーから保険を買った場合、もう次の自分の手番が来た時に、すぐに切れる事になります。
そこで、手番プレイヤーは保険を売る前に、自分の家の保険の更新をするかどうか決めます。家1つ毎に2ポイント必用です。(二世帯住宅とビーチハウスは3ポイント)
これらを銀行に支払い、更新しなかった家は回して再び垂直に戻します。
アクション:
保険の更新と売りの手順を行ったら、選択したカードのアクションに移ります。手番プレーヤーはメモを公開し、選択したアクションを行ないます。 この時最も一般的なアクションはハリケーンの移動です。
※カード自体を公開するタイミングが記載されてないような気がしますが、メモと同時に公開し、それまではメモ同様伏せておくのだと思われます。
例:カード # 2
1.南に1マス 1P
2.北に4マス 3P
3.西に2マス 1P
4.西に2マス 2P
5.家を購入 4P
プレーヤーはアクション1、3、4を選択しました。 彼はハリケーンを南へ1マス、さらに西に4マス動かします。そしてこれらのアクションを実行するために、端に書かれたポイントを銀行に支払わねばなりません。ここでは合計4ポイントを銀行に支払います。
※アクションを複数選択した場合、順番をあらかじめ決めておくようです。そのためメモには1、3、2等といった書き方をするする必用があります。
※ハリケーンを動かす際は、単純に北=上 南=下 西=左 東=右と認識して構いません。
重要:ボードの左右の端を越え、ハリケーンがはみ出た場合、ハリケーンは反対側に出現します。 例えば右端に行き着いてなおも移動する場合、その列の一番左端にワープして、残りの移動を続けます。
もしハリケーンが保険なしの家の上を通過するか、同じく保険なしの家のあるスペースで止まるなら、その家は破壊されてボードから取り除かれます。 もし保険をかけられた家のスペースで止まるなら、その場にハリケーンは留まれないため、更にもう1マス進みます。保険をかけられた家はハリケーンが通過しても破壊される事はありません。また、その時点で保険が切れる事もありません。
もしハリケーンが測候所のスペースで止まるなら、手番プレーヤーは銀行から5ポイントをとります。
ハリケーンが(保険をかけた家を含め)まったく家を通過しなかった場合、手番プレーヤーは銀行から3ポイントを貰います。 ただし、海上でハリケーンが動いている場合はこのボーナスは貰えません。 海上の測候所で止まった場合は、通常通り5ポイントを貰えます。
Kauf(家を購入):
このアクションは、もし自分の家が破壊されていた場合、新しい家を購入することを許します。
この家は二世帯住宅を作るために同じ色の、保険をかけていない家のマスに置かれなくてはなりません。
自分の家が一件も破壊されていない場合、家のストックが無いので家を購入する事は出来ません。
条件として、この二世帯住宅を建てるにあたり、ハリケーンより後ろ、すなわちハリケーンが既に通過したエリアには建てる事が出来ません(ハリケーンのある列も含む)。
もしハリケーンがボードの最後の3列目にあるなら、もう二世帯住宅を買う事は出来ません。
アクションを終えた後、次のプレイヤーに手番が移ります。
カード:
もしカードの山が無くなったのなら、捨て札をシャッフルして、再び山とします。
破産:
もしプレーヤーがコインを支払うことができないなら、彼はゲームから脱落します。
ゲームの終了:
ハリケーンが地図の北の端にはみ出るとすぐにゲームは終わります。
得点:
破壊されずに残った家をポイントとして換算します。家は10ポイントの価値を持っています。
二世帯用住宅とビーチハウスは20の価値を持っています。
手番の流れ:
1.カードを取ります
2.密かに、1-3の行動を選択してください
3.保険の更新を行います
4.保険を他の人たちに売ってください
5. # 2で選択されたアクションを行なってください。
6.アクション実行のために銀行にポイントを支払ってください。