NEC98でWindows98


その1 インストール失敗の巻

 

7月25日

早速Windows98(以下WIN98)を購入してインストールを実行。

作業が遅いのは仕方ないとしても、珍しく順調に進んでいき、

これは出足好調だな、と思ったとたんに案の定ハングアップ。

「いつものことよ。」そう思いつつ、再度実行、やはり同じところでハング。

ハングする場所は「インストールされているファイルをチェックします。」と出て、

Aドライブを検査した後、止まってしまう。

きっとわしのような変則システム(注:AドライブにWIN3.1、CドライブにWIN95)にセットアッププログラムが

対応してないんだな、と勝手な思いこみをして、DOSからのインストールを試みる。

DOSからのインストールなら、かなり融通が利くようなことが書いてあったからである。

だが、ドライブスペースがネックとなり、コンベンショナルメモリの不足で、

結局インストールできず、この日は断念。

 

7月26日

仕方ないので"setup.txt"とやらをよく読むことにする。(先によく読めって。)

そこにリムーバブルディスクにディスクが入っていないとセットアップ途中に止まることがある、

と言う記述を発見、そういえばわしはPDを持っているな。

この話はMOのことみたいだが、PDでも多分同じだろうと言うことで、

多分これがハングの原因であると断定。

しかしご存じの通り、PDドライブはCDドライブと共用なので同時に挿入する事は出来ない、

と言うことでPDにファイルをコピーしてからインストールすることにする。

しかし、いかんせんシステムが遅いので、今日はコピーしただけで終わりにする事にした。

 

7月27日

PDよりセットアップ実行、が、プログラムが動かない。

おかしいな、と思いつつもう一度"setup.exe"をコピーし直す。だがやっぱりダメ。

そこでファイルがうまくコピー出来てないのだと思い、ファイルの日付と容量をチェックしてみると、

なんと日付が違っているではないか、正確には作成時刻がCDのファイルは"20:01:02"なのに、

コピー先は"20:01:03"、こんなことってあるのか?きっとコピーガードに違いない、

時刻を調べて違っていたらコピーされたものと判断して、インストール出来ないに違いない。

と、また勝手な思いこみをしてこの日も断念。

しかしよく考えれば、ハングする直前にCDとPDを入れ替えればいいのでは?

そう考えるが、どっちにしてもすごく手間がかかりそうなので31日にインストールすることにする。

 

7月31日

PM8:00

運命の時を迎える。セットアップが進み、ハングアップポイントでPDを挿入、

見事ハングせず先に進むことに成功。(ただし、本当にこれが原因であったかは不明。)

だが、新たな問題が発生、旧WIN95のバックアップを取る容量がないらしい。

しかし、どうせ元には戻すまい、とバックアップを断念、98もろとも心中を覚悟。

98ファイルのコピーが始まる。後は野となれ山となれである。

PM9:00

無事コピー終了、再起動するまでに至る。

最終的な設定を終え、さらに再起動時するが、途中で止まってしまう。

嗚呼、起きて欲しくないことが起こってしまった、そう思い仕方なくキーを叩き続けると

何か文字が出たが、キーを叩いていたためにそのまま続行してしまう。

結局、処理速度が遅いために、まるで止まってしまったかのような状態になっていたらしい。

が、なぜかまた最終的な設定である。まあ、動いていればいいか、そのまま作業を続けることにする。

再起動後、また文字が出る、よく読むと"SYSTEM.INI"にレジストリと重複した設定があるらしい。

だが差し支えないようなので、無視して続行することにする。(おいおい)

しかし、次の起動時に最悪の事態、なんと「システムが停止しました」とエラー。

嗚呼、やはり旧98では無理なのか・・・。

すかさず、起動メニューの「1行づつ確認しながら実行」を選択、するとセットアッププログラムが、

"EMM386.EXE"をCONFIG.SYSに記述したため、ハイパーメモリとの兼ね合いで

システムがうまく動かなかったらしい。

すぐにEDITを使い、この行を削除して再起動するが、どうもまだ何かしているらしい。

まあしょうがないな、と思いつつ、じっと待つことにする。

しかし30分くらいHDDが動いたままだ、最終設定とはそんなにかかるものなのか?

すると画面が止まりハング、かと思ったら再起動したようだ。

HDDのアクセスが止まったところでキーを押してみる。

実はわしのシステムはシステムが勝手にリセットする時はリセット寸前の画面が残ったままなのだ。

したがって再起動するまでその画面を見続けなければならない。

もしくはリセットボタンを押せば正常になるのだが、

ここでの間違いはこの時点でリセットボタンを押すべきだったかもしれない。

それをしなかったために次の事件へと発展するのであった。(ちょっとオーバー)

PM10:30頃

キーを押していると次に進んだようだ、だがまだHDDはアクセスしたままだ。

しかししばらくして突然画面が真っ暗に、うわっなんてこったい、そう思ったがHDDがアクセスしているから

やたらとリセットするわけにはいかない。

PM11:20頃

突然画面が現れた。なんとハングしていたわけではなかったらしい。

現れたのはウィルスバスターが全ドライブを検索しているウィンドウだった。

HDDのアクセスはウィルスチェックだったらしい。

しかし、なぜこんなことに?そう思い、システムのプロパティを開けてビックリ、

メモリが12MBになっている!なんてことだ、WIN98はハイパーメモリを認識しないのか、

だがこの一件でWIN98は12MBでも動作することがわかった。(動作は遅すぎるけど。)

もし認識しないとなると困ったな、と思いつつもう一度CONFIG.SYSを開いてみると、

先ほどの"EMM386.EXE"同様"HIGHMEM.SYS"も勝手に加えたため、

結果ハイパーメモリ用ファイル(DXCTRL.SYS)より前に記述することになり、

ハイパーメモリを正しく認識出来なかったらしい。

しかしこれも記述位置を変更することで見事解決して起動成功、だが新たな問題が・・・。


続く