性奴隷・ユキ(7)(模作・SAYさん)
「私ね、昨日の夜、怖い夢見たんですよ」
買ってきたビールを飲んでいる優子に、私は前の夜に見た、悪夢の話をした。
「ユキ、わたしよ、開けなさい」
ドアの向こうから、聞き慣れた優子の声が聞こえた時、私は突然の来襲に、
思わず硬直した。石になった。でも、19の時に誘拐されてから、もう二年ち
かくもずっと調教されているせいか、悲しいことに、頭よりも自然と体が動い
てしまって、サッ!とドアを開けて、姿勢を正して迎え入れてしまった。
片手に缶ビールとおつまみが入った、コンビニのビニール袋を下げた優子は、
平気で中までズンズン入ってきて、テーブルの上にビニール袋をガチャ!と
置くと、部屋を見回しながら言った。
「あいかわらず、狭苦しい部屋ねぇ、今のユキなら、もっと派手な暮らしが
できるでしょうに」
そのまま優子は、イスを引いてドサッ!と腰かけた。
「で? ユキ、どうなの?体の具合は?」
優子は不満そうだったけど、それでも、私の体の変調を話したら、昨日の事を
ちゃんと謝ってくれた。私は驚いたけど、内心ビクビクものだった。
(絶対、後で、タダでは済まないぞぉっと・・・グスン・・・)
花ちゃんと話して、お店に私の弁償金を払わされることになったとも、不機嫌
そうに言った。
(なんだか私って、テープが絡んで切れてしまった、古いレンタルビデオ
かい・・・・)
他にも病院の治療費やらなにやらで、とにかく、私が医者からもらった診断書
を預かりに来たと言った。私が診断書を渡すと、ハンドバッグに仕舞って、
それから持ってきた缶ビールを開けて、勝手に一人でヤケ酒を飲み始めた。
私には、なぜか、滋養強壮ドリンクを投げてよこした。
「炎症をおこしてる体には、アルコールは禁物よ」。そっか・・・なるほど。
優子は、私の調教がうまくいかなかったからか、それともお金を払うことが
ムカつくのか、缶ビールを立て続けに2本飲み、珍しく酔っ払った。でも、
酔っ払って、さらに私への絡み癖が強くなってしまった。
「ユキ!あんた!なんか面白い話ないの?」
ふだんより怖い酔っ払い優子に脅されて、私は必死に考えた。でも、何も思い
浮かばなくて、
「私ね、昨日の夜、怖い夢見たんですよ」
結局、前の夜に見た、悪夢の話をしたのでした。優子はテーブルに頬杖を
ついて、3本目の缶ビールをときどき口に運びながら、トロンとした目でつま
らなそうに聞いてくれた。私が話し終わると、優子は大きなタメ息をついた。
上半身がフラついていた。
「夢ならまだマシよ」
私から目をそらして、遠い目をして優子が言った。
「わたしなんか、あんたより若いとき、5人の男にマワされたのよ」
「え?」
「16のとき、強姦されたのよぉ、ユキみたいに、ヤクザたちに」
優子は、肩までに上品にまとまった短めの黒髪をかきながら、面倒臭そうに
言った。
「・・・・」
(・・・そうだったんだ・・・へぇ、知らなかった)
「それ以来ね、わたしは、男が大っ嫌い!なの、だから、あなたも女に
したの、お尻を犯されて悶え泣くシーメールにね」
「・・う・・」
(きたぞ、きたぞ・・・グスン)
優子はドスのきいたトロンとした目で、私をじっと見据えた。でも、すぐに
目をそらして、あらぬ方向をボンヤリ眺めた。
「まあ、ホントは、最初に街を歩いているあなたを見たとき、シーメールに
すれば絶対売れるとビビッ!ときて、それでスカウトしたんだけどね」
(・・・あれは、スカウトっていうか・・・・けど、もう、いいや・・・はい)
私は、まるでヘビに睨まれたカエルのように、ただ、ちぢこまって、酔っ払い
優子の語りを黙って聞いていた。
「わたしと緒方もね、商売がマンネリ化してて、けっこうピンチだったのよ、
そのじぶんは」
(をいをい、それで私を無理やり・・・・花ちゃんの話、本当だったんだ)
「あなたが変わりはじめの頃は、わたしたちも半信半疑だったわ、
うまくいくか自信が無くて」
(おっと・・・てっきり完璧に計画づくかと思ってた・・・)
「まったく、ユキは変わってるわよねぇ」
(・・・って、誰かさんのせいでしょお・・・)
「ふつう、女性ホルモンをずっと打たれて、オカマを掘られ続ければね、
もっとパーのバカになるもんなのよ」
(う・・・)
「私、もともとバカだし・・・これ以上、バカになれないんですよ、たぶん」
すんなり、自分でそう言って納得してしまった。最初の彼のことが、フッと
頭に浮かんだ。はじめての撮影のとき、おかしくなりかけたけど、彼に
やさしく抱いてもらって、立ち直れたんだっけ・・・。
なんだか懐かしい気がした。
優子はまた私の目をじっと覗きこんだ。
「・・・緒方たちはね、今だから言うけど、あなたがあんまり平気にしてる
から、何か企んでいるんじゃないかって、心配したのよ」
「・・・はぁ」
「それでね、あなたを、いっそ麻薬漬けにしてしまおうって、以前は、
ずっと言ってたの」
私は心底驚いて、ドキッ!とした。
「ひ、ひどい!」
麻薬漬けだなんて、今でさえ、最低最悪なのに、これ以上、もっとボロボロに
するなんてひどすぎる、と思った。
「もう、ずいぶん前の話よ、あんまり可哀相だから、わたしが止めたの」
ずいぶん前でも、ひどいと思った。でも、守ってくれてたなんて、
知らなかった・・・。
「いい、ユキ、表面ではどんなに親切にされても、ヤクザはやっぱりとことん
極道よ、人間のクズなの、キモに命じときなさい」
「・・・はい」
私は、優子が、意外といいやつかも、と思いかけた。けど、すかさず、
「だから、麻薬を使わないかわりに、これからも徹底的に、あなたを奴隷に
調教するからね、覚悟しなさい、いいわね」
(やっぱり、そうなっちゃうの?・・・)
「は、はい・・・これからも、ユキをずっとマゾに調教してください、
お願いします」
もう自動的に言葉が出た。優子はフッと鼻で笑って、満足そうな顔をした。
(あーあ、これからも、ヤクザにずっと骨の髄までシャブられていくん
だろうなぁ、私・・・)
肩でも凝っているらしく、首を廻しながら優子が言った。
「逃げたければ、いつでも逃げていいのよぉ、いくところがあればねぇ、
あなたにかかったお金も元をとったし、それ以上に、けっこう稼いでもくれた
しね、もう、緒方も誰も、文句は言わないわよ」
私はドキッ!とした。心を読まれた気がした。でも、確かに・・・いくところ
なんて、もう無いかも。
「でも、私は逃げなかったわ」
少しうつむいて、独り言のように優子が言った。
そっか・・・優子だって、ヤクザ社会のなかで、きっと私よりひどい苦労を
してきたんだ。私より、もっと傷つきやすい本物の女として生まれて・・・。
私は、そんな風に思った・・・。う〜ん・・・そのうち、ポイッと捨てられる
まで、頑張るしかないか・・・。
優子は、大きなタメ息をついて、隠されていた事実を一通り、私に
告白し終わると、話題を変えた。
「ユキ、もしかして、あなたはもともと女だったのかもね、わたし最近、
そんな気がしてきた」
「・・・じつは、私も、そうかなって思うときがあるの、せい・どーいつ・
せい・・なんとかって・・・」
「性同一性障害よ、バカね」
「そう、それ、ヘルスのお客さんに言われたことがあるの」
「時代も変わったわ、あなたと最初に会ったころは、オカマなんて、ただの
変態だって言われてたのに、最近は、あなたみたいな男が
増えてるわね」
「ええ! 私、ふつうになってきちゃったのかな」
「男が女になったり、反対に、女が、自分は本当は男ですって言いはって、
男になったり・・・・ま、ユキの場合は偶然だけどね」
「うん、なんだか私、最近、女になってよかった気がしてる」
「そりゃそうでしょ、徹底的に感じさせられて、いつもヒィヒィ、
ヨガリ狂うんだから」
「ひ、ひどい! そんなにハッキリ言わないでよぉ」
もし、端から人が見れば、そのときの私と優子は、仲のいい友だち同士で
おしゃべりしている女二人に見えたことでしょう。
「お尻でイク、オカマちゃんのくせに」
「ひどぉい!私はこう見えても、もうすっかり女ですぅ」
優子は大笑いした。私は口まで、彼の自慢話が出かかったけど、我慢した。
おしゃべりしているうちに、いつのまにか時間がたってしまって、夜遅くに、
琴美さんも来てしまった。
「琴美で〜す、どうも」
そつなく優子に挨拶する琴美さんに大人の魅力を感じた。
「いつも、ユキがお世話になっているらしいわね」
優子が言った。
(はぁ・・・)
「ユキちゃん、カワイイから、いつも遊んでもらってます」
よく見ると琴美さんも、けっこうナイスバディーだな、とか、私は、二人の
会話と関係のないところで感心したりしていた。
「・・・決まりね、撮影日時がはっきりしたら連絡するわ」
優子の声が聞こえた。そしたら、琴美さんのうれしそうな声がした。
「ワ〜イ!ユキちゃんのお尻掘れるなんて、琴美うれしい!」
(え!?)
優子が、私に振りむいて言った。
「ユキ、琴美さんとAV出てもらうから、分かったわね」
「エエー!!」
「何よぉ? 話、聞いてなかったの?」
なんと・・・私は、琴美さんと、ひさびさにAVに出演して、セックスさせ
られることになっていたのです。すでに琴美さんはOKして・・・それどころ
か、彼女AV出演に憧れていたらしく、お嬢さま風のお顔をキュートな笑顔で
一杯にして、大喜びしてるし・・・。
(ふぅ・・・)
優子がその場で即座に決めた、今度の、私の新作AVのキャッチコピーは、
「シーメールレズ調教」。ああ・・・・。
三週間後、私と琴美さんは、花ちゃんに休みをもらい、二人で待ち合わせを
して、都内の撮影スタジオに向かいました。着くと、入口で若い男が出迎えて
くれた。どこかで見たことあるなぁ、と思ったら、最初の撮影のとき、私に声
をかけてくれた若いスタッフの男の人でした。いつのまにかディレクターに
なっていた。
「ディレクターのコータローです、ひさしぶりですね、ユキさん」
私は、なんだかうれしくなってしまった。抱きついてご褒美に
キスしてあげた。
撮影は、ビデオやDVDの表面に貼る、イメージ写真の撮影から始まり
ました。琴美さんは長身のナイスバディを、カッコイイ水着でさらに強調した
のですけど、私の方は・・・黒皮のボンデージで、胸やお尻を丸見えにされ、
しかも後ろ手に皮製の手枷をされての姿でした。
(別にいーけどさーぁ・・・これがずうっと私のキャラだし・・・マゾだし・・
・・でもねぇ、もうちょっとぉ・・・)
琴美さんは、最初かなり緊張していたけど、ディレクターの指示をきいて、
言われた通りにキチンとこなしていました。そして、絡みシーンの前、優子が
琴美さんを呼びつけて、二人でなにかコソコソ話をしていた。
(また、なにかたくらんでるし・・・グス)
私は、全裸にされた上に、黒いテカテカ光るゴムのパンティーとブラジャー、
ガーターベルトと網のストッキングをさせられ、カカトの高いハイヒールを
履かせられた。その上、後ろ手にガチャリ!と手錠をかけられ、黒い布で
目隠しをされ、痩せた爬虫類のような男に手を引かれて廊下を歩かされ、ドア
が開いて、どこかの部屋の中に入れられた。
「この子かね、ユキって子は」
落ち着いた声がした。そばにいた男が、目隠しをされて、立ちすくんだままの
私のパンティーをつかんで一気に引きずり下ろした。恥ずかしい部分を丸見え
にされた。
「キャ!」
「足をあげろ」
男に怒鳴られて、足を上げさせられ、私はパンティーを抜きとられて
しまった。ブラジャーも剥ぎとられ、胸やお尻や恥ずかしい性器のある下腹部
を丸見えにされた。
「そのいやらしい体を、じっくりと見てもらえ」
男の声が耳元で響いた。
「ぁぁ・・・」
言われて、恥ずかしさで体が熱くなった。隠そうとしても後ろ手に手錠を
され、どうすることもできない。私は網のストッキングとハイヒールだけの姿
で、立たされたまま放置された。沈黙が続き、ときおり、小さく咳払いする音
や、カメラのシャッターが落ちる音がした。
「回れ」
男の声がして、肩を押され、私は立たされたまま回れ右をした。沈黙の中で、
裸を見世物にされ、早くなる心臓の鼓動を感じた。
「細い腰のくびれといい、高くもちあがったいやらしそうな尻といい、
なかなかいい体だな」
別の男のしわがれた声がした。見えない男たちの視線を感じて、体の奥が
ジンッと熱くなってしまった。(ああ・・・恥ずかしい・・・)。思わず
太ももを擦り合わせてしまい、お尻が揺れてしまう。
「おやおや、たまらずに尻を振りはじめたぞ」
しわがれた声で言われて、私はビクッとして動きをとめた。男たちから一斉に
嘲り笑いを浴びせられた。
「ハーッハッハッハ、スケベな女だな」
「ほっほっほ、もう尻の穴に欲しがってるぞ」
「クックック」
「ああ・・・もう、やめて!」
とうとう私は羞恥責めに耐えられなくなり、その場にヘナヘナと座りこんで
しまった。片足の膝をついた、ヒンヤリとした床が冷たかった。
いきなり、手を引っぱられ、また立たされた。手錠を外され、やっと目隠しを
とってくれた。目を開けると、私を連れてきた男と、イスに座った、太った
ギラギラした感じの男と貫禄のある中年の男がいた。男たちのそばに、ボン
テージ姿の背の高い琴美さんが立っていた。
「あ!イヤ!」
私は見知らぬ男たちに、裸の体をジロジロ見られるのが恥ずかしくて、慌てて
片手で股間を覆い、もう一方の腕で胸を覆った。
しわがれた声で、イスに座った中年の男が言った。
「いやらしい体を、たっぷりと見せてもらったぞ」
「・・・・」
私は何も言えず、顔をそむけ唇を噛んだ。手で胸と下腹部を隠した格好で、
裸のまま立ちつくしかなかった。
「さぞかし、イイ声で鳴きそうだな」
太った男が言った。
「琴美!」
「はい」
太った男が呼ぶと、琴美さんが前に歩み出た。私は少し安心した。彼女が相手
なら無茶なことはされないと思った。
「手をどけなさい」
私の前に立った琴美さんが厳しい口調で言った。
「はやくしなさい!」
「・・・はい」
私は言われて、しかたなく両手を腰のところに降ろした。ふたたび、恥ずか
しい部分が丸見えにされた。
「キレイなバストね。大きくも無く、小さくもなく」
琴美さんは、私の胸を舐めまわすように見て言った。
「そんなに・・・見ないで・・・」
恥ずかしさで、耳まで赤くなった。
「ほめているのよ、乳首の色がいいわ、ピンクなのね」
言いながら彼女は手を伸ばして私の乳首を指で押しつぶすように触わった。
「あぁ!」
「あら、ちょっと触わっただけなのに・・・感じやすいのね」
「ぁぁ・・・意地悪しないで」
私は立ったまま、両の乳首を琴美さんの両手の指でつままれ、クリクリといじ
くられたり、引っぱられたりされた。私は手を胸にやって琴美さんの手を
つかんだけど、止めることはできず、背中を少しそらし、されるがままに
なった。
「ん・・・んん」
私は顔をそむけ目を閉じて、乳首をなぶられる刺激に耐えた。立たされたまま
の肢体が、ゆるやかにくねった。
「感じるんでしょ?ほら・・・こんなに固くなって」
とうとう、乳首を固くされてしまった。
「どう、感じてるんでしょ? どうなの?」
琴美さんは、私の乳首を指で弾いたり、またつまんで揉んだりしながら
聞いた。
「フン・・・んん」
私は口を閉じて出そうな声を必死に押さえた。
「はっきり言いなさい!」
「・・・ぁぁ・・・とっても・・・感じます」
ついに白状させられた。もう乳首からの刺激で全身が熱くなっていた。
「フフフ、素直でよろしい」
琴美さんは、私の全身を触り出した。そっと肌に触れては、触れたまま肢体に
そって撫でたり、撫で上げたりされた。
「動かないで、手はそのままよ」
後ろに回り背中を触っていたと思うと、突然、私を抱きかかえるように両の
乳房を揉みだした。男たちの舐めるような視線がさらに熱く注がれた。
「あぁん、くすぐったい」
「気持ちいいでしょ?」
琴美さんの柔らかいバストが私の背中に押しつけられた。後ろから抱き
つかれ、胸を激しく揉みしだかれた。ときおり指が乳首に当てられ、
刺激された。
「アァァ!・・・感じちゃう・・・お願いやめて・・・」
「感じなさい。いやらしく悶える姿を、もっとみんなに見られなさい」
「そんな・・・あっ!」
「ほらぁ、こんなに感じてる」
琴美さんは私の肛門を触わった。そのまま、アナルに指をスルッと入れられて
しまった。
「ぁ・・ぁぁ・・・そこは・・やめて・・・」
私は、お尻を退いて指を引き離そうとしたけど、指も一緒についてきた。
その上、琴美さんは片手で乳房をつかんで揉みはじめた。
「アァ!・・アアァ!・・・本当にやめて」
「あらあら、こんなに感じているのに、素直じゃないわね」
ヌプッ
「あうっ、アァン・・・」
琴美さんの人差し指がアナルの奥までおしこまれた。その指はヌルヌルと
濡れていた。アナルから、さんざん覚えこまされてしまった悦楽が立ち
のぼり、体が震え出してしまった。
「ぁぁあ・・・あぁ・・・あぁん・・・いや・・・」
「気持ちよ〜くなるのは、まだこれからよ」
そう耳元で囁かれると、心臓が高鳴り、軽く押されると体が自然と前のめりに
なってしまい、そばにあったイスの背もたれに手をつき、お尻を琴美さんに
向けて突き出してしまった。
「まだ固いわねぇ。もっとゆるくしないと怪我しちゃうわ」
そういいながらアナルに入れられた指をグリグリと動かされた。さんざん
アナルを調教された記憶が蘇り、お尻が勝手に動いてそれを受け入れ始めて
しまった。体がカァと熱くなった。
「アンッ!」
鋭い快感が背筋を走り、不意に声が出てしまった。
「あら、イイ声が出たわね。ここがイイのね」
琴美さんに見抜かれてしまった。その場所が気持ちよかった。
「そこが・・・イイです・・・」
つい、口に出して白状させられてしまう。
「ウフフ、やっぱり素直でいるのが一番いいわよ」
そう言いながら、巧みにアナルの中の感じる場所を、指をうごめかせて
刺激される。もう、私は快感を否定する事が出来なかった。
「ああっ!!」
二本目の指が入ってきた。
「う・・・あ・・あぁ・・・」
私は、とうとう、指責めに心を奪われてしまった。アナルに指を根元まで深々
と入れられていた。私は立ってイスに手をついてお尻を突き出し、アナルを
指で犯されつづけた。口がだらしなく開いてしまい、アエがされ、こぼれそう
になった唾液を慌てて飲みこんだ。
チュポッ
いきなり指が引き抜かれた。
「あんっ、アァン・・・もう・・・ハァハァハァ」
思わず抜かれてしまって、切なそうな声をあげてしまう。すっかり息が
上がっていた。
「どう?もう欲しくたまらないんじゃない」
中途半端で生殺しにされた体が疼いてしまい、欲しくてたまらなかった。
「ハァハァハァ・・・・はい・・・」
「なら犬におなりなさい、早く!」
「・・・はい」
いやらしい期待に胸が高鳴ってしまう。はしたなく自分から床に膝をつき、
両手を置いて、四つん這いになって、ヒクついている淫らなお尻を高く
突き上げた。
気配を感じて彼女の方を見上げようと、顔を上げた私の目の前に、パンティー
を脱ぎ捨てた琴美さんの股間があった。そこには琴美さんの巨大なペニスが
屹立していた。琴美さんは笑みを浮かべていった。
「どう私のモノ? けっこう立派でしょ」
「・・・スゴク・・・大きい」
「お尻にこれが欲しいんじゃない?」
「あぁ・・・そんな・・・」
恥ずかしさに身悶えしつつも、指でアナルをなぶられて体に火をつけられて
しまって、生殺し状態のままの私は、いやらしいペニスから目を
離せなかった。
「入れて欲しかったらその前にしなきゃいけないことがあるの。わかる
でしょう?」
そう言って、ガラス製の浣腸器を目の前に差し出す。
「さあ、ちゃん言葉に出してお願いしなさい。でないとお尻に入れてあげない
わよ」
目の前の巨大なペニスから鼻をつく匂いがした。
(ああ・・・この匂い・・・たまらない・・・)
体が疼いて渇望する肛虐の欲求に、私の意志は抵抗できなかった。
「お願い・・・お願いします・・・ユキに・・・浣腸してください・・・」
「フッフッフ、やっと素直になれたわね」
丸見えにされた私のアナルに、琴美さんが慣れた手つきでぬるぬるした液体を
ぬりこむ。
浣腸器の先を肛門に突き刺され、液体を一気に流し込まれた。
「はぁぅ・・・うぅ・・・」
腸が逆流する感覚に歯を食いしばって耐えた。
「我慢しなさい、私が許すまで、出したら鞭で打つわよ」
琴美さんがそういってアナルを指で弾いた。
「アアン!ひどい!」
5分ほど、犬のように四つん這いのまま、我慢させられた。
「どう? 浣腸された味は?」
琴美さんが、いじわるな顔で聞いた。おなかはとっくにグルグルと鳴りつづけ
ている。
「くっ・・・ぁ・・・ぁぁ・・・お腹・・・お腹が・・・もう許して・・・」
「あら、少し漏れてきちゃってるわよ、なんてはしたないの、この奴隷女!」
バシッ!
「キャァ!」
背中を鞭で叩かれ、さらに我慢させられた。
「も・・もう無理です・・・出させて!!出させてお願い!・・・」
「何を出したいのか、はっきり言ってくれないとね」
「うんち・・・うんち出させてください・・・ああ!はやくさせて!」
「じゃーね、『ユキは、ご主人様にお尻を掘られたいです』って、
言いなさい」
「ユキは・・・ユキは、ご主人様にお尻を掘られたいです!!・・
・・あぁ・・・」
「・・・いいわ、出させてあげる」
琴美さんが合図すると、爬虫類のように痩せた若い男が、洗面器を私のお尻に
当てた。
「出しなさい、キレイなお顔で、お尻から汚いモノを一杯出すのよ」
ブシューッ!
「はあぁ!・・・ああああ・・・ああ!・・・・あああ・・・」
力を抜いたとたん、私のお尻から浣腸液が噴き出した。開放感にめまいがする
ほど感じた。どんな恥ずかしくても、解き放たれる快感には抗えなかった。
出しながら、背中をそらして顔を仰いで、鳴いた。
「あぁぁ・・・ぁぁ・・・はぁん・・・」
ビチャ!ビチャ!という音をたてて、ときおり浣腸液に混ざって茶色い固形物
が洗面器に落ちた。
やっと終わると、力が抜け床にうずくまってしまった。男がタオルでお尻の
周りを拭いた。浣腸液と便を吐き出した肛門がヒリヒリと痛んだ。
太った男が言った。
「少し休ませてから、たっぷりおまえのマラで狂わせてやれ、琴美」
「はい」
琴美さんが、微笑を浮かべて答えた。
しばらくそのまま床に放置され、汗まみれの体を横たえ、肩で息をした。
痩せた男に手を引っぱられて、そばにあったソファに座らせられた。
「あぁ・・・なにをする気・・んん!」
男は何も言わず、いきなりキスしてきた。
「ングッ・・・んん・・・」
舌を入れられ、強く吸われて、思わず目を閉じてしまう。はしたなく頭が
トロンとしてしまった。舌をねぶられながら、胸を揉みしだかれ、甘い陶酔感
に酔わされていく。抱かれながら、ハイヒールを脱がされ、ストッキングと
ガーターベルトも剥ぎ取られ、全裸にされた。
男の手が胸を離れて下腹部にさしこまれ、アナルを揉みこまれた。
「ハァン!」
男は手にもった透明な容器からローションを指に垂らしてつけると、アナルを
マッサージしはじめた。ソファに寝そべってアナルをいじられ、首すじや耳を
舐められ、私は切なそうに鳴きながら悶えた。
「ああ・・・イッちゃう・・・」
目を閉じて感じている私の口から、自然に甘い言葉が漏れた。
男が言った。
「入れてやるから、尻を出せ」
私はたまらなくされた熱い体をおこし、ソファの端にうつぶせになってヒジ
置きに手をつき、お尻を男に向かって突き出した。
「ハァン!アァァ!」
アナルの奥まで一気にペニスで貫かれ、私はたまらずに悶えた。
「どうだ、入れられた気分は?」
後ろから乳房を揉みしだき、アナルを突きまくりながら、若い男が言った。
「アハァ!アハァ!・・・いい・・すごく気持ちいい・・・ハァァ」
「そう、それでいいのよ」
琴美さんが、いつのまにかそばに立っていた。ユキに顔をちかづけ、唇を押し
つけた。
「ングゥ・・・んんん・・・」
ねっとりと舌をからめ唾液を吸いあう。男がピストン運動を速め、激しく
アナルに突き入れられる。体を貫く快感に顔を苦悶させながら、クチュクチュ
と大きな音を立て、琴美さんとしばらく舌を絡め舐めあった後、口を離さ
れた。
「アハァ!アァッ・・ああ、いい・・すごいぃ・・・アァン」
琴美さんに前からも愛撫され舐められ、私は瞬く間に絶頂へ上り詰めた。
「ああ・・・イッちゃうぅ・・・・アア!イクッ!・・・アァァァー!!」
男もようやく果てた。ユキの体内に精液をぶちまけると、荒い息をしつつ自分
のモノをアナルから引き抜いた、抜かれるときに肛門でこすれる快感で、ユキ
は、みじかく「あぁ!」と声をあげてまたイってしまう。四つん這いの姿勢で
全身をビクンッビクンッとふるわせたかと思うと、そのままソファに崩れて、
目を閉じて肩で息をしながら、アナルに残った強烈な快感の余韻をできるだけ
長く味わっていたいと、舌で自分の唇を舐めまわして切なそうにあえいだ。
「起きなさい!」
琴美さんに怒鳴られてしまった。手をついてゆっくり、トロンとしてしまった
頭を上げた。不意に目の前に、ペニスが突きつけられた。ボンテージ姿の
琴美さんの股間から、体が震えてしまうほど大きなペニスが突き出ていた。
(ああ、ダメェ・・・もう、この匂いをかがされるだけで私・・・)
自分からペニスを入れてもらえるように、淫らに口を開けてしまう。それが
当然であるかの様にペニスを突き入れられると、自然に舌を絡めた。ペニスを
舐めるのがたまらない喜びになっていた。
背後に男が回り、排泄と性交を終えて脱力したアナルに指を入れられ、
いじられる。
「フフフ、また欲しそうにヒクヒクしてるぜ」
「んん!・・・んんっ・・・」
口を支配され、アナルに流しこまれる快感にお尻をくねらせる。立って私に
ペニスをしゃぶられている琴美さんが、目を閉じてあえぎだした。琴美さんの
巨大なペニスが痛そうなほど固くなった。
「ハァハァ・・・ぁぁ・・ユキちゃん、私のこれ、お尻に入れて欲しい?」
口からペニスを抜きとって、琴美さんが泣きそうな顔で言った。
「欲しい、お願い入れて」
すぐに答えて、ねだった。
「ハァハァ・・・入れてあげるから、後ろを向いてお尻を出して」
床に下り、手をついて言われた通りにする。
「力を抜くのよ」
ズプッ
琴美さんが恐ろしく長いペニスの先を私のアナルに埋めた。
「ああ!イタァ!」
先だけでも怖いほど太いそれが肛門を突き破り、激痛が走った。
琴美さんが先だけをアナルに埋めて、私を巨根に慣らすよう反応を確かめ
ながら小さく浅く腰を使う。
(ああ・・・そんな・・・やめ・・やめて・・・)
ものすごい快感だった。徹底的に教えられた快感がふたたびアナルから沸き
あがり全身がしびれた。
「琴美さん・・・もっと奥まで入れて・・・」
ユキからは見えなかったが、琴美がうれしそうな笑みを浮かべ、奥までズブ
ズブと犯し抜くと、本格的に腰を使い始めた。ペニスは簡単におなかまで
達し、体を完全に支配されたような凄まじい快感が、ユキを襲った。
「ああぁ・・・あああ・・・すごい・・・」
琴美がかすかにアエギ声を漏らしながら、ゆっくりと一突きするごと快感だか
痛みだか分らないものがユキの全身を駆け回り、たまらずにアエガされる。
体が燃えあがって、汗ビッショリになった。
「アァァ!」
突然、琴美さんが大きな声をあげた。アナルに入れられたペニスの動きが
ビクッとして止まった。
振りかえると、いつのまにか琴美に背中から男が抱きつき、両手で琴美さんの
グラマーな両の乳房を揉みしだきながら、たまらずに苦悶する琴美さんの耳の
裏や首すじを舐めまわしていた。私と男に挟まれて、琴美さんは立っているの
も辛そうに身悶えた。
「アァン!前後からなんて・・・琴美・・・ああ!」
男が琴美さんのアナルにローションをつけて揉みほぐし、とうとう琴美さんの
体にペニスを突き入れた。
「アァァ!・・あぁん、琴美・・おかしくなっちゃうぅ!」
私は、突然、前後から快楽の檻に囚われた琴美さんを見て、心の中でいじめ
たい気持ちになった。私のアナルに咥えこんだ琴美さんのペニスを、きつく
食い絞めると、お尻を前後に動かして、絞りはじめた。琴美さんは、私と男に
挟み撃ちにあい、いつのまにか囚われて悶え泣く快楽の奴隷となって
しまった。
「アァ!・・だめえぇ・・・アアン!・・だめですぅ・・・琴美・・気持ち
よすぎる・・・ダメ、ダメ、ダメ、ダメェ・・・アハァ!」
琴美さんは男にアナルを激しく掘られ、私にペニスを強く絞られ、瞬く間に
追いつめられた。
「アァン!・・琴美さん、好きなだけイッて!」
えもしれない快楽に、私もしだいに上りつめる。
前後で絶頂を迎えさせられる琴美さんが、我慢できずに叫ぶ。
「アァ!・・・ああ、ユキちゃん・・・アナルからわたしのを一杯飲んで・・
・・琴美・・イクゥ!・・・アァァ!」
「ああ・・・琴美さんの・・あ・・あつい・・・ああ・・・イィ・・
・・イクッ・・イクー!」
キリキリと肛門で琴美さんのペニスを締め上げながら、全身を硬直させて、
同時に私もイッタ。琴美さんの精液が体の奥に注ぎこまれるのを感じて、
うっとりした。
「ハァハァハァ・・・」
「ハァハァ・・・ハァハァ・・・」
男は離れていき、しばらく二体の淫獣の荒い吐息だけがつづいた。
それから、琴美さんは、手足を天井と床の間に据えつけられた鉄柱に縛りつけ
られ、立たされたまま二人の男に犯され、狂わされた。その間、私は、ベッド
で別の男にバックからアナルに入れられて攻められ、たっぷりアエガされた。
「アァン・・も・・もうたまんないぃ・・・もっと突いてぇ」
「アァァ!・・・琴美またイッちゃう!・・・アァァァ!」
狂態をさらし尽くして、二人のヨガリ狂う声がいつまでもつづいた。
「ああん・・・なんだかワタシ、まだヘン・・・」
撮影が終わった次の日も、琴美さんはポーッとしながらそんなことを言って
いました。
「あんな風にイカされたの・・・はじめてなんだもん」
琴美さんには、よほどすごい衝撃だったらしく、与えられた快楽がしばらく
忘れられないようでした。
「そんなにヨカッたんだ」
ヘルスの休憩時間に、コンビニで買ってきたシュークリームをムシャムシャ食
べながら私はうらやましそうに言った。
優子には、それからも定期的に調教された。頭にヘッドホンをかけられ、口笛
を聞かされながら、アナルに入れられた性具で何度も絶頂を迎えさせられ、
いつのまにか私は、人前でも耳元で口笛を吹かれると、沸き上がる快感に悶え
だしてしまうように、調教されてしまった。アエギ声が出そうな口を手で押さ
え、目をギュッと閉じて下腹部に手を強く押し当てて、必死に我慢させられる
始末だった。
そんな私を見て、緒方は満足そうに言った。
「よし、これなら大丈夫だろう、裏切る心配は無さそうだな」
優子が念を押した。
「二年もかけて、すっかり性のロボットにしたわ、もう不安はないわよ」
操られてしまうのは悔しかったけど、私はなんとか、麻薬漬けにされるのは
免れることが出来た。
金曜の夜、お店が終わる頃、彼から携帯にかかってきた。シブヤのいつもの
場所で待ち合わせしようと言ってくれた。仕事を終えた私は着替えて、黒皮の
長いブーツを履き、白いウールのしゃれたコートをはおって、ウキウキとお店
を出た。
ホテルの部屋に入ると、ドアのそばですぐ、彼に抱きついた。口づけをして
舌を絡める。
「あはぁ・・・うう・・・ング・・・んん・・・」
たっぷりと唾液を吸い飲みこむ。すぐにたまらなくなって熱くなりはじめた
肢体をよじり、彼の体に押しつける。
裸にされ、バスルームで彼の体にシャワーをかけて流しながら、愛おしい彼の
ペニスを柔らかく口にふくみ、しっとりと舌を使う。だんだん力を帯びて固く
なっていくペニスに手をあてて愛撫する。彼の腕が背中に伸びてきて、好きで
たまらない指が、私のアナルを探り当て、中まで入ってくる。体がどうしよう
もなく燃えあがってしまう。
「あぁん・・・私の体は貴方のものです・・・どうぞなぶって・・・あぁ」
うれしくて涙が出てくる。それほど幸せな気持ちになってしまう。押し倒さ
れ、指でアナルを掘られながら、口を吸われ首すじを舐められ、片手で胸を
揉まれ乳首をいじられ、切なげな声で鳴き、身悶える。
ベッドで淫らな女にさせられ、激しくアナルを掘り抜かれ、歓喜の声を
あげる。突かれながら口に指を押しこまれ、鼻から「アフゥ、フゥン、
フゥ〜ン」と鳴かされながらしゃぶらされる。一匹の淫獣と化した私のお尻に
たっぷりと突っ込まれ、昇りつめさせられてイカされ、射精して果てた
彼のモノを舐め、キレイにしてあげる。
「ねぇ・・・私みたいなシーメールのこと、まだ嫌いになったり
しない?・・・」
ベッドで彼の腕に抱かれ、彼の胸にキスしながら語りかける。
「・・・・」
「ねぇ?」
頬を上げて彼の顔を見る。幸せそうな顔で、目を閉じた彼の鼻からしずかに
寝息が漏れている。
プッ
「クス」。思わず小さく笑ってしまう。今の彼は、本当にマイペースな人で、
細かいことにいちいちこだわったりしない。私には、それがとてもうれし
かった。「アナルファックが大好きな、イイ女としか思ってない、お互い一緒
にいたいと思うなら、それで十分だろ」、前に彼に言われた。心を落ち着か
された。体を改造した性の淫獣の私となんてと、いつか訪れるだろう破局に
いつも心の底に不安を抱いていたけど、彼の寝顔は、いっときの時間、忘れさ
せてくれるのに十分だった。「寝る、食う、やる、は人間の三大欲求だぞ。
ユキは恵まれてるよな」、そう言われて笑われていじめられたこともあった。
思い出して、寝てる彼のおなかをそっとつねってやった。私はいつものように
満ち足りた気分で、眠れた。今度、彼の家に行くまでに、得意なお料理を増や
しておこうと、心に決めながら・・・。
私は、今も、現役のシーメールでいます。
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