自然科学のめざましい進歩が直ちに新しい技術や医療,製品生産などにつながり,わたしたちの暮らしもどんどん様変わりしています。安全で便利で豊かな生活に結びついている一方,残酷な兵器開発やさまざまな環境問題など,負の側面も少なくないことが認識されるようになると同時に,残念ながら科学という存在が色あせてしまっているような側面も感じられます。 しかし,人類にとって科学はかけがえのない財産ですし,それを間違った方向に使わないようにする意味でも,わたしたち一人ひとりが科学(自然科学,社会科学,人文科学)に関心を持つことはますます大事になってきています。専門家も自分の研究成果をわかりやすく市民に伝える役割を求められるようになったことからも,リンク集に例示されているように,国内外でサイエンスカフェという催しが開催されるようになっています(それ以外の名称も多いですし,哲学カフェやバイオカフェ,サイエンスバーなどいろいろな試みがなされています)。喫茶店や書店,科学館・博物館など日常的な空間を利用して,専門家と市民が一緒になってサイエンスの奥深さやおもしろさを語り合い討論する場として各地で定着しつつあります ぜひ,新潟という地にもその芽をと,有志が集まってカフェ開催を企画しました。活字離れが指摘される中,本を読む楽しさを知ってもらう機会にもしてもらおうと書店の中の喫茶部をお借りして開催します。当面は不定期開催になると思いますが,本ページで最新情報をご確認の上,どうぞ奮ってご参加くださいますように。また講師や企画運営の応援団としてのお申し込みもお待ちしています。 |
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第44回(2010/12/26)案内 [NEW!] | これまでのカフェの記録と紹介資料(旧資料) | サイエンスカフェ関連リンク集 | スタッフ紹介
★2010/11/27(土)13時より第37回カフェ『物語としてのチェス、科学のフォーメーション』(2010/06/25)の録画をUstream配信する予定です。 [NEW!]
★第45回『オーロラと宇宙〜我々の地球と兄弟星の大気進化 』(2011/01/08) [NEW!]
★「サイエンスカフェにいがた」のゲストをお願いできませんか?
★2011年より本カフェの協力により,新潟市東地区公民館主催の「公民館サイエンスカフェ」がほんぽーとでスタートします。こちらもどうぞよろしくお願いします! (以下の画像クリックで詳細PDF表示) ★日本コンピュータ化学会学会誌JCCJ 9(4) に,本カフェについて紹介した『SCCJカフェ(2) サイエンスカフェによる科学コミュニケーション』( J-STAGE版 [PDF] )が掲載されました。 [NEW!] 第30回以降のカフェの様子はTwitterハッシュタグ #ngtsc もご参照ください! |
林さんからPR: チェンバロは、いまやポピュラー音楽でも使われ、名前は知らなくても音を聴けば、誰でもわかる楽器となった。ポール・モーリアオーケストラの「恋はみずいろ」やアニメ「キャンディーキャンディー」の主題歌でも使われていた。しかし、フランス革命以降、20世紀に到るまではほとんど廃れてしまった楽器だった。その前はどうかというと、17・18世紀では花形の鍵盤楽器で、宮廷のサロンでも劇場でも大活躍していた。チェンバロは長い期間使われた楽器だったため、時代や地域によって設計や音色が大きく異なる。とうぜんチェンバロの音楽も大きく異なる。そんな楽器・音楽の多様性もまた、音色の美しさとともにチェンバロの魅力のひとつとなっている。この講座では、そんなチェンバロの魅力を、歴史、構造、音楽の観点から大解剖してみたい。もちろんチェンバロの生の音色もお楽しみに!
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