美術  「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」@国立博物館


http://www.jakuchu.jp/

日本画は、ほんとにみてると気持ちがいい。

若冲の鶏や象など、みんな素晴らしいんだけど、83歳で描いたという「鷲図」が一番ぐっときた。

孤高で、力強く、無駄がない、うーんすごい。


あと何度もみたくなったのは、鈴木守一の「秋草図」の、一番上の黒アゲハ。
掛け軸全体のデザインも、しゃれててほんとに美しい。

http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/20060614/p1


そして今回のプライスコレクション展の企画の目玉、ガラスケースなしで、自然光のように変化する照明のもとでみられる特別展示。

源氏物語屏風絵にうつろう光と影。
日本美術、なんて素晴らしいんだ!!

高い天井のもと、ほの暗い中でうつろう光に照らされる屏風をながめていると、なにか既視感が・・・。

そうだ、今は壊してしまった田舎の家の中が、こうだったのだ。
高い天井には梁がめぐり、真夏でも縁側からの光が半分しか届かず、ひんやりと暗かった。

もう一度ああいう家の中で、自分の人形やコレクションをながめてみたいが、もうどこにもないんだなあ。


2時間かけて2回みて、ミュージアムショップもゆっくりながめられた。

ネットのブログが充実してるので、カタログ買うのはやめて、若冲の画集など買う。


あー行ってよかった、すいててよかった。