オラファー エリアソン 「影の光」展 @原美術館
 

原美術館は平日だというのに、若い人たちがぞろぞろいて、びっくり。

http://www.tokyoartbeat.com/event/2005/7385

http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html

いくつかの部屋にレンズと光で人工的に作りだされた不思議な映像がうつしだされていて、ビジュアル的にというより、理科的興味がわいておもしろかった。

単色ライトによる影のない部屋と、人工滝みたいな「Beauty」という作品の部屋は、時間がとまってるような感じ。

感覚的な作品なのかなと思ったんだけど、作者の講演記事を読んだら、現象学にもとづいて人と環境の関係を考えるというような、哲学的社会学的なコンセプトだそうで、その文章は文章として興味深かった。

人間ひとりひとりが見ているものは本質とは異なり、ひとつひとつ違う。しかし人は差異を求める一方で、他人との均一化された経験を好む、などなど。