DVD 「オルランド」

学生時代以来あんまり読まなくなったヴァージニア・ウルフに最近また興味再燃して、いろいろ読んでみたいと思ってるのだけど、そいえば一番ポピュラーなはすの「オルランド」も読んだことないのだった。

先日みた映画「ナルニア国物語」、全体的にはいまいちだったが、とにかく冬の女王がかっこよくて、どっかでみたことあるなあと思ってたら「コンスタンティン」にでてくる天使の人(これも映画全体はいまいちだったので、よく覚えてないんだけど)で、これも中性的で素敵だった。

そして、さらにそういえば〜と思って、前からみたかった「オルランド」をチェックしたら、これこそ Tilda Swinton の主演だった。

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD16722/index.html?flash=1

あと「猟人日記」で印象的だった人妻も彼女。
DVD全て買ってしまいそう。


映画はなかなかおもしろい。

300年生きて、男性から女性にもなったオルランドに聴こえる天使の歌。


突き抜けて 壁を突き抜けて
溝を飛び越えて あなたの所へ
一つに合体するこの瞬間
歓喜に身をゆだねて 私はついに自由を手にした
ついに過去から 切り離されて
手まねく未来からも 解放されて…

突き抜けて 壁を突き抜けて
私はもう女でもなく 男でもない
顔は人間で 一人に溶け合った
顔は人間で 一人に溶け合った
この地球にいて 同時に宇宙に存在する
この世に生まれ 同時に死を迎えている
この地球にいて 同時に宇宙にも存在する
この世に生まれ 同時に死を迎えている


「いくつになっても女を捨てない」とかいう人もいて、まー人それぞれだとは思うけども、わたしは、年とって女でも男でもなくなるとこまでいったら、また別の、というかそれまでにないくらいの楽しさがあるんじゃないかなーと思うのだった。