舞台 「身毒丸」 |
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知り合いの方がオーケストラの指揮・作曲をなさるというので、三軒茶屋に「身毒丸」を観に行く。 「身毒丸」は、オリジナルの寺山&シーザー版をビデオやCDで体験しただけで、その後の岸田理生&蜷川版は知らない。 今回は、岸田理生追悼上演ということで、さらに劇団のオリジナル要素が強いということだったが。 劇団の「記念碑的作品」である「オイディプス」をからめる必要性がそんなにあったのか?? 言いたいことはなんとなくわかるけど、スタイルも雰囲気も違う芝居をそのままミックスしても、プラスになるとは限らないというか、「身毒丸」そのものは役者さんもよかったしいろんな工夫もされててせっかくまとまってるのに、その演出のせいでがっくりテンションがさがってしまうのだった。 音楽はとってもよくて、とくにボーカルのMAOさんの豊かでハスキーな歌声はすごく素敵だった。 でも劇団の役者さんも、みんな若々しくて(特に小間使い役の女の子かわいかった)魅力的だったので、機会があったらまたほかの上演観てみたい。
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