映画 「ナルニア国物語」
 

わたしが小学校低学年のとき読んだ童話で夢中になったものといえば、「エルマーと竜」シリーズ、「かしましや」シリーズ、そして「ナルニア」。

原作の内容はあまり覚えてないけど、映画を見終わってからなんとなく、「こんな話だっけ?」

コドモのころは、単純に、未知の異空間へのわくわくする冒険ファンタジー、と夢中になっていたと思うんだけど、なんか映画みていると、「現実の戦争におびえるコドモたちが、なんで空想世界でまで戦わないといけないのか?」と気の毒な感じがしてしまった。

クーリエ・ジャポンにはなにやら「キリスト教・強者崇拝の物語」として批判していて、まあそれは1950年にでたものだし欧米の童話なんてみんなそんなもんじゃないかと思うけど、子役も老けてて優等生すぎる印象だった。
ようするに映画全体が、「オトナの視点」という感じ。

そんなわけで、わたしが一番気に入ったのは「白い魔女」。
いかにも情が薄そうで、一人で武器をふりまわして戦う姿がかっこよかった。