DVD  セッション 9

廃墟の精神病院ものということで「session 9」。

http://www.eiga.com/review/session9.shtml

この舞台となるダンバース精神病院はマサチューセッツ州セーラム近郊に実在する、廃墟マニアには有名な建物だそうだ。
1878年に設立。1984年閉鎖。

この廃墟のアスベスト除去工事のためにやってきた作業員たちはごくふつうの男たちであるのだけど、閉鎖された過去の建物の中で作業していくうち、そのうちの誰かが異常をきたしていく・・という展開で、ことさらグロイ映像やオカルトっぽい雰囲気もないのに、心理的に追い詰められていく描写がグッド。

廃墟といっても、暗さというよりむしろ明るい空虚さの中で、人間たちが右往左往するさまが恐怖感をつのらせる。

ということで、とてもおもしろく、コメンタリーつきの「もうひとつの結末」というのも観てみたい。


これを観て昼ねをしたら、廃墟の中で昼ねをしている自分、の写真を発見して驚く夢、というのを見た。わかりやすい。