DVD  スイミング・プール


http://www.gaga.ne.jp/swimmingpool/

これは往年のファム・ファタル、シャーロット・ランプリングが主演してるので買ってみた。

しかしこれがまた、それこそ吹き替えで観ても、「えっこれはいったい・・・?」というミステリアスな話で、最後の最後に、「なるほどー!」とうなるという。

オゾン監督の「8人の女たち」、同じくランプリング主演の「まぼろし」を、おもしろいと堪能できない人には、「何をいいたいのかわからない」(これまたこういう感想が多いのねー)映画だろう。
いかにもフランス映画というか・・・
日本だってこういう、「夢かうつつか」というあいまいな世界がかつては好まれていたと思うのだけど。

そして「愛の嵐」ではあんなに妖艶な美女だったランプリングが、60歳ではかつての美貌の影もなく・・とわたしには思えるのだが、フランスではまだまだ現役、それどころか「イコンにさえなりつつある」というのだから、さすがに成熟した国は違うなあと感心するのであった。

しかしこの映画での彼女の演技はほんとに素晴らしく、彼女を惑わすリュディヴィーヌ・サニエの奔放な美少女ぶりもよいので、ひまなときに今度はフランス語でみようっと。