映画  ブラックダリア

http://blog.eigafan.com/black-dahlia/index.html
http://www.imdb.com/title/tt0387877/

とにかくスカーレットが清楚で美しい!!
こんな女性にうるうるみつめられて、拒める男なんてこの世にいるだろうか??

デ・パルマの映像センスがいかす。(「悪魔のシスター」「ファントム・オブ・パラダイス」「キャリー」が大好き)

スカーレット演じるケイは、犯罪者のもと情婦というイメージは全然なくて、いいとこの若奥様といった風情。
一方、ヒラリー・スワンク演じるマデリンは、富豪令嬢なのに性格の悪いアバズレ。

見た目だけでなく、社会の底辺で生きてきたケイが人を愛してせいいっぱい生きているのに対し、マデリンはお金持ちなのに家族も憎みあっていて、愛に飢えた不幸な生き方をしているという対比。

この二人の女と、「ミスター・ファイアとミスター・アイス」の二人の男、それぞれの、描かれてない過去とか想像するとおもしろかった。

「実際にあった猟奇殺人事件」を期待していくと、全然違うんだけど、,話も全然たいくつしない。

「ストーリーが複雑すぎてわからない」「結末の意味がわからない」という感想が多いみたいだけど、まあ最後の展開はフル・スピードながら、ちゃんと全部説明されてるし、全然問題ないと思うんだけど。

しかしさすがにモンダイだと思ったのは・・・

She "dose not" look like the dead girl!

上の写真の、マデリン(中)とベティ(右)が「そっくり」とはどうしても・・・
ヒラリーきらいというわけではないけど、「セクシーな美人」という女優じゃないと思うんだけど・・・なぜにこの役?

そもそも、「二人がそっくり」でなければならない必然性がいまいちわからなかった。
最後の謎解ききいても、なおさら「?」

これは小説読むとわかるだろうか。

原作読んでから観ようかと思っていたけど、こういう映画なら、読まなくて正解だった。
でもジェームズ・エルロイの小説もおもしろそうなので、読もう。

あと、この映画R15なんだけど、それはひとえに惨殺死体がエグイからというだけで、エロス方面はXXシーンどころか裸のシーンも全くなし。
(やたらと焦って服を脱がすシーンが多い、けどそこまで 笑)

しかしともかく、ラストシーンにあらわれた彼女はもう天使のようにキラキラ.:*:・'゚☆。.:*:・'゚★゚'・:*
もうあの顔みただけで、この映画みたかいがあるというものだ。