美術  「ディズニーアート展」

 

東京都現代美術館@木場にて

http://www.disney.co.jp/disneyart/index2.html


原画というと、現代のアニメのセル画のようなものを想像してたんだけど、これが全然違った。

今回は特に、初期作品の中でもそれまでにない美術背景をとりいれて5年間かけて制作されたという「眠れる森の美女」の膨大な「コンセプト・アート」が展示されていたのだが、水彩で書かれた森や城の絵はそれだけで一流の芸術品。

実物をみると、小さな星や遠くの木々などが繊細に丁寧に描かれていて、あの背景はだからこんなに素晴らしかったんだと、小学生のときに初めて劇場でこのアニメを観て文字通り別世界に飛んでいった感動を、あらためて思い出す。

ほかにも、バンビやシンデレラの手書きのデッサンの数々を見ると、みんなほんとに夢と生きがいを感じて一枚一枚これを描いて、映画になったんだなあと、そしてそのすべてを生み出したのはウォルト・ディズニー一人の、ものすごいイマジネーションだったんだなあとしみじみ。


ディズニーランドの計画図をみても、、アタマの中でつくったこの夢の世界を、現実のものとしてしまったのだと思うと、人間というのはやはりすごいなあと驚嘆するのだった。

こんな美しい夢を実現する力があるのに、人間世界はシアワセにならないのは、何故だ・・・。


午後ゆっくりめでいったら行列はなかったものの、中は若い人や親子連れで満員。
もちょっとゆっくりみたかったなあ。
でも行ってよかった。