『せたがやスタ研ニュース』11号【体制】

 スタ研の新年度体制

 田中代表が留任、金尾氏をアドバイザーに

 スタ研では3月の全体会で、
(1)98年度のスタ研代表を田中省一氏(烏山駅前通り振組)とする(留任)
(2)シニアアドバイザー(中小企業事業団が派遣するコンサルタント)制度を活用し、商業コンサルタントの金尾敏郎氏に何度か来てもらい、全体会及び希望する商店会の指導をしてもらう
(3)事務局は、(有)パルフレックス(代表・岩切淳子氏。下高井戸振組のスタンプ事業の企画運営を担当。事務所は下高井戸)とする、などを承認した。
 新年度も基本的には、運営委員会が具体的な事業の企画運営を担当し、毎月全体会を開催する。
 全体会はイベント情報交換中心から、各商店会及び個店のスタンプ売り上げをいかにあげるかに重点を移す。そのため、シニアアドバイザーの金尾氏に指導を依頼することになった。
 金尾氏は、「スタンプはおまけではなく、値引きを減らし利益と売り上げを伸ばす手段」、「台紙で買い物をするお客さんを大事にする」などの考え方で、スタンプの付加価値づくり、イベント企画、宣伝方法など実践的な指導で実績をあげている商業コンサルタント。全体会に出席してもらうだけでなく、希望する商店会のスタンプ事業の再構築についての指導もしてもらうことになった。当面、下高井戸振組や中里通り振組などで指導を受けることが内定している。
 また、スタンプ(ポイントカード)の経理など希望の多いテーマについては、別途に講師を招き、全体会と別に
希望者で勉強会を開催することも決定した。

今後の抱負、スタ研への希望

 3月17日の全体会は97年度最後の全体会ということで、出席した各会の代表から、今後のスタ研への抱負や希望を述べてもらった(抜粋)。

ceーマごとの講習会を 祖師谷・上田氏
 スタンプ担当の各役員にはいろいろ知りたいことがあると思う。そこで、全体会と別に、希望する人が何人かいるなら、テーマごとに講習会があるといい。悩みは、スタ研でいい話を聞いても地元でうまく説得できないこと。

cCベントや経理など勉強したい 千歳船橋・石田氏
 イベントやポイントカードの経理など、これから大いにスタ研で勉強したい。共同事業もメニューがいろいろあると助かる。

qS体会は事前にテーマを 下高井戸・岩切氏
 全体会は、テーマを事前に決めて連絡しておけば、参加する方も目的意識を持って出られるのではないか。どこもスタンプを出さない加盟店対策が課題だが、出さなかった店が出すようになった例を知りたい。

j本が大事 烏山駅前通り・田中氏
 スタンプはあくまで補助的な手段。基本は各店の品揃え、接客、商店街としての魅力など。ただし、共同販促事業としては、一番効果的だろう。スタンプ事業を成功させるうえで、イベントなども大事だが、それ以上に各加盟店がどれだけ徹底して出すか、が大事。スタ研のテーマもいかに各店にその気になってもらうか、ではないか。

rn域密着事業として参加 昭和信用金庫烏山支店・清水氏
 今後もこの会で勉強していきたい。地域に密着、地域と共に歩む金融機関として、地元のスタンプ事業には積極的に参画していきたい。よくほかの信用金庫などから問い合わせがあるが(商店街スタンプを出しているため)、私どもとしても、ここで勉強したことなどを参考に情報提供していきたい。

bアの会で元気をつけたい 経堂農大通り・高杉氏
 当商店街のスタンプは、加盟店不足、売り上げ不足などいい材料はないが、この研究会で、いい情報、刺激を得て、いい方向に向かうようにしたい。

  11号目次に戻る  バックナンバー一覧に戻る  スタ研トップに戻る  HOMEに戻る