『せたがやスタ研ニュース』14号【NEWS & REPORT】

■下高井戸振組
商店街飲食店のランチを台紙1冊で
 下高井戸振組は、9月から台紙1冊(500円分)で800円から950円相当のランチを加盟飲食店7店で食べられるサービス、『下高井戸デ・ランチ』を始めた。原則としてランチが対象だが、終日、変わらない値段のものは夜でも受け付ける店もある。
 仕組みは、(1)台紙でランチを希望する消費者は同振組事務局でランチ券と交換(台紙1冊でランチ券1枚)、7飲食店のいずれかの店で利用する(2)飲食店は消費者が使ったランチ券を800円で換金する(スタンプ事業部が300円補助)、というもの。
 今のところまだ宣伝が不十分なため、開始1カ月の交換は30冊で、1日1冊平均。同スタンプ事業部では、「とりあえず、12月20日までだが、好評なら常時実施のサービスとしたい」と言う。同振組では、中元と歳末には台紙でのみ交換できるカタログショッピングを実施し、台紙1冊あたり300円の補助を売り上げのあった店にしているが殆ど物販店で利用されるので、飲食店でももっと台紙が使われるようにとランチサービスを始めた。

 下高井戸のチラシ
[いつでも交換新メニュー]
(ランチメニュー&旅プラン)



■下高井戸振組
敬老の日700円セール
 
下高井戸振組は、9月11〜16日に台紙で買い物すると1冊700円で使えるセールを実施、約1100冊が回収
された。[宍戸氏報告]


■経堂農大通り振組
50年ありがとうセール
 経堂農大通り振組が6月29日〜7月10日に実施。期間中、加盟店で買い物をすると、世田谷区共通商品券が最高10万円から最低500円まで当たる商店街宝くじを進呈。
 また、都の『ふれあいモデル事業』で実施した街路灯やモニュメント、空き缶回収機の設置など街並み整備事業完成記念のクイズを実施した。
 チラシは多色刷りで一般紙の倍の大きさの両面。片面には有志 店の広告を掲載した(都と区から事業費の3分の2が補助された。掲載料は無料)。[川村氏報告]


■桜新町振組
台風で散々の盆踊り
 桜新町振組は8月29・30日に恒例の盆踊りを旧ひなづる保育園で開催したが、台風の影響で散々な結果に終わった。各種模擬店では来場者が少なく、損失も出た。30日に予定していた水前寺清子さんの特別公演も中止になり、残念無念。[渡辺氏報告]


■中里通り組
オータムセール交換会
 中里通り振組が9月12日に実施。1冊500円の台紙4冊で3000円分のバス券(先着20人)、6冊で5000円分のハイウエイカード(10人)、2冊で缶ビール350CC6本(10人)、6冊で松茸5000円分(15人)の交換会を実施した。恒例行事ということもあって殆どが開始直後に終了した。[森田氏報告]


■経堂農大通り振組
好評の空き缶回収機
 経堂農大通り商店街から空き缶が殆ど見られなくなった。ふれあいモデル事業で空き缶回収機を設置して以来、多数の空き缶を入れたポリ袋を持参し、回収機に入れる地元の主婦などが増えていると言う。リサイクル意識が高まってきていること、空き缶を入れるとスタンプ(振組のスタンプと別)が出て、一定枚数ためると世田谷区のリサイクルティッシュなどがもらえることなどのためらしい。
 なお、回収機にたまった空き缶の処分は、同振組で委託している業者にダンボール回収(毎週2回)の際に、一緒に回収してもらっている。


■烏山駅前通り振組
『アド街ック天国』、烏山の1位は商店街スタンプ
 9月19日夜放映の『アド街ック天国』(愛川欽也司会の、街の名所・名物・名店をベスト30までランキングして紹介する番組)で烏山が取り上げられ、商店街スタンプが見事1位に輝いた。
 家族総出でスタンプ集めを楽しむ光景が紹介されたり、100円玉とスタンプが落ちていたら烏山ではスタンプを拾うなど、スタンプの人気をおもしろおかしく紹介。
 買った商品の重さプラス体重が50キロだったらスタンプ50倍進呈、などのイベントを実施したことがある木村青果さんはご夫婦で登場した。


■下高井戸振組
4人分たいらげれば無料プラス満貼り台紙2冊!
 下高井戸商店街にはスタンプを様々に活用している個店が少なくない。[4人分召し上がった方に無料プラススタンプ満貼り台紙2冊進呈]というサービスをしている、『てるちゃんラーメン』もその1店。5月から始め、挑戦したお客は10人以上いたが、成功したお客は10月5日現在0人。   
 「何か話題になるものをと始めました。早く達成者が出てほしいのですが」と言う同店の期待に応えるお客が出るのは果たしていつのことか。


■烏山駅前通り振組
ICカードリニューアル
 
烏山駅前通り振組では、9月1日にICカードをリニューアル。
 事務局でしかできなかったプリペイド入金が加盟店でもできるようになるなど便利に 9月末現在のカード会員数は約2500人。新カードスタート後に申し込む会員も少なくなく、組合事務所ではデータの入力や発送などにおおわらわとか。今後、新カードの浸透につれ申込はまだまだ増えそうという。
 「旧カードの会員は約8000人いたが、組合や金融機関から勧められておつきあい的に会員になったため使わ
ない会員も多かった。新会員は自分から申し込んできた会員が殆どなので、従来2割ぐらいだったポイントの比率
はもっと増えるのでは」(スタ研代表で烏山駅前通りの田中省一氏)。

 新ICカード



■経堂振組
請求されなくてもスタンプを出す加盟店が多ければ成功する
経堂振組が消費者アンケート
 経堂振組スタンプ委員会が実施、500人の消費者から回答を得て、9月1日にまとめた。
 加盟店からアンケート用紙をもらい、記入した用紙を加盟店に渡して、受け取った加盟店は押印する方式をとったため(回答者にスタンプ50枚を進呈するため)、どこまで本音を書いてもらったか問題が残ったという。渡辺スタンプ部長は、「スタンプを出してほしい、というお客さんがいかに多いかを改めて確認した。難しい理屈ではなく、品揃えや価格がきちんとしていて、各店がスタンプを当たり前に出せば成功するのだが」と言う。

アンケートの主な結果
・スタンプ台紙の利用方法 「加盟店での買い物」285人、「抽選会」 120人、「預金」93人 など
・今後希望するイベント 「旅行」31人、「常時交換チケットの種類 を増やす」19人、「現状でいい」15人、「倍セール」14人 など
・その他の意見 「催促しないでも出して」27人、「糊付きシールに して」20人、「加盟店を増やして」14人、「不加盟店多すぎる」 13人 など

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