『せたがやスタ研ニュース』16号【地域振興券】

 活用しよう地域振興券

 春の販促や勉強会のテーマとするなど

 『政局対策の中途半端なバラマキ』などいろいろ異論もある地域振興券だが、1月末開始の島根県浜田市を皮切
りに全国各地で発行が開始され、マスコミで各地の動きが大きくとりあげられている。商店会としては、いかに活
用するか、というスタンスで臨むことが大事ではないか。
 そこで、地域振興券活用のポイントについてヒントを集めた。

1・振興券を使ってもらうための検 討会の開催を
 振興券をいかに商店街の店で使ってもらうか各店で検討してもらう(各店の品揃え、商法などについて改めて考えてもらう機会とする)。そのための検討会を開く。

2・取扱店の明示と接客
 共通商品券も同じだが、消費者が気にすることは、「この店で振興券は使えるのか」。そこで、区支給の取扱店ステッカーはもとより、商店会独自に横断幕や『地域振興券歓迎の店』などのステッカーを用意して、消費者の来店バリアーを減らす。

3・春の販促企画と連動させる
 世田谷区の発行開始日は、ちょうど春の販促シーズンにあたるので、今年は販促企画に地域振興券をからめることも検討してはどうだろうか。
 スタンプやポイントカード実施の会なら振興券でのお買い物には3倍5倍などのサービスとする、なども。

4・おつりを金券で出すことも
 横浜市の伊勢佐木町1・2丁目振組では、「子どもやお年寄りが低単価の買い物をされた時おつりを出さないの
は不親切。しかし、おつりは禁止されている。そこで、有効期間半年で商店街内でしか使えない金券(100円券と10円券)を出すことにした。市も、期間と加盟店限定ならと認めた」という。

5・地域振興券をもらえない消費者にもサービス
 16〜64歳と65歳以上の一部の消費者は振興券を支給されない。そういう消費者にもスタンプやポイントでサービスをすれば、イメージは上がるのではないか。

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