『せたがやスタ研ニュース』21号【視察】

視察
報告
 御殿場市・協組森の腰商栄会視察報告
 参加者少なかったが全員が刺激

 スタ研では、区商連青年部と共催で、11月12日に、御殿場市の協組森の腰商栄会を視察した。参加者は9名。
 午前10時半から午後1時まで、同商店街内のショッピングセンター、『エピ・スクエア』2階の会議室で、協組森の腰商栄会の役員3名から説明を受けた。その後、商店街及びエピスクエア、そして(株)アクティブモコの事務所兼サロンなどを見学。1時半からは郊外の御殿場高原ビールレストランで懇親を深め、午後4時前に帰路についた。あいにくの雨天だったが、参加者全員には大きな刺激となった視察だった。

■渉外、ソフト、ハードの3組織

 同商店街の主な特徴は、協組森の腰商栄会、(株)アクティブモコ、御殿場まちづくり株式会社という3つの組織があり、それぞれの役員の多くが重なっていること。
 協組森の腰商栄会は、行政など公的組織との交渉を主に担当。
 (株)アクティブモコは、同Wの青年部が90年7月にスタンプ(モコチップ)事業の母体として設立、翌91年2月に株式会社にした組織で、スタンプ事業を中心にソフト事業全般を担当。
 御殿場まちづくり株式会社は、商店街内に小型のショッピングセンターを設立、その運営をするほか、商店街の街並み整備も担当する。

■年間6000万円以上のスタンプ

 初年度から加盟店約80店で年間6000万円以上を発行したスタンプ事業に象徴される、行動力、企画力、団結力のある組織だ。
 イベント事業や激烈な選挙運動(地元の加盟店主を市長や市議にした)で結束力は高まったという。

■充実した青年部組織と運営

 メンバーが自由に出入りし、憩えるたまり場((株)アクティブモコと協組森の腰商栄会の事務所を兼ねた)をつくり、青年部の定例会では、午後10時過ぎると飲み放題で自由に発言する慣例をつくるといった組織運営は参考になる。また、会合や視察など商店街事業に参加した時は時給500円が支払われるというのも面白い。
 優秀な専従スタッフ(女性)が2人いる事務局の存在、行政や議会との緊密なコミュニケーション、次々と新事業に取り組む行動力( 98年度は、『モコキップ』という愛称のプレミアム商品券[額面500円券 枚綴りを5000円分で販売]、99年度は、各店の歴史を興味深く見せたうえに、各店の販促スケジュールも入れたカレンダーの制作など)と結束力は全国的にもAクラス。

■着実に成果上げる[エピ]

 ショッピングセンター、エピの初年度年商は採算点ギリギリの7億円、2年目は11月までで前年比40%増のペースで推移。7店中ファンシーショップは、客層とのミスマッチなどで10月末で撤退したが、全体としては順調。問題は次々に出てきているが、それを早く発見し、軌道修正の手を着実に打っていることが順調の理由。

■商業集積強化など課題

 商店街内の集積強化、飲食店街の設置、スタンプ加盟店の意識改革と増強、カード化、そして共同店舗と商店街の有機的関係づくり、住宅誘致などを今後の課題としている。

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