『せたがやスタ研ニュース』25号【スタンプ活用】

 スタンプ成功のポイント・立川市・羽衣振組の狭山園店主・池谷健治氏の実践

 「いい」と思ったら少数でも実行、得する情報をわかりやすく伝える

全体会でスタンプの活用について語る狭山園・池谷氏

■「やる気のある者で突っ走れ」の助言で楽に
 12、3年前、池谷氏ら当時の青年部役員が、烏山駅前通り振組に視察に行き、スタンプ事業を提案したが、親会から軽く一蹴され頓挫していた。
 94年秋から始めたのは、立川市商連の指導でスタンプ事業の提案があったことから。その時の「下をすくいあげることはやめようよ」という指導員の助言で池谷氏は「突っ走ればいいんだ。自分のやりたいことをやっていけばいい、と割り切れた」という。

■10店の2倍セールで店の売り上げ倍にc
 開始当初はなかなか浸透しなかったので、池谷氏は、近くの親しい店5店で、「8の市 元気なお店の2倍セール」を始めた。当日、「本日2倍の日」という手作りのポスターを貼るだけ。半年ぐらいして、効果が出始め、8の日の売り上げは、平均の2倍から3倍になり、ほかの4店もよくなった。しかも前もって計算できるので準備も楽。
 このため、まわりの店から、「なんであんたらだけ元気なんだ?」と言ってきた。「それなら、おたくもやる?」ということで10店に膨らんだ。10店はこの日は楽しみに商売をしているという。
 それが刺激となり、さらに別のグループも生まれた。

■わけあり情報を的確に伝える
 狭山園では、スタンプを使ったサービスを、個店、グループ、商店会などいろいろな機会(理由)をつくって展開している。
 それらのサービス情報を、来店客を中心にわかりやすく伝えていることが同店がスタンプで売り上げを伸ばしているポイントだ。
 情報伝達の基本は、来店客への口コミ。主に奥さんが、「今度の土曜日はラリーだから」、「今月末には散策会があるよ」という具合に説明する。その際、わかりやすく説明したチラシを渡す。店頭や店内にはそのチラシを大きくしたポスターなどを掲示する。
 そして、産地農家と契約して有機栽培のお茶など独自ブランドの商品を扱い、その農家の生の声や写真を掲載した拡大版情報紙を年2回程度つくる。
 陶芸が趣味のお客さんの作品や、やはりお客さんである主婦のお嫁さんの実母(山形県在住)手作りの漬け物を店で販売するなど、地域のお客さんとの強いつながりが同店への信頼感を高めている。

*羽衣振組の99年度スタンプ発行額は、加盟店38店で1938万円、回収率98%。狭山園の発行額は270万円。

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