『せたがやスタ研ニュース』26号【イベント】

イベント  合同イベント2題 11月の全体会から

 1つの地域にいくつも商店街があるのは普通だが、福引券やスタンプ・ポイントカードなどは出来るだけ共通にしてほしいというのが多くの消費者の意識である。そういう消費者に応えるべく、昨年の夏に連合で福引売り出しをしたのが小田急線祖師谷大蔵駅周辺の3商店会。そして、1地域ではなく、世田谷線沿線の三軒茶屋、松蔭神社通り、下高井戸の3地域では、同日に別々のイベントを実施した。
 この2つの試みを昨年11月のスタ研全体会での報告から紹介したい。

 初の連合中元売り出し 小田急線祖師谷大蔵駅近くの3商店会

3商店街連合中元大売り出しのチラシ

 小田急線祖師谷大蔵駅南側の祖師谷南振組、北側の祖師谷振組、祖師谷昇進会振組の3商店会は、昨年、初の連合中元大売り出しを実施した。
 きっかけは、祖師谷大蔵駅南側にできた10階建ての再開発ビル地下への小田急OXの出店(2000年7月に開店)。それへの対抗の意味も含めて、3商店会一丸となって売り出しをやろうということになった。
 統一チラシを出し、福引所は各商店会で従来設置してきた場所に設けた。
 スタンプは使わず、15枚で1回福引できる補助券を200円買い上げにつき1枚進呈。参加店の購入価格は、300枚ごとに1800円(単価6円)。
 景品は1〜5等まであり、大半が3商店会共通のお買い物券(一部世田谷区共通商品券)。1等1万円券30本、2等3000円券150本、3等1000円券1205本(商店賞含め)、4等300円券3000本、5等100円券1万7697本、合計2万2000本。
 収入は、(1)1商店会70万円ずつ出し合った210万円(2)福引券の売り上げ245万円(3)商店賞(1000円券含む)72万円Cチラシ裏の広告など、合計579万円で、若干の黒字となった。
 福引券の売り上げは、駅前のしみずや(祖師谷振組)買い上げ分を除くと3商店会は殆ど同じだった。
 福引所は、当初は駅前(祖師谷振組)が一番混むだろうと予測していたが、団地の抽選所(昇進会)に多く集まったという。買い物は駅前でしても、福引は自分の家の近くということらしい。

auお客さんには好評」
 祖師谷振組では、この合同福引売り出しについて組合員200名にアンケートを実施したところ、「単独でやるよりは合同で実施したほうがいい」という意見が半数以上あった(回収は95名)。
 他の2商店会でも、「お客さんに喜んでもらえた」という声が多かった。

mホ末は2商店会で実施
 ただ、歳末の福引売り出しは、祖師谷南振組が、「スタンプ台紙での福引を希望するお客が多い」ということで単独実施、祖師谷振組と昇進会の2商店会が歳末としては初めて合同で実施した。
 若手の役員を中心に、「今後は3商店会共同の事業を積極的に実施したい」という意見が出ている。 [小島氏・上田氏報告]

*駅前ビルができて変化
 小田急線祖師谷大蔵駅前南側の10階建て再開発ビルには、地下1階にスーパーのOX、1〜2階に居酒屋の和民などが出店した。また、再開発ビルができたことで、南側にはファーストフード関係の店や弁当などの店が増え、整備はこれからの駅北側でも、惣菜・弁当関係、ファーストフード店、そして長崎屋地下に小規模だが食品スーパーが出店しており、既存店に影響を与えている。

 世田谷線沿線3つのまちで同日にイベント 三軒茶屋、松蔭神社通り、下高井戸

o奄フ企画で話題 雨対策や乗車券対策などが課題に
 10月28〜29日(土日)に、初めての試みとして、「3つのまちの3つのイベント」が行われた。
 世田谷線を使ってお客様にアチコチ動いてもらおうという狙いだった。世田谷線の記念回数券も印刷した。
 三軒茶屋はアートタウンという大道芸を中心としたお祭り、松蔭神社通り松栄会は「萩・世田谷幕末維新まつり」、下高井戸はハロウィンやフリーマーケットなどを実施した。いずれも、目玉は以前から実施されていた企画だが、開催日は別々だったのを同日開催とし、共通ポスターなどを制作したのが大きな特徴。
 ただ、世田谷線を乗り継いで、3地区を回遊してもらうという狙いは、2日目の日曜日が雨にたたられたこと、乗り放題の1日乗車券は東急電鉄側の理解が得られなかったことなどで、不十分にしか達成できなかったという。

世田谷線の記念回数券

nO軒茶屋 大道芸を中心としたアートタウン
 三軒茶屋地区では、駅前のレンガ敷の広場やNTTの駐車場、ふれあい市場など7カ所で同時開催で、すごい人出だった。駅前広場ではやぐらを組んで、エキゾチックな女性が水着のようなスタイルで空中ブランコを実演、男性を中心に多くの観衆の人気を集めていた。
 三軒茶屋銀座振組では、ポイントカード1周年記念ということで、満点カードによる抽選会を実施。景品は、通常500円相当に使える満点カードが最低でも、1000円のお買い物券、 名には5000円券、ほかに岩手県千厩町農協から提供してもらった新米とりんご1000円分を約100セット提供してもらい景品とした。
 岩手県千厩町からは農協の人に来てもらい、物産展を開催した。これは恒例のイベントで、人気もある。[笠井氏報告]

oシ蔭神社通り 「萩・世田谷幕末維新まつり」
 今回で9回目。吉田松蔭をまつった神社があるということで、山口県の萩市と提携、物産展や抽選会など盛りだくさんのイベントを実施。
 初日の土曜日は多くの人が出て賑わったが、日曜日は朝から雨に降られ、目玉の維新パレードは中止、お神輿だけとなり、寒い中、人が散ってしまって本当に惨めな思いをした。
 スタンプ関係の売り出しも若干実施した。 [岡村氏報告]

iコ高井戸 フリーマーケットやチャリティー
 下高井戸商店街での過去5回の「しもたかハロウィン」は、仮装コンテスト中心の1日だけのイベントだったが、今回は2日間ということでハロウインのほかに、フリーマーケット、ナイトバザール、ウォークラリー、三宅島島民へのチャリティーバザーなど多彩な企画を盛り込んだ。
 ところが目玉の仮装コンテストは、雨で中止になってしまった。
 フリーマーケットの会場はひまわり広場という駐車場。参加は公募に応じた 24店舗、お昼の12時から5時までだったが、3時くらいには3分の2くらいが売り切り、5時まで残ったのは2店だけ。「良く売れて良かった」と大好評。会場設営は簡単だし、人手もかからず楽だった。「地域参加型」というのはいいな、と思った。 
 日大の放送研究会と共催して簡単な特設サテライトスタジオを作って、1日目に、ニュース、宣伝、会場の実況中継などを流してもらった。
 6時からは商店街の中でナイトバザール。希望店舗を募って何かを売ってもらう。同時に4つの大学から招いたバンドの演奏会も開いた。 
 ただ、今回は3つのまちのイベントに合わせるため、突然2日にしたので大変無理があった。
 ウォークラリーは人手の問題などで実質中止にしたり、ハロウインは過去5回がいずれも晴天だったこともあり、雨が降った場合の用意が不足していた。
 今回は2日間になったので、初日にメインイベントを持ってきて、雨ならば2日目に送るというような工夫も必要だったと反省している。 [上保氏報告]

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