『せたがやスタ研ニュース』26号【NEWS & REPORT】

■烏山駅前通り振組
年末年始セール

[ミレニアムクリスマスセール]のチラシ


(1)ミレニアムクリスマスセール 12月1日〜12月24日 (福引所は12月9日〜12月25日)
 買い上げ100円ごとに赤いスタンプを進呈。特別台紙に30枚で1回抽選。通常の台紙またはポイントカード350点分でも5回の抽選。
 景品は、特賞30万円分の共通商品券3本、1等区商連賞(五木ひろしショー招待)、以下、1万円、5000円、1000円の共通商品券、末等はスタンプ25 枚。
 抽選5本ごとにノートパソコンなどが抽選で当たるWチャンスの企画も(1月19日、エフエム世田谷「さこみちよドッキン玉手箱の公開録音と合わせ抽選会)。
 抽選本数合計10万5085本、特別台紙9万7775本、通常台紙7330本(1466冊)
 赤いスタンプの売り上げは1612万円(従来は1枚3.5円だったが、今回は2円とした)。
(2)わくわくチャンス(台紙抽選) 12月26日・27日
 1人5冊までで交換は3769冊。A賞1万円、B賞5000円、C賞1000円、D賞600円相当の買い物(有効期間は前記2日間)。 
(3)800円シールセール(チラシに2枚印刷) 1月3日〜1月8日
 台紙にシールを貼ると、加盟店で800円で使える。チラシは3万7000枚。回収は7340冊。
(4)劇場招待(各30名、1月9日から交換、いずれも定員達成)
 ・初春歌舞伎公演、中村時蔵・中村吉右衛門(1月23日、国立劇場)
 ・セールスマンの死、無名塾・仲代達矢主演(2月2・3日、池袋サンシャイン劇場)



■下高井戸振組
歳末特別企画、今回はダブルサービス
 6年前から下高井戸振組スタンプ事業部が毎年歳末と中元時に実施している。参加店から台紙交換用商品を用意してもらい、そのリストを掲載したカタログを消費者に配り、事前に台紙と交換で注文をとり、所定の日に各店ないし、しもたかコミュニティホールで商品と交換するという企画。 
 通常1冊500円のスタンプ台紙が800円以上で交換できる(1冊につき300円はスタンプ会計から補填)のがサービスの目玉。
 交換する商品は各店3品目・各品目100個以内。
 カタログは約5000部をスタンプ事務局で制作、参加店が配布した。
 今回の回収台紙冊数は約7500冊(申込件数は約2500件)。
 また、今回は商店街全体での歳末福引売り出しを中止したため、申し込んだ台紙1冊につき1回抽選ができるというWサービスとした。
 景品は、五木ひろし明治座新春特別公演ペア招待をはじめ、区商連共通商品券500円、スタンプ20枚、スタンプ5枚ではずれなし。


■東松原振組
4つのクリスマス企画
 今回は、「商店街からミレニアムの最後のプレゼント」として、以下の企画を実施した。
(1)クリスマス大抽選会
 12月1日〜24日まで、応募用紙に違う店5店で買い物してハンコを5つ押してもらうと応募でき、25日の公開抽選会でハワイ旅行ペア招待券1組、沖縄旅行ペア招待券1組、旅行券3万円分3本、区内共通商品券5000円分20本、同2000円分50本などが当たる企画。
(2)餅つき大会
 12月1日に実施。先着300名につきたての餅をプレゼント。
(3)歳末福引抽選会と2倍セール
 12月1日〜10日までスタンプ2倍セールと9日〜10日にスタンプ台紙による歳末福引抽選会。景品は最高5万円、最低500円。
(4)クリスマスセール
 各店が独自のサービス。
*特に、(1)のクリスマス大抽選会は好評だったという。また、年末はイルミネーション装飾も実施。
 「元気出せ商店街」の指定を受け、100万円の助成を得た。[下島氏報告]

ハワイ旅行などが当たる大抽選会は好評だった




■8商店会
梅まつりに8商店会が模擬店
 2月1日から羽根木公園で恒例の梅まつりが始まった。周辺の8商店会でもこの祭りの期間中の毎週日曜日に、模擬店の出店などで協賛している。
 東松原振組では、スタンプを30枚貼ると会場の同振組模擬店で100円で使える特別台紙を発行している。[下島氏報告]


■下高井戸振組
[Mottoしもたかクラブ]設立、会員には買い物バッグ進呈
 下高井戸振組では、昨年末から地域環境に配慮したまちづくり、人と人とのふれあいを大切に育て、バリアフリーの実現を目指す運動を、都や区の支援を得て開始した。
 「Mottoしもたかクラブ」は、このようなまちづくり活動について地域住民の理解と参加を得るために設立した、商店街のサポーター的な組織。
 1月末現在の登録会員数は、約1500名。会員(1世帯1名)には、縦横各30センチ、まち12センチのナイロン製「Mottoしもたかバッグ」を進呈した。
 同振組では、買い物バッグ持参などで、ノー包装に協力した消費者には、4月のさくら祭りの抽選会で使える補助券1枚(10枚で1回抽選)を進呈している。

Mottoしもたかクラブ会員募集のチラシ




■尾山台商栄会振組
歳末売り出しについて組合員意識調査実施
 下高井戸振組では、昨年末から地域環境に配慮したまちづくり、人と人とのふれあいを大切に育て、バリアフリーの実現を目指す運動を、都や区の支援を得て開始した。
 「Mottoしもたかクラブ」は、このようなまちづくり活動について地域住民の理解と参加を得るために設立した、商店街のサポーター的な組織。
 1月末現在の登録会員数は、約1500名。会員(1世帯1名)には、縦横各 センチ、まち センチのナイロン製「Mottoしもたかバッグ」を進呈した。
 同振組では、買い物バッグ持参などで、ノー包装に協力した消費者には、4月のさくら祭りの抽選会で使える補助券1枚( 枚で1回抽選)を進呈している。

qg合員意識調査の結果 歳末福引はポイントがらみで
 尾山台商栄会振組では、昨年秋、全組合員を対象に歳末売り出しについて意識調査を実施した。
 調査をしたきっかけは、「最近の福引売り出しに参加するのはポイントカード扱い店が大半。商店街全体の売り出しとしてはおかしいのでは。ポイントカードを扱っていない店も参加しやすいように一定額買い上げごとに福引券を進呈する方法に戻してもいいのではないか」という声が、ポイントカード加盟店を含む数人から出されたことだった。
 以下の調査結果を受けて、歳末売り出しは、「従来通り、ポイントカードの満点カードによる抽選会と2倍セール」とし、福引は満点カード1枚で5回でき、景品は最低100円の金券。トップにはプレステ2を3本とした。

*組合員意識調査結果 
・回答者は138店中56店。回答率41%(ポイントカード扱い店54店のうち回答は35店で65%)。
・設問
 売り出し方法について ポイントがらみ(満点カードで抽選、2倍3倍などの倍セール)か、ポイントとは無関係に実施するか
・回答結果 
 従来通り、ポイントカードによる売り出し(抽選会と2倍セール)とする。ポイントカード非扱い店には端末を2000円で貸与する。[参加する33店、参加しない21店]
 ポイントカードとは関係なく、一定額買い上げごとに福引券を出す(この場合は、装飾、宣伝などの費用1万〜3万円と負担率4%の福引券を負担してもらうという条件)。
 [参加する7店、参加しない33店、自 店で独自のサービスをするので共同福引には参加しない11店]



■三軒茶屋銀座振組
HPをリニューアル
 三軒茶屋銀座振組は、昨年11月にホームページをリニューアルした。制作は専門業者に外注。経費は約60万円。区の支援を得た。
 三茶ポイントカードのページも掲載している。[笠井氏報告]

*三軒茶屋銀座振組のアドレス http://www.sancha-st.com/
*スタ研加盟商店会では、ほかに桜新町振組、烏山駅前通り振組、経堂農大通り振組がすでにHPを開設しているほか、下高井戸などの商店会で近く立ち上げる予定。



商売は行動だ! 危ない恰好でポスティング中に会った奥さんから注文が
 下高井戸振組・赤松屋米店

 赤松屋米店の3代目後継者、上保文人氏は、毎月1回、自店のチラシを周辺の住宅にポスティングをしている。
 今年も、正月あけ早々頑張って回り始めた。夜の9時頃、バイクで回るのだが、ここ数年来という寒さのため、黒いジャンパーにヘルメット、首にはマフラーをぐるぐるまき。ちょっと危ない人と勘違いされそうなスタイルだった。
 ポスティングするのは夜なので、殆ど投函する家の人と顔を合わせることはないが、時にはばったり会うこともある。
 その日もそうだった。たまたま投函しようとしていた時にその家の奥さんが出てきた。こういう時は、こそこそすると何か変なものでも入れたと思われるといけないので、堂々と、「米屋です。今度こういうセールをやりますのでよろしくお願いします」と挨拶をするのだが、さすがにその時は、相手の奥さんも一瞬、表情が凍りついたように見えたという。
 「こんな恰好で会ったのだから無理もない。もう、あの家からは注文はないな」と半ばあきらめていた。ところが数日後、その奥さんから注文の電話があったという。
      ◇     ◇
 去年の10月から11月にかけて、「台紙を800円で回収します」という独自チラシを500枚ぐらい投函した時の回収は170件ぐらい。約3分の1のヒット率だ。そのうち新規のお客さんが30〜40人いて、その半分程度が定着するというからすごい。しかも台紙を何冊も持っているお客さんも結構いて、そういうお客さんは、2冊目以降はサービスがないとわかっていても「ついでだから」と使ってくれる。
 上保さんは、「結構スタンプをためているのに、買い物に使えることを知らないお客さんが多い(イベントや特別企画の時にしか使えないと思いこんでいる)。そういうお客さんに、台紙も買い物に使えますよ。しかもうちで使えば更にお得なサービスがありますよ」とチラシや口頭で説明する。
 赤松屋米店は、スタンプの活用では、下高井戸スタンプ加盟店の中でもトップクラスに入る。店は、商店街から7、800メートル離れた住宅地の中にあるが、下高井戸のスタンプ加盟店になりたいと、自分から申し出ただけあって、徹底的に活用している。
 下高井戸スタンプ事業部では、毎年中元と歳末に特別企画というカタログセールを実施しているが、自店の小間にはマーカーで印をつけ、フォッチキスで自店のチラシをつけたカタログを配達やご用聞きの際に、どんどん配るといった努力が報われ、回収する台紙は毎回200冊以上になる。
     ◇     ◇
 数年前の自由化で米の業界も激戦時代に入っているが、専門店としての説明とスタンプの活用、そして、毎日のご用聞きと月1回のポスティングで、上保さんはしっかり実績を残しているのだ。



ポイント5倍セール スーパーのオオゼキ
 売り場効率日本一のスーパーとして、区内で多くの商店街にも影響を与えているオオゼキが、ポイントカードに力を入れている。
 2月6日、下高井戸スタンプ加盟店の赤松屋米店・上保文人さんに、東松原商店街まで、車で送ってもらう途中、オオゼキの話題になり、「ここから近いですが、松原店を見ますか?」というお勧めに甘えて、寄ってもらった。たまたま、建物前面に大きな横断幕を張り、5倍ポイントサービスを強烈にアピール、そのせいか、店頭には多くのお客さんが出入りしていた。
 下高井戸や東松原からも7、800メートル、自転車なら数分。周辺商店街に大きな脅威となっている。接客や品揃えなど基本的な面だけでなく、ポイントカードも、顧客固定化に活用している。還元率は1%だが、徹底して出すこと、しょっちゅう、3倍、5倍などのキャンペーンをしていることなどでオオゼキのポイントを集めている消費者は非常に多いという。


今年から年中無休に
 中里通り振組の茂木貞男理事長の店(肉店)では、今年から年中無休とした。
 人員は従来通り、茂木さん夫婦と従業員2人でこなす。従業者の休みは、交替でとる。
 オオゼキが1年ほど前、近くに出店してから、同商店街の食品関係の店は影響を受けており、茂木さんの店でも従来は日曜日が休みだったのを営業することにした。

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