『せたがやスタ研ニュース』29号

 仲間と一緒に全体会へ
 相模原市・大野台商店会リーダーが語る
 10店でも年間70回のイベント

 10月23日午後8時から、三軒茶屋のしゃれなあど3階教室で久しぶりに全体会が開かれます。
 今回は、相模原市・大野台商店会の前会長、福田浩さんの講演が中心となります。
 大野台商店街は、JR横浜線、古淵駅から徒歩20分の住宅街にある、道路約650メートルの両側に約30店が点在する商店街。車の往来は多いのに専用歩道はない。駅前や国道沿いには強力な大型店が並び、立地に恵まれているとはお世辞にもいえないし、外見も元気とはほど遠い商店街とのことです。
 それでも会員の有志10店が92年から「コレクトスタンプ」(愛称)事業を元気に展開しています。特に、年間70回ものイベントを実施しているのが大きな特徴。
 その商店会の前会長、「福田さんの話はとても元気があり、絶対にお薦め」という岩切さんの提案で、お招きすることにしました。
 「どうしても事前に商店街を見て、福田さんの話を聞いてみたい」と、きぬた本村振組の川嶋理事長は、同振組理事の渋沢さんと一緒に今月6日にわざわざ視察に行かれました。そして、スタ研MLで渋沢さんが、「福田さんは、大型店や不況のせいにしてはいけない。自助努力をしなくては、と強調していた。小さい商店会でも成功しているのだから、ウチでも出来ないはずは無い、話を聞いていてそう思うようになりました」と報告されています。
 一方、10店とはいえ、年間300万円程度の発行額では成功しているといえるのか、70回というイベントはどんな成果をあげているのか、といった疑問を持つ方もいるかもしれません。
 23日に確認してください。

cRレクトスタンプの仕組みと実績
・進呈単位 100円
・満貼り台紙枚数 320枚
・利用方法 500円の金券、イベントにも
・加盟店購入額 1枚2円
・年間発行額 約300万円

70回のイベント内訳
(1)各店が日を決めて、独自に抽選会を年2回実施する。台紙1冊で買い物したお客さんが抽選できる。会から1店に1万円を助成する。
(2)「GOGOまいちゃん」─12回
 毎月第1土曜午後6時から先着50名を対象に台紙抽選。景品は5000円から800円の買い物券。持ち出し経費は年間約80万円。
(3)「お買い物まいちゃん」─25回
 各店が年に2〜3回。台紙1冊でお得な商品との交換。
(4)「ハッピーまいちゃん」
 各店のイベント日に、スタンプの2、3、4、5倍の4種類のカードを用意し、お客さんに引いてもらい、当たった分のスタンプを進呈する。
(5)「グリーンフェスティバル」
 毎年5月に開催する同会最大のイベント。鼓笛隊の行進、フリーマーケット、各種ゲームなど盛りだくさん。

各店のイベント日程と「GOGOまいちゃん」の手書きチラシ。お客さんに配るほか参加 店の店内に掲示する。

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