『せたがやスタ研ニュース』38号【03年度の事業計画等】

 2003年度のスタ研事業計画、体制等を決定

 全体会は隔月開催に
 初の合同バス旅行招待なども

 スタ研では4月22日、三軒茶屋しゃれなあど3階教室にて、全体会を開催、02年度の事業・決算報告、03年度の事業・予算・体制案を承認した。参加は12名。
  年度は、(1)隔月開催の全体会(2)各種共同チケットの斡旋(3)スタ研合同の日帰りバス旅行招待(4)スタ研ニュースの発行(5)メーリングリストの運営などを主な事業とする。
 運営体制は 年度の継続ということで、田中省一氏(烏山駅前通り振組副理事長)を代表に再任した。

■2002年度

事業報告
 02年度は、全体会を3回(うち講演会1回)開催したほか、 01年度に続き、集中セミナーを2回(6月と11月に各2回)開催、10月には数年ぶりに先進商業地視察を実施した。
 このほか、各種チケットの斡旋、
スタ研ニュースの発行(33〜37号)、メーリングリスト運営などの事業を実施した。
 各種チケットの利用状況は年々高まっている。

(1)全体会 
 
5月10日、7月29日、3月19日。毎回15人前後が出席。
(2)集中セミナー
 
2回実施、ともに2日間。6月17・21日、11月12・21日。
 6月は、最近の大型店のポイントカード戦略について勉強(2日間で延べ35名参加)。1日目の講師はゼネラルビジネスマシンMの磯貝徳彦氏、2日目の講師は元日本カードMの江川友浩氏。
 11月は、1日目は個店のイベント支援(下高井戸の元気イベントについて)(約20名参加)。2日目は笑顔づくり講座(M笑顔アメニティ研究所・門川義彦氏による講習)(約50名参加)。 

(3)運営委員会
 
4月9日、6月4日、9月17日、1月30日に開催。毎回10人前後が出席。 
(4)『せたがやスタ研ニュース』
 
33号から37号まで5号分発行。
(5)『スタ研メーリングリスト』の運営
(6)共同事業の企画・運営
 
通年。ホテル飲食店・映画券・ホテル宿泊券等の斡旋

決算報告

収入  

支出  
区補助金

500,000円

*スタ研ニュース編集費

840,000円

会費

220,000円

*事務局経費

300,000円

区商連助成金

300,000円

講師謝金

33,000円

青年部助成金

100,000円

雑費

8,357円

利息

45円

   
前年度繰越金

383,278円

次期繰越金

321,966円

合計

1,503,323円

合計

1,503,323円


                   
*は委託

■2003年度

事業計画
 
03年度は、従来の事業に加え、スタ研合同の日帰りバス旅行招待を秋に実施する予定。これは、「バス旅行招待をやりたいが、規模の小さな会では難しい」といういくつかの会の役員さんの声に応えるもの。
 スタ研発足当初に出された「単会では困難な企画(例えば飛行機を借り切り海外旅行招待など)を各会の合同企画として実現させよう」という宿題を実現するものでもある。 
 
◆マンネリ打破へ
 ただ、全体会の参加人数は平均十数人と減少傾向が続いている。外部から講師を招いて講演会を開くと 人以上になっていること、特に 月に開催した「笑顔づくりの講習」には 人強(昭和信用金庫の 数名含む)が参加するなど、具体的、実践的なテーマの講演などがあると参加者は多くなる。
 そこで、全体会を隔月に1回とし、付加価値づくり、経理など毎回テーマを決め、それに沿った講師を招くことにした。
 また、区商連や区商連青年部との連携を深め、講演会などを共同で開催することも検討する。

◆厳しい時代にスタ研の存在意義は?
 スタ研も設立して9年目。この間、区内の商店街を取り巻く環境は、ますます厳しさを増している。
  年度は、祖師谷商店街に4月、烏山駅前通り商店街に 月、食品スーパーのオオゼキが出店した。その影響もあって、それぞれの商店会のスタンプ一番店だったスーパー・シミズヤが独自のポイントカード発行及び商店街スタンプの発行停止を決定するなど競合激化が進展した年度だった。
 また、この4月末で、加盟店及び発行額の低迷と事業運営する人材の不足などで、きぬた本村商店街振興組合がスタンプ発行を中止したのをはじめ、大半の商店会スタンプが景気低迷・競合激化・加盟店の売り上げ減少や廃業などで停滞ないし、落ち込み傾向にある。
 これは、世界的な経済低迷、特に日本における先行不安感の増加、そして多くの業界におけるチェーン店のシェア増加と地場独立店の廃業・低迷など構造的な問題も大きい。
 しかし、構造問題のせいにして何もしなければ、悪くなる一方。商店街としての便利さ・楽しさ、個々の店の品揃えや消費者とのコミュニケーションづくりなどの充実を図る一方、来店促進の大きな武器となりうるスタンプ・ポイントカード(以下、スタンプと略)の魅力増加策を具体的に研究していくことがスタ研の今年度の重要なテーマでもある。

(1)全体会(講演会を中心に隔月開催)
 区商連青年部等と連携
(2)共同事業の企画・運営
・映画券、ホテル・ペンション等宿泊券などのチケット斡旋(通年)
・スタ研合同日帰りバス旅行招待(秋に1回予定)
(3)スタ研ニュースの発行(6号程度)
(4)スタ研メーリングリストの運営(通年)
(5)運営委員会(随時) 

・区のスタ研担当は松岡氏に
 4月から、区商業課のスタ研担当は、小杉雅之氏から松岡敏孝氏に引き継がれた。松岡氏は 年度まで区商連青年部を担当していた(新年度の青年部担当は島津武則氏に)。
 また商業係長は、平島義孝氏が北沢出張所長に就任、後任として中澤文男氏(課税第2係長)が就任した。

予算
 基本的には02年度を踏襲する。

収入  

支出  
区補助金

500,000円

*スタ研ニュース編集費

660,000円

会費

250,000円

*同印刷費

180,000円

区商連助成金

300,000円

*事務局経費

300,000円

青年部助成金

100,000円

セミナー・視察費

200,000円

    調査費

100,000円

前年度繰越金

321,966円

予備費

31,966円

合計

1,471,966円

合計

1,471,966円


                      
*は委託

  38号目次に戻る  バックナンバー一覧に戻る  スタ研トップに戻る  HOMEに戻る