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「パワーアップ商店街 商店街加入促進大会」を開催
 商店街の地域における重要性、商店会組織への加入をアピール

 東京・世田谷区商店街連合会&世田谷区商店街振興組合連合会
  425名が参加 6月29日・世田谷区 砧区民会館


 パネルディスカッション

 世田谷区商店街連合会と世田谷区商店街振興組合連合会(代表は共に、桑島俊彦氏)では、6月29日午後1時半から3時半まで、「パワーアップ商店街 商店街加入促進大会」を開催した(後援世田谷区)。参加者は世田谷区内の商店会役員を中心に425人。世田谷区外の参加者も、市区商連役員、商業行政担当者、コンサルタントなど50名余り(世田谷区商連事務局)。
 区長が来賓挨拶をし、区助役がパネリストを務めるなど、世田谷区役所も積極的に参画した。
 大会の模様は、NHKテレビなど多くのマスコミで取り上げられた。

 大会の目的は、4月1日に施行された「改正 世田谷区産業振興条例」の趣旨を多くの区商連会員、そして対外的にアピールすることで、現在、未加入の事業所や今後、出店をするチェーン店などに理解してもらい、商店会未加入店の加入促進活動に弾みをつけること。
 「改正 世田谷区産業振興条例」の趣旨とは、「住み良い地域社会づくりのため、商店会が尽力する。そのために、商店街内の店は全店が加入し、応分の活動や負担をするよう努める」ことにある。
 
 大会は、
 1.基調講演 「世田谷区産業振興基本条例改正の趣旨と商店街の役割」について
 桑島 俊彦氏

 2.パネルディスカッション
 「いま、商店街に求められていること」についての
 <コーディネーター> 
  望月 照彦氏(多摩大学教授)
 <パネリスト>
 桑島 俊彦氏
 小柳 重隆氏(東京商工会議所常議員・商業副部会長)
 海江田 哲氏(社団法人日本フランチャイズチェーン協会専務理事)
 高橋 聖子氏(スクラムからすやま代表)
 *スクラムからすやまとは、烏山駅前通りの清掃やフラワーポットに花を植える活動などを毎月1回実施している地域住民を主体としたグループ。
 山田真貴子氏(世田谷区助役)
  
 3.大会宣言
 大塚弘章氏(商店街加入促進委員会=パワーアップ商店街=委員長)


 大会宣言

 ――という構成で開催された。

 また参加者全員に、世田谷区商店街連合会&世田谷区商店街振興組合連合会が作成した「パワーアップ商店街 商店街加入促進マニュアル」(平成16年版)が配布された。


 商店街加入促進マニュアル(パワーアップ商店街)

  
 世田谷区商連では、今年の2月に商店街加入促進委員会を設置、3〜4月に商店街実態(加入状況などの)調査、4〜6月に各商店会で取り組み計画の検討、宅建協会や各チェーン店本部への協力要請などを実施してきた。
 今後も、各商店会独自のルール策定やキャンペーンなどを実施し、来年3月には「実践報告会」を開催する予定。

 共同販売促進や街並み整備など個別の商店街活性化のハウツーではなく、「なぜ商店街が必要なのか」という本質的な問題につながるテーマにしたことにこの大会の意味がある。

 最後に、「商店街加入促進マニュアル」から、未加入店に加入を勧めるポイントを抜粋しよう。
<基本>
 ポイント1 商店会の理念を示す(理念が必要)
 ポイント2 商店会の活動を具体的に説明する(魅力ある活動が必要)
 ポイント3 経費の透明性を高める
 *かっこ内は筆者((有)商店街情報センター樋口)

<工夫>
 ポイント1 開店時が重要
 ポイント2 資料などの準備は万全に
 ポイント3 地域情報やお客さんの情報は貴重
 ポイント4 相手のお店に興味を持ち、要望を聞く
 ポイント5 複数の人数で訪ねる
 ポイント6 いっしょに地域を盛り上げていきたいことを伝える

<チェーン店などへの対応について>
 チェーン店に商店会への加入をお願いする場合に本部との交渉が必要となった場合、区商連の「商店街加入促進委員会」と連携をとり、地区の代表として対応したほうが効果的なこともある。

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