商品券・プリペイドカード実績調査結果要旨
 1999年度の動き
 
*決算月は会により違いますが、本調査では、1999年4月〜2000年3月の実績としました

・99年度の詳細は『商店街通信』43号に掲載
・99年4〜9月は42号
・99年10月〜2000年3月は43号

■発行回収状況
【発行】
 前年比4%以上増加は11団体44%(98年度は50%)、4%以上減少は10団体40%(98年度は29%)。
 発行額全体では前年比6%増(98年度は15%増)。
 斜里ポテト協

【回収】
 前年同期比4%以上増加は11団体44%(98年度は50%)、4%以上減少は10団体40%(98年度は21%)。
 回収額全体では前年比11%増(98年度は23%増)。

■主な動き
n幕ニ不振のため解散
 99年6月、協組富山市商店街連盟が共通商品券事業不振のため解散。

k、通商品券事業開始
 協組神辺わかば会が、9月10日から共通商品券を発行。

o、品券発行10周年記念に新1000円券を発売
 はちのへ共通商品券協組が昨秋、商品券発行10周年記念に新1000円券を発売。総額100万円分の新商品券プレゼントとアンケートを実施した。

k、通商品券をリニューアル
 世田谷区振連は、7月から共通商品券をリニューアルする。

cvレミアム共通商品券を発行
 中野・板橋・世田谷などの振連、斜里ポテト協組、こほくん商業協組などでプレミアム共通商品券を発行。

rn域振興券とからめた商品券のキャンペーン 
 協組泉南市商品券連盟、協組人吉商連などで地域振興券とからめた商品券のキャンペーンを実施。

iチ盟店の廃業・脱会
 多くの組合で、加盟店の廃業・脱会などが新規加盟より上回る。ある組合では、年間に全体の約5%(20店)が廃業・脱会した。

q蛹^店の共通商品券扱い比率
 大型店が共通商品券を扱っているのは25団体中10団体。発行額比率で最も高いのは長岡市共通商品券協組の80%、次いで協組新潟市商店連合会の75%、はちのへ共通商品券協組の56%など。発行額より回収額が多いのは、水沢商店協組、協組高岡市商店連合会、野田市商業協組など。

q蛹^店の換金手数料値上げ
 秋田市共通商品券協組では、昨年の総会で大型店の換金手数料を1%上げて3%にしたところ、イトーヨーカ堂が脱会(99年9月から)、ジャスコは回収のみ継続、販売を打ち切ることになった(99年8月から)。一般組合員の換金手数料は従来通り2%。

q蛹^店が加盟
 長岡市共通商品券協組に、長岡駅に併設されている商業施設、「セゾンド長岡」が2月から加盟。販売・回収共に扱っている。

p「田谷区が地域振興券の利用状況について調査
 世田谷区では地域振興券の利用状況についての調査を実施した(その一部を紹介)。
  交付対象者 98,643人
  交付枚数  263,200枚(1枚1000円)
  回収率   96%(9月7日現在)
  利用事業者 6,050件(登録事業者の56%)
  (小売店89%、飲食店5%、サービス業5%)
 取扱数の多い業種では、スーパー30%、百貨店・SC13%、家電5%、医薬化粧品5%、その他の小売4%、その他の織物・衣服・身の回り品3%など。
 地域振興券扱い店300店への調査(回答率68%)では、地域振興券利用期間中の売り上げは前年と同じが65%、増えた12%、減った23%。
 振興券利用者獲得のため、商店街として「工夫した」が38%、「しなかった」が58%。
 個店で「工夫した」は27%、「何もしなかった」は66%。
 地域の商店等の売り上げについては、「つながった」が36%、「つながらなかった」が59%。

qS国共通商品券連絡協議会がセミナー開催
 第1回を10月7日に開催。第2回を2月8〜9日に開催。テーマは、(1)商店街等地域商業団体の統合事務処理パッケージの説明(2)最近の中心市街地活性化の動向。

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