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(はじめに)

Hi everyone!
Welcome to the Neo Border World

”Neo Border”( ネオボーダー )は、近未来の世界を描いた作品です。
"北欧神話( Norse mythology )"で知られている
<Odin オーディン>
<Loki ロキ>
<Thor トール>
<Ragnarok ラグナロク>などが出てきます。

でも"マイティ・ソー( The Mighty Thor )"ほどエキサイティングじゃなく、 どちらかといえば"マトリックス( The Matrix )"や、 "攻殻機動隊( Ghost in the shell )"みたいな展開へとむかっていきます。

お楽しみいただければ幸いです

I want to make English translation of the "Neo Border" sometime

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NEO BORDER

ラグナロック・Ragnarok(人工知能型ウイルス)とは
<AI領域戦争までの認識>


理想と現実の狭間で
争いが生まれるとき
世界終焉の扉が開かれる


製作者は諸説あり不明だが、
特定の領域の識者の集団の中でオープンソースよりバザール方式で構築された人工知能プログラム”Valkyrie・ヴァルキリー ”が様々に派生し進化した中で、何らかの原因でウイルス化した一端が“Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”であるとされる。

”Valkyrie・ヴァルキリー”は本質的にはとても有益な人工知能プログラムで、
はじめはいろいろなプログラム、情報を集めて合成させ、最も確率の高い有益な情報を人々に提供したり、進むべき方向も導いた。
開発が進む中で派生した個々にも神話に沿った” Brynhildr・ブリュンヒルデ” “Sigrun・シグルーン”などの名前がつけられた。
これらは特定の分野でメインプログラムとして採用され、プログラマーはもとより、ハッカー、クラッカーなどもこの世で最も美しく神に近いプログラムと絶賛した。

この賢く美しいプログラムは人を超越していた。
秀でた能力のひとつとして人間の心に秘めた思いなども瞬時に感じ取ることができ、それに沿った対応を行う。
進むべき道を啓示する能力や、未来予知から危険回避なども連動アイテムを駆使してコマンドなしで現実社会端末、機器の作動も行うこともできるため、神、とりわけ守護神のような概念を与えられた。

だが、必要に応じあらゆるプログラムや、ルーチン、ライブラリをチョイスし、新たなソフトウェアの作成などを瞬時に行うため、
中に突発的に悪しきプログラムが潜むソフトウェアもうまれる。
これらが最強の病原体となれば一気に全体が侵されウイルス化してしまい人工知能型ウイルス“Ragnarok・ラグナロク”が誕生したとされている。

つまりどんなに美しく、強く賢い女性であっても、万が一“バイオセーフティーレベル4”の菌に接触すれば、たちまち感染してしまうわけである。
この理屈に添えば、感染後、潜伏期間中の“Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”は”Valkyrie・ヴァルキリー”と見分けがつかないため、発見することは不可能に近く、当然隔離も駆除も出来ず、細菌は無秩序に拡散していくという脅威のコンピューターウイルスということになる。

“Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”の名前の由来は
人工知能プログラム”Valkyrie・ヴァルキリー”からはじまる。

まず“Valkrie・ヴァルキリー”の由来は神話の中で、
この人工知能が未来を見つめ、来るべき時のために勇者を導き、安らぎをあたえる彼女たちに似ているためだが、 ウイルス化してしまい、世界を終焉に向かわせている人工知能になった一部の“Valkrie・ヴァルキリー”はおのずと北欧神話の最終の章となる“Ragnarok・ラグナロク”(世界の終焉)と呼び名を変えることに一切の異論がなかった。

こうしてこの人工知能型ウイルス名は、緊急対策本部から“Ragnarok・ラグナロク”と発表される。

“Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”はもちろん発見、追尾、攻撃、破壊、消去は可能だが、あらゆる手段を使って自己保存を図るため、亜種を作製、放出し、混乱させたり、もちろん攻撃などを行う。
また、ネットの移動は自在であり一瞬、融合しやすい好物のようなソフトがあれば、まるで空気のように交われる。

このことにより、もっとも事態が深刻なのは、
基本問題の無いプログラムがサーバー内でいろいろなプログラムや、ルーチンを参照することでしだいに粗悪化し“Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”の好物となるような設計図を各ハード内に付着する事にあった。
“Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”の一遍はこれに交われるため、発見しにくく、ワクチンの有効なものが限定されるため、セキュリティが全てにおいて後手に回る。

たとえるならば
あるターゲットとなる大きなオフィスビルに正社員が出社しゲートを通過、
その正社員が疲労化し判断能力が鈍ったタイミングで計算されたメールや電話でコンタクトし、 一見ノーマルなデータを開かせ感染。

深層心理に癒着したウイルスによってマインドコントロールされた正社員は、まずビル内にあるいろいろな化学薬品や、洗剤などから火災を起こす。

集まった消防隊や、警備員、警察員のアイテムを入手。ドサクサにまぎれていろいろな偽社員も侵入。 集めたアイテムから爆発物を作成後、実行。

ビル内からの退避命令がでるまでに、偽社員と分散し、極秘資料などを入手、セキュリティなど改変した後、退避。

ビルが復旧すると、その正社員と、本物の社員とすりかわった偽社員が出社し、今回の混乱で入手できなかったオフィス最下層の最高機密フィールドの情報収集や解析を行いつつ、進入のタイミングを計る。

万が一発覚した場合、この正社員や、偽社員はおとりとして“削除”されるが、
すでにビル内にはいろいろな装置や、本人が気づかないうちにマインドコントロールにされている社員が働いているため、 再度の侵入は前回よりも容易で バックドアなども必要ない。

このような特徴をもつ“Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”は今回突然ネット上に現れることになるが、
このころのインターネットは、大小さまざまな独自のクラウドネットワークに接続されており、それぞれに人工知能が管理している。

“Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”はこのクラウドの末端から忍び込み人工知能のバグなどにすかさず取り付いてもぐりこみ、タイミングに応じて徐々に侵食していくのが常套手段なので、”Ragnarok・ラグナロク Crisis(ネットパニック)”において突然データを破壊していったことによりネット上で発見できたことはとても幸運だったといえる。

まるで無理やり薬物を投与された賢者のように

とはいえスピードと感染力は驚異的なため、世界中に一気に拡大。多くのクラウド、サーバー、ネットワークは甚大な被害を受けた。
ただし、閉鎖されたイントラネットや、“Valkrie・ヴァルキリー”系のクラウドなどは最小限の被害ですんだ。

余談だが
“Valkrieヴァルキリー”系のクラウドなどは“Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”に接触した数秒後には独断でゲートウェイを閉鎖したため、まだ事態を把握していない人々からこの大規模なネット障害を「Valkrieの乱心」と呼んだ。

そして“Valkrie・ヴァルキリー”系の人工知能で構成されている“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”などには当初、致命的なバグが存在するとまで言われた事は、悪い意味でも、良い意味でも人々に“Valkrie・ヴァルキリー”を広く知らしめる事となった。

そして、この事件と対応能力が、後に世界に一筋の光を照らすことになる。

まとめて
このように、“Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”は未来を分析する能力と瞬時の移動、長時間の潜伏を得意とする人工知能型ウイルスだが、 今回の”Ragnarok Crisis・ラグナロククライシス(ネットパニック)”においての出現は、 突然その姿を見せ、突然広まり、わずか一ヶ月で”Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”緊急対策本部から投入された“Savior・セィヴィアー(人工知能型セキュリティ)”によって消滅した。

これが意味するところは何なのか議論されないまま、出現経路の痕跡の証拠のみを収集し、発信源を特定、数名のクラッカーの証言から、現実国家群はこの“Ragnarok(人工知能型ウイルス)”が、ネット管理のされていない、“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”内で生まれ、無秩序なフィールドがそれを増殖していったと断言し、今回の責任と賠償を突きつけ、

“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”の閉鎖を要求する事態へとむかう


<追記> ―――――――――

“Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”は“Saviorセィヴィアー(人工知能型セキュリティ)”によって最終的に消滅した。
この攻防についての映画が一年後にノンフィクション 「A Month」 として製作される

デジタルの世界を偶像化し、グラフィカルに仕上げられた娯楽映画であるが、全て事実に基づいた攻防であり、さながら両者が世界の命運をかけた戦いであったこと。
人々の把握していない領域、そして身近で起きた例えば、一瞬車のエンジンがかかった錯覚においても、その戦いの一部であったこと。
実際は何百万もの激戦が世界中で繰り広げられていたことを、人類はこの映画で知ることとなる。

もっとも震撼したことは一瞬の差で最終兵器のカウントダウンを回避させたことであった

最終決戦は、“世界トップのネット系集合体「Neo Border Company」”の特別管理区域での壮絶な戦い

些細なデジタル機器から軍事兵器など、“Saviorセィヴィアー(人工知能型セキュリティ)” “Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”が争奪しあいながら戦い、最後は“Savior・セィヴィアー(人工知能型セキュリティ)”と研究グループが仕掛けたトリックにより一瞬の判断ミスから“Ragnarok・ラグナロク(人工知能型ウイルス)”は消滅させられ、人類は無事平和を取り戻すことになった。

映画は大団円で、光を浴びた主役たちを写し、終幕。

”Ragnarok Crisis・ラグナロククライシス(ネットパニック)”の発生から一ヵ月後であった

それは主役たちの足元の、光を浴び揺らぐ影を消す事ができないジレンマを残し。


ようこそ"NEO BORDER"の世界へ

このページは近未来映画"NEO BORDER"の中にでてくる
“Ragnarok(人工知能型ウイルス)”についての解説が記載されています。

このサイトの上層のメインページとはまったく関係がございませんので
ご理解いただきますようお願いいたします。

"NEO BORDER"の詳細につきましては、本編掲載サイトにてご覧ください
See you !


Mick