アートセラピーとは
アートセラピーとは、絵を描いたり、写真やチラシなどを集めてきて、気に入った部分を切り抜いて画材にはってコラージュをつくったりと、 つまり感情や感性を芸術によってあらわすことから始める心理療法の一種です。芸術療法と訳されます アートセラピーの方法 まずあなたが自分の気持ちを一番表現しやすい方法でアートをつくっていきます。 水彩画や油絵、ピアノやオカリナ、写真を撮ったり陶器を作ったりと、ポジティブに自分で作品を作り出していくことにより、ストレスを発散させたりする方法(一種の表現療法)と、作り出された作品からあなたの心を導き出す方法があります。 作品は うまくても下手でもぜんぜん関係ありません。言葉にできない気持ちを描く(つくる)、またはそれに対抗する気持ちを描く(つくる)のです。 後者の場合(作り出された作品からあなたの心を導き出す方法)は、そこから専門のセラピストが、今のあなたの状態、現在、過去、未来のあなたの深層心理、これからどうすればあなたが解き放たれた楽しい生き方ができるかなどを導いていきます。 前者の場合(自分で作品を作り出していく)は作品を作ることによってストレス発散ができ、活力がわいてくるなら、特に専門家に評価、治療をしてもらわなくてもかまいません。下手に自分以外の人の考えをとりいれて、深みにはまったり、力をそがれることも多々ありますからね。とにかく自分がアートを行う事によって、精神的に向上するならそれがあなたにとって一番良いアートセラピーの方法なのです アートセラピーの効果 ストレス発散、創造性や想像性の開発や、リフレッシュなど多々ありますが、いずれも本人、または専門家によって、まったく違ったりしますので 今のあなたの状態がかなり深刻でない場合は自分が一番良いとおもう方法と効果をポジティブに行ってください。 専門家がアートセラピーから導くこととは 言葉によって相手に伝えることや、気持ちや心を語ろうとするときに、誰でも完全には他人に伝えることはできません。 また、それよりもなにより、自分すらそれをはっきりとは認識できていないことが多々あります。 そこでそれらを言葉ではなく、アートで表現することによって言葉を超越した部分を自分自身が知り、専門家(アートセラピスト)がうけとめていきます。 アートセラピストはその作品からあなたのジレンマやストレスはもちろん、深層心理に潜む普段意識することのない隠された部分をも見つける努力をし、 それらをまとめながら、あなたに今の状態から抜け出すためのヒントを与えていきます。つまり、「ここがこうだからこうしなさい」とか「この薬を何錠ずつ飲みなさい」みたいに、簡単にダイレクトに短時間に完了することはありません。時間をかけながらあなた自身で解決できるためのサポートを行っていくのです。 それだけにアートセラピストは心理学等多くの学問を学び、多くの経験をつみ、鋭い洞察力と勘と、なによりも相手をやさしくつつみこめる人でなくてはいけませんから、かなりの専門性と信頼性がある人(グループ)を選ぶべきです。 |