ラムネさん
まず,質問するときの姿勢について一言申し上げます。
前回のラムネさんの書き込みの際にも注意しようと思ったのですが,ラムネさ んお使いのシステム環境(ハードウェア環境&ソフトウェア環境)の詳細が不 明です。そのため,なかなかコメントしにくいわけです。ネットでパソコンの トラブル解決について質問する際には,ご自分のシステムの動作環境について はできるだけ詳しく情報提供することが必要です。
私のウェブサイトに次のようなページがあります。 【親指シフト動作環境報告】アンケート http://homepage1.nifty.com/cura/oya/form_enq1.html このアンケート中の「1.ハードウェア環境」,「2.ソフトウェア環境」の項 目にあるような情報を提供していただければ,コメントする側には非常に役立 つのです。
さて,Windows 2000 へのアップグレードについて。
Windows Me と Windows 2000 (Professional)とを比較した場合,前者の方が リリースは後でしたが,後者の方がOSとしては「格上」ですので,Win Me --> Win2K へのOS入れ替えは「アップグレード」と呼ぶべきでしょう。
Win95/98/Me と Win2K とを日本語かな漢字変換ソフトの「入力時の(未変換) 文字列表示速度」という点で比較した場合,Win2K の方がパフォーマンスが高 いようだ,という報告が私のウェブサイトの「親指シフト動作環境報告」でも 一件だけあります。
http://homepage1.nifty.com/cura/oya/oya_enq1_report.html より, 匿名さん曰く: > ■このアンケートに対するコメント:意見・要望ではありませんが、OSを Windows2000に切り替えてからOAK7+KB211の環境でのキーボードの反応が良 くなりました。入力スピードがWindows98の時より1分間の入力文字数で20 文字前後増えています。Windows2000の使用を検討中の方は使ってみる価値 が有ると思います。
参考情報として私の経験した事例も紹介します。 私はノートPC(ThinkPad)で以前, ・ハード環境: CPU MMX Pentiium 200 MHz, RAM 96MB ・ソフト環境: Win 98 SP1 + MS-IME98 + Q's Nicolatter という組み合わせを実務に使用してみましたが,ラムネさんご指摘のように, 入力時の文字表示速度が遅くて実用に耐えませんでした。そこで私はこの点を
「日本語IMEによってNICOLAに適・不適があるか」 2. 入力時に「(未変換)入力文字列」を速く表示できることが大切 http://homepage1.nifty.com/cura/oya/j_ime_selection.html#SEC5
というウェブページで取り上げたことがあります。ところが,同じハード環境 のマシンで,その後,ソフト環境を ・ソフト環境: Windows 2000 SP1 + MS-IME2000 + Q's Nicolatter にアップグレードしたところ,入力文字列の表示速度が一気に上がったのです。 ただし,私の場合はOSだけでなく,IMEも同時にアップグレードしたため,こ のパフォーマンスアップにどれほど Win2K が貢献しているのかは不明です。 ひょっとすると,Win2K の方がマルチタスク・マルチスレッド処理が優れてい るためにこのような違いが現れるのかもしれません。が素人ゆえ,そのことを 実証することもできません。
なお,最後になりましたが,Win Me --> Win2K へのアップグレードはもし実 行するとしても,慎重な調査・計画が必要です。また Windows 2000 Profes- sional という OS そのものも,Windows Me に比較すると使いこなしはやや難 しい面があります。市販の参考書等を買うなり,立ち読みするなりして,十分 な事前調査をされるよう,お勧めします。
頓首
親指シフトをパソコンで使おう!
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