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地震や火災等の災害用備蓄品や非常持ち出し品の準備に

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ローリングストック(循環備蓄)のすすめ

「災害用に備蓄してある物は使ってはいけない」は間違い

せっかく災害用にと備蓄しておいたのに、知らない間に誰かが使ってしまって、肝心な時に間に合わないようでは何のために備蓄したのか分からなくなります。
ですから、「備蓄品は日常使いしない」というのも一つのやり方ではあります。
しかし、備蓄品を使わないでおくと、いつの間にか使用期限や賞味期限が過ぎてしまって、やはり肝心な時に役に立たないという事態も起きがちですね。
歳月は思った以上に早く過ぎさりますから、現時点で既に使用期限の過ぎた保存食や乾電池などを大事に備蓄されているご家庭も多いのではないでしょうか。

ローリングストック(循環備蓄)を心がけましょう

そこで提案したいのがローリングストック法です。その名の通り循環備蓄のことですが、概念的には下図のように「購入ー備蓄ー消費ー購入ー備蓄・・・」のサイクルを上手に回しながら適切な(使用期限内の)備蓄量を確保する方法です。

ローリングストック(回転備蓄)法の説明1

これまで日用品は「購入」ー>「消費」だった流れに「備蓄」を加えてやり、
災害用備蓄品は「購入」ー>「備蓄」だった流れに「消費」を加えてやることにより、「購入」「備蓄」「消費」の回転サイクルを形成し、安定的な備蓄を確保します。

ローリングストック法のポイントは消費しながら備蓄することにあります。
それにより、備蓄品の鮮度を保ちながら、肝心な時にも利用可能な備蓄品を持続的に確保してやることができるのです。

実行するにはこれが重要です

★ 古いものから使うこと

新しく購入したものから消費していたのでは、備蓄品はどんどん古くなり使用期限を越えてしまいます。必ず一番古いものから使うように心がける必要があります。
例えば、縦積みで在庫していると新しく購入したものは当然一番上に置きたくなります。でも、消費するときにも一番上から使いたくなりますよね。縦積み在庫の場合は新規購入品は一番下に在庫するようにしないと上手くいきません。このように、ローリングストックの回転サイクルを上手く回すには備蓄品の在庫形態を予め十分に考慮して適切化しておく必要があります。

★ 使った分は必ず補充して備蓄量を減らさないこと

最初は必要な備蓄数量を決めて在庫していても、その中から使い始めるとついつい補充を怠りがちになります。ローリングストック法では「まあ、ちょっとぐらい補充が遅れても大丈夫だろう」と軽く考えるのは厳禁です。災害はそんな油断を狙って襲ってくるものですので、くれぐれも、使った分は早めに補充する習慣が必要です。

ローリングストック(回転備蓄)法の説明2

ローリングストックなら保存期間や賞味期限の長さにこだわる必要が無い

ローリングストックに慣れてくると、その備蓄品のもつ保存期間(使用期限や賞味期限など)にそれほどこだわらなくても良くなります。
一つ例を挙げて説明しましょう。
例えば5年間の長期保存が可能な「井村屋えいようかん」という製品があり、災害用保存食としてかなりの人気があります。しかし、自分は「とらやの羊羹」が好きで3ヶ月に1本ぐらいは食べるという方であれば、3本ほどまとめて買っておいて、一本食べたら一本購入するようにして置きさえすれば、いつ災害が来ても羊羹2本分のストックはあるわけで、被災後は自分の好きな味でカロリーを摂ることができるわけです。ちなみに一般的な羊羹の賞味期限は1年程度ですので、この方法で十分なわけです。

保存食を考える場合、どうしても保存期間が長いものを求めがちですが、そうなるとどうしても味や栄養価などを我慢せざるを得ません。乾パンなどは日常的に食べたいものではありませんよね。しかし、ローリングストックであれば、美味しいクリーム入りビスケットを日常使いしながら備蓄しておくことができるのです。


ローリングストックに向いているものと向いていないもの

備蓄品の中にもローリングストックに向いているものと、ローリングストックには馴染まないものがあります。

基本的には日常使いできるものが向いていると言えるでしょう。
例えば、保存食、飲料水、ウエットタオル、カセットボンベ、乾電池、使い捨てカイロなどがそうです。

それに対して非常時においてのみ使用が想定されるようなものは向いていません。
例えば、ドライシャンプー、使い捨てペーパー下着、非常用トイレ凝固剤などは日常使いするものではありませんので、消費しながら備蓄するというローリングストックには馴染みません。
こういうものは5年や10年といった保存期限を自分で決めて備蓄しておき、その期限が過ぎたら廃棄処分して新たに購入補充する必要があります。


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本サイトの災害写真の出展は「消防科学総合センターの災害写真データベース」によるものです



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