松岡直也 (〜1985の作品)



松岡直也 BEACH SONGS
(1986 ワーナー 30XL-177)


 数々の名アルバムをリリースし、なおまだ進化し続ける松岡直也大先生です。
 アナログのレコードは何枚か持っていたのだが、アナログプレーヤーが故障したのを機にCDでベスト盤を買ったのがこの4枚のシリーズである。
  BEACH SONGS , HOE ROMANTIC! , WIND SONGS , BAILA MI SON とそれぞれタイトルが付けられており、とても楽しめる。
 このアルバムはタイトル通り、海で聞くのにいいように選曲されているのだ。
 改めて、クレジットを見てみるととてもいいメンバーで録音しているのがわかる。2曲目「CORAL REEF」のさわやかなギターは大村憲司(1998年に死去)だし、高中正義や是方博邦も参加しているのだな。
 このアルバムの中では「午後の水平線 A Farewell To The Seashore」が一番好きな曲だ。まさに水平線に沈みゆく夕日を見ながら物思いにふける、そんな気分になってくる。哀愁のメロディ・ラインが心を揺さぶるのだ。 (2002/06/27 記)

このアルバムの腰振り度は


松岡直也 HOW ROMANTIC!
(1986 ワーナー 30XL-176)


 このアルバムはロマンチックな曲が中心に収められている。
 まず、素晴らしい曲が#2「LONG FOR THE EAST」哀愁のメロディ・ラインだ。歌詞もないのにこんなに切なくさせるのはなぜなんだろうか。演奏では#7「ADRIA」での和田アキラのギターのリフが素晴らしい。何を隠そうワタシが日本人ギタリストで一番好きなのは和田アキラなのだ。それも松岡バンドに所属しているとき、という条件付きだ。プリズムはデビューアルバムだけは素晴らしいが、あとはいまいちピンと来ないのだ。しかし、松岡バンドでの和田アキラは本当にスゴイプレーをしている。 (2002/6/27 記)
このアルバムの腰振り度は  



松岡直也 WIND SONGS
(1986 ワーナー 30XL-178)


 このアルバムでの収録曲ではなんといっても「MI AMORE」だろう。中森明菜が歌ってヒットした曲だが、松岡直也のアルバムでは別の曲だ。これも実にいいメロディしている。リズムも複雑で楽しめるし、ここでも和田アキラのギターが切ない。
 あと、#5「ON A SUMMER DAY」のピアノの単一的なメロディラインがいつまでも心に残るのだ。このアルバムはドライブしながら聞くのがいいかな。 (2002/06/27 記)

このアルバムの腰振り度は



松岡直也 BAILA MI SON
(1986 ワーナー 30XL-175)


 このシリーズ最後を飾るのはハードな曲を集めた、その名も「BAILA MI SON」。と思ったらCDナンバーでは一番若いのね。ま、いいか。
 ここでは#2「MONOLOGUE」が素晴らしい。レーザーディスクにもなった中野サンプラザのライブでのアンコールナンバーだ。実はあのコンサートにはワタシは行ってるだよな。ライブのあの拍手の中にワタシの拍手も入っているのだ。
 この曲でのラテンピアノはカッコいい。キメのところのリズムの取り方が難しいし。ティンバレスのソロもソツがない。いかにも松岡直也の世界だ。
 この曲でもそうだが、#7「NOCHE CORRIENDO」では和田アキラの本領発揮というくらいの超早弾きのギターが聞くことができる。いやー素晴らしい。実にいい仕事している。そのあとのパーカッションのソロもすごい。#8「SUNSPOT DANCE」も哀愁のメロディで思わず、目を閉じて首を振ってしまいそうになる。 (2002/06/27 記)

このアルバムの腰振り度は



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