(テーマ:92年度 私が出会ったSALSAベスト10)



 1. RAY SEPULVEDA / CON SABOR
    (RMM CD-80852)

 2. JOHNNY RIVERA / ENCUENTRO CASUAL
    (RMM CD-80727)

 3. PEDRO CONGA / VALIO LA PENA ESPERAR
    (MP MPCD-6067)

 4. JOHNNY RAY / LOS 3 SABORES
    (RMM CDZ-80846)

 5. ORQUESTA DE LA LUZ / SOMOS DIFERENTES
    (BMG BVCR-93)

 6. LOS MANOLOS / DULCE VENENO
    (RCA-3401-2-RL)

 7. GONZY FIGUEROA / TOMA MI CORAZON
    (FRAMA 1012 CD)

 8. DAVID CEDENO / FROM JERSEY WITH LOVE
    (LIBERTAD CD1010)

 9. DEDDIE ROMERO / EN BLANCA Y NEGRA
    (SONY CD-80749)

 10.DOMINGO QUINONES / PINTANDO LUNAS
    (RMM CD-80738)

 次点 DON PERIGNON / SUIBIENDO
    (LCR-026CD)

 次点 EDGAR JOEL / EN EL TOPE
    (RTP CD-80729)


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(コメント欄)

 サルサ・ベスト10を書くのは去年に次いで2回目です。
 そういえば去年の今ころはサルサに関してハマりまくってる状態でしたね。
 ラテン皿屋に通い始めたのもその頃からだったように思います。
 最初はこのラテン熱も一時の気の迷いかと思われましたが、1年以上たっ
た今も全然飽きがきません。
 やっぱり自分には「ラテンの血」が流れているのではないかと思ったりし
ています(笑)。

 去年は1位がニエベス、2位がセプルベーダ、3位がデ・ラ・ルスと、セ
ルジオ・ジョージ一門の独占でしたが、今年も1位、2位がセルジオ・ジョ
ージ絡みです。やっぱりこの人はすごなあと感じます。
 CDのクレジットにこの人の名前があるだけで安心して買うことができま
すね。 というか、音がみんな一緒というか・・・(笑)。

 今年の1位、レイ・セプルベーダは全速力で走っています。中にはどうし
ようもない曲もありますが、4曲目「SIEMPRE MUERE CON GANAS」とか6、
7曲目なんかのデキは素晴らしいです。ここ一番のキレというのがピカ一で
すね。ニュー・ヨーク・サルサの王道を突き進んでる。そんな感じがします。

 2位はジョニー・リベラですな。
 これはアルバム全体がカッチリまとまっています。スキがない。演奏もコ
ロ(コーラス)も絶妙のコンビネーションです。
 アレンジャーはセルジオ・ジョージ、クート・ソートら4人ですが、みん
な同じ音です(笑)。非常に安心して聞くことができますね。

 3位のペドロ・コンガもいいですねえ。
 全体に派手さはないですが、カンタ(ボーカル)が「さっぱりしょうゆ味」
してまして聞いていてアキがこないです。

 4位はジョニー・レイ。アレンジャーはイシドロ・インファンテ大先生で
すがこの人もいい音出してます。このアルバムは1曲目がライオネル・リッ
チーの「LADY」のカバーで大変カッコいいです。

 次のデ・ラ・ルスは私としてはちょっと期待はずれでした。
 音が洗練されすぎて豪快さがなくなっています。セルジオ・ジョージも技
に溺れたか(笑)。

 ロス・マノロスは私には珍しく「カリビアン・サルサ」です。
 これは勢いがイイ。 だあああーーっと一気のノリが気持ちいいです。
 アレンジの妙もなにもありません。大人数でエイヤって録音したみたいで
すみずみまで計算してるセルジオ・ジョージなんかと大違いです。こういう
のもあってイイ。

 あと、ゴンジー、セデーニョと続きますがどれもこれも個性的ですね。
 ゴンジーはちょっと軟弱ですが、いかにも今のはやりの音です。ま、私と
してはもっと「太い音」の方がすきなんですけどねえ。セデーニョはスケー
ルは小さいけどそれなりの味があります。大RMMに対抗してる弱小レーベ
ルの意地というか、「ガンバレ」と声をかけたくなるようなアルバムです。

 ロメロは女性カンタンテです。キレイな声してますが、特筆すべき個性は
ないかな。アレンジャーはインファンテが一曲とソート、ラモーン・サンチ
ェスです。音的には安定してる。

 次のドミンゴもセルジオ・ジョージ絡みですが、期待してた割にあまりパ
ッとしたデキではなかったです。

 次点はペリニョン、エドガー・ジョエルとしましたが、実際、4位以下は
甲乙つけがたい訳ででれもこれもそこそこの水準です。
 大阪扇町のラテン皿屋のオヤジの話ではエドガー・ジョエルはむこうでは
ヒットしたらしいです。しかし、前述のゴンジーと同様、音作りが細い気が
しますねえ。

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 と、いう訳で92年度サルサベスト10を書きました。
 以前からのサルサ・ファン、あるいはこれからサルサにはまろうとしてい
るアナタの泥沼探検の参考になれば幸いです。

 さて、今年はどんなアルバムに巡り会えるやら・・・・



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Masanao "Maa" Shimizu (C) 1997