1997年私の出会ったサルサベスト10



 1.Jose Alberto / Back to the Mambo tribute to MACHITO
   ( 1997 RMM RMD 82069 )

 2.Johnny Ray Salsa con clase / Mas Aqresivo Que Nunca
   ( 1997 EMI LATIN H2 7243 8 55869 2 7 )

 3.Ray Sepulveda / De todo un poco
   ( 1997 RMM RMD 82064 )

 4.Gilberto santa rosa / ...de corazon
   ( 1997 SONY DISCOS CDZ-82566/2-469924 )

 5.Oscar d'leon / En Nueva York
   ( 1997 RMM RMD 82153 )

 6.Fania All Stars / Bravo
   ( 1997 FANIA RECORDs 711 )

 7.Issac Delgado / Otra Idea
   ( 1997 RMM RMD 82063 )

 8.Orquesta La Terrifica / Mas Terrifica!
   ( 1992 TOP TEN HITS TTH-CD 1973 )

 9.Tito Rojas / Pal Pueblo
   ( 1997 MP MPCDPK-6226 )

 10.Johnny Ray Salsa Con Clase / You Are My Everything
   ( 1991 CAPITOL/EMI H2y 42468 )



(コメント欄)

 はい。今年もSALSAベスト10をUPします。
 全国1000万のSALSAファンの皆様お待たせしました。え、誰も待ってないって?(笑)

 1位はなんといっても Jose Alberto "El Canario"のマチートのトリビュート・アルバムです。いやー、よく聞きました。1曲目"Tributo al Bravo"に始まって"El As de la Rumba","La Feria de las Flores"と最後まで息つくヒマなく、重厚なホーン、軽快なパーカッションに乗せて Jose Albertoがシブい声で歌いまくります。
 このアルバムはいろいろ聞き所がありまして、まずは Isidoro Infante のピアノですか。ちょっとjazz風に崩して弾いたりしており、やりたいことをやっているという感じで聞いていて思わずニヤリとしてしまいます。また、Dave Valentinのフルートもいい味出しています。Jose Albertoの口笛とのコール・アンド・レスポンスもいいです。Tito Puenteも参加しているのですが、こちらはよくない。

 2位は Johnny Ray Salsa con clase の新譜。これもよく聞きました。1曲目"Olvidame"は甘いロマンチックな雰囲気で始まりまして、これでエエかいな、と思っているうちに、徐々に芯のあるリズムが前面に出てきて思わず腰にキます。6曲目"Son~and Con Perto Rico"あたりから最後までは完全にハマってしまい、男らしいボーカル、男らしいコロ、男らしいホーンにサルサの本質を見るようです。

 3位は Ray Sepulveda これはRMMらしい軽い音作りですが、1曲目"La dama de mis amores"におけるゲストの Tito Nievesとのハーモニーが微笑ましいです。途中にトークの部分があって、「どや、レイ、のってるか?」(Tito Nieves)の声に「おお、ティト、ばっちりやでー」(Ray Sepulveda)という感じなのですね。全然違うと思うが(笑)。

 4位は Gilberto santa rosa。ジャケット見て、ピーボ・ブライソンかと思いましたぞ(笑)。とても丁寧な感じで歌う人で聞いていてイヤミはないです。さすがの1枚。

 5位 Oscar d'leon。マジソン・スクェア・ガーデンの前でおどけるジャケットが印象的ですが、中身もニューヨークっぽい。しかし、彼独特のボーカルのクセがちょっと気になる。ノンビブラートでサスチューンが長い(笑)。

 6位 Fania All Starsの新しいの。johnny Pacheco , Bobby Valentinを始めとするそうそうたるメンバーであるが、私にはあまりよくない。カンタは Celia Cruz、Willie Collonら豪華メンバーがクレジットされている。もしかしたら旧譜かもいれないなあ。勉強不足で申し訳ない(笑)。なんかこのへんのバンドのことを書くとき、V6のファンがフォーリーブスのことを語るというような感じになるのですよね。

 7位 Issac Delgado。軽い感じで気楽に聞ける1枚。

 8位はなんかわからん La Terrificaというオルケスタ。 infanteや Ramon Sanchez、Cuto Sotoまでからんでいて悪くはない。

 9位 Tito Rojas。そんなに唸って歌うことはなかろうに(笑)。

 10位 Johnny Ray Salsa Con Claseの古いアルバム。これもよく聞いた。2曲目"El Que Mas Te Ha Querido"のコロのところが限りなく心地イイ。一緒に歌うが、意味はわからん。



 ということでベスト10をお送りしました。以前からのサルサ・ファン、あるいはこれからサルサにはまろうとしているアナタの泥沼探検の参考になれば幸いです。(と、ずっと書いてるなあ)

 さて、1998年はどんなアルバムに巡り会えるやら・・・・



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Masanao "Maa" Shimizu (C) 1997