PANIC THE WORLD

(1986.7.10)キャニオン・レコード

デビュー曲から最新オリジナルまでの全21曲に世界中がパニック!!

【レビュー】 【収録曲】 【ダイジェスト1】 【ダイジェスト2】 【推薦】

 レビュー 「夏休みは終わらない」 (「特選 今月の一枚」 98年10月 ピックアップ)
 おニャン子クラブの数ある曲の中で誰が評価してもベスト10には入るであろう名曲中の名曲がこの「夏休みは終わらない」である。

 この曲を体の動きであらわすと、いきなり曲につられ体が動きだし、次にゆうゆの声でちょっと動きがとまって曲を聞き、そしてまた自然に体が動くといった感じか。また途中にある満里奈の声は何か不思議で動きが完全にとまってしまう。このように体の奥まで染み込んでくるような曲である。

 それに加えて歌詞もすばらしいとしかいいようがない。内容はひと夏の出来事をそのままに示したもので、そのためかひとつひとつの場面が無理なく自然に頭に浮かぶ。どの場面も暖かみがあり、聞いていると自分の心が幼かったころの心にタイムスリップしたような感じになる。一番印象的な部分は「古いラジオでは〜」のところだ。(今ではここにでてくるようなラジオを見ることはできないんだろうなぁ。)とにかく時間がたつにつれさらに新たなよさが加わるような曲だ。

P.S.この曲に出てくる二人はこのあとどうなったのであろうか。【楠 俊成】

 レビュー 「瞳の扉」 (「特選 今月の一枚」 02年5月 ピックアップ)

これを聴くとやはりコンサートのラストシーン。涙。みんなの涙をこらえた歌声が頭に映像として浮かんできます。しかし、私は「パニック…」のこの歌を聴くときは別のものとして聴いています。

個人的に少々「曲」を作る私にとって、しっとりとシッカリとしたメロディーラインは心に沁み込んできます。そこに、リズムとコードラインを刻むだけのようなシンプルなバックがより一層綺麗なメロディーをひきたたせていると思います。

歌唱のパート分けも、個々の歌声に合わせたもの。曲のイメージを最大限に発揮し、まとまりがありながらソロパートも生きている素晴らしい出来。全体としても、安心出来る歌になっています。このころの「おニャン子」は、中心メンバーの歌唱力が「個性的」な安定を持っているので【歌手としての「おニャン子」】も充分楽しめます。

やはり、この曲は色々な面から考えても《名曲》というにふさわしいものだと思います。【豊岡晴康】

【収録曲】

【1】

  1. 乙女心の自由型
  2. KISSはMAGIC
  3. 秋を待ち伏せ
  4. ウインクで殺して
  5. 避暑地の森の天使たち
  6. 体育館はダンステリア
  7. 夏休みは終わらない
  8. 明るい放課後の過ごし方
  9. 国道渋滞8km
  10. 瞳の扉

【2】

  1. セーラー服を脱がさないで
  2. 恋のチャプターA to Z
  3. 夏のクリスマス
  4. 真っ赤な自転車
  5. うしろゆびさされ組
  6. およしになってねTEACHER
  7. 冬のオペラグラス
  8. 恋はRing Ring Ring
  9. じゃあね
  10. 私は里歌ちゃん
  11. 会員番号の唄

【推薦】おニャン子のパワーが炸裂している2枚組

たみお

bullet2枚組みのアルバムで、一枚目はベスト、2枚目は新曲だった思います。'86の夏ごろの第2回卒業式の前ぐらいに発売されました。シングルカットされなかった「夏休みは終わらない」、「瞳の扉」といった超傑作をはじめ、「避暑地の森の天使たち」、「KISSはMAGIC」、「秋を待ち伏せ」、「国道渋滞8km」といった隠れた名曲が入っています。カバーの渡辺満里奈さんが高校生らしい丸々した顔で印象に残っています。

えあえあえあ

bulletおニャン子のパワーが炸裂している2枚組。(2枚目はベスト盤なのですが、これもお買い得)1枚目は今聞いても絶品の構成!!
全員で歌うのはオープニングの「乙女心の自由型」超名曲「夏休みは終わらない」そしてエンディングの「瞳の扉」の3曲。あとの7曲はさまざまなユニットの楽曲になっている。(ハロプロのシャッフルと全く同じですね)
なかでも素晴らしいのが「避暑地の森の天使たち」お富さん、美奈代、満里奈という豪華ユニットの楽曲でしたね。このメンバーだけでも十分話題が大きいのにこの曲のかわいらしさ、甘い懐かしい、もちょっとくすぐったい感触。バーチャルな夏の出来事って感じで、おもわずうっとりしてしまいます。特に表現力のある3人ではないのに・・・行ったことのない避暑地の様子がホースで水をかけているかわいい女の子の姿が車を洗っている自分の姿がなぜか目に浮かんでくるのです。んーホントに甘い甘いかわいい恋の物語って感じです。
結局あとにも先にもこの曲を越える存在には会えませんでした。今でも聞いてます。お気に入りMDには必ず入ってます。ふと涙が出ることも・・・。それは曲を聴いて当時高校生だった自分に戻ってるからなんですが・・・。

フランク

bullet避暑地の森の天使たち、この曲が富川ファンとしては最高です。

ブレーメンの行水野郎

bullet全部いい!!あの頃はサッカーに明け暮れる毎日の中日、課のように聞いてました

ガルマ

bullet「夏休みは終わらない」「避暑地の森の天使たち」に代表されるように楽曲の質の高さはピカ1でしょう。しかも2枚組で2の方は当時までのベストとかなりお買い得なのでは?

づっちー

bulletとにかくベスト盤といっていいくらいこれはいい。

子ニャンこ99番

bulletアルバムは全盛期にリリースされたものですが、夏の終わりが近づくこの時期、夕ニャンの最終回があった事を思い出します。夏休みが終わると番組も終わる・・・・!!”夏休みは終わらない”マイナーコードのこの曲を、聴くといろいろな意味で切ない気持ちでいっぱいになりました。

TAKUYA

bullet僕の生涯で、最高の楽曲と言える「避暑地の森の天使たち」は、月並みですが名曲だと思ってます。コンサートにはいってませんが、ビデオで見た時に一番自分が盛り上がるのはあの曲のときです。本当に、シングル化を望んでいましたから。

D級あ〜る

bulletあの、熱かった夏を思い出すにはこれで十分。(^^) 今も全く色褪せていないって言う感じもしますが、 DX−7の音が今聞いてみると、やはり薄さを感じちゃいますね。 しか〜し、このアルバム、何度テープに取り直しても、 いまの流行の曲なんかよりもきれいにとれるのはホントに不思議。

CHAM

bullet聞いているだけで元気になる、仕事がはかどる。

ゆういち

bullet「避暑地の森の天使たち」は、本当に名曲だと思います。

わかきもも

bulletなんといっても曲がよい!2枚目の方が好きだけど、一枚のベストの方も なかなか良い。「乙女心の自由形」「夏休みは終わらない」などのメジャー どころを始め、かわいい曲が盛りだくさん。私が気に入ってる曲は「体育館は ダンステリア」。ゆうゆや満里奈ちゃんのちょこっとしたソロもいけてます。 ジャケット写真のゆうゆの合成が笑えます。

AAFおニャン子番

bullet笠井氏も当時何かのインタビューで書いていたと記憶しているが,コンサートの構成をイメージした曲順にしたという第1弾。これに味をしめたのか今後はこのスタイルばかり(ベスト盤を除く)になっている。中でも瞳の扉は珠玉の名曲であると思う。ぜひ次の世紀へ伝えたい。

M.sugimoto

bullet私が初めて買ったアルバムです。今でも大切に持っています。“瞳の扉”は最高です。泣けます。